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カテゴリ:台湾棒球
アジアシリーズの予選リーグ最終戦。台湾の代表として出場した興農牛は韓国の三星ライオンズに3-4で負けてしまい、予選リーグは1勝2敗で3位という結果になりました。
→[網頁]スコア速報・アジアシリーズ サムスン対興農(日刊スポーツ) →[網頁]線上転播(CPBL)(big5) だいたいの展開は上のリンクでわかると思いますがちょっとだけ書くと、試合は序盤はエラー連発で、ファウルフライを捕って犠牲フライにしてしまうまずい判断もあって(わかってて捕ったのかなあ?)、2回で早くも4点のビハインド。 またコールドなんてやだようって思ったけど、3回途中で勇壯投手のあとを受けた克提茲投手が無死二三塁の大ピンチを切りぬけると、いままでやや元気がなかった応援団、まるで勝ったような大盛り上がり。 これで流れが変わったのか、それまで三振の山だった牛打線にいい当たりが出るようになり、5回には3安打に振り逃げと四球も絡んで3点を返し、一気に1点差に! しかし、その後は三星の1イニングずつの継投の前に、いい当たりが出てもヒットにならず。8回にはランナー一塁で張泰山選手、高く上がったフライは意外と伸びてレフトが後退。入れば逆転2ラン!だったけど、フェンス前で落ちて来てしまいました。最後は代打の羅松永選手が空振り三振。 興農牛のアジアシリーズは終わりました。 ![]() 終了後、宣銅烈監督インタビュー中。スコアボードは今日も英字表記でした。 残念ながら牛は負けちゃったけど、充分に楽しかったです。 まず東京ドームで牛と韓国のチームが試合してるってこと自体、不思議な光景。入場前から周りのお客さんも多国籍っぽく、ここはいったいどこの国なんだろう、なんていう感覚に陥ります。 おそらく日本人以外は台湾のかた、韓国のかたがほとんどだとは思いますが、外見だと良くわかんないですね。 隣の席に「職業棒球」を読んでる濃い顔のお兄さんがいるから台湾のかたかと思ったら日本語で話してたり、反対に日本のかたかな、と思った人が話してるのが北京語だったり。 もちろん中にはわかりやすい顔立ちのかたもいましたが、とにかく、席の周りでも日本語以外の言葉が激しく飛び交っていました。前の席のオジサンが加油のこと「ガーヨー」って発音してたのは何語なんだろか?」(「ガーユー」だったかも) 牛さん側の応援スタンドに行ってみると、多国籍ならぬ多チームファン連合なのか、牛さんユニフォームを着ているかたはそれほど多くなくて、さまざまななユニフォームを着たかたがいました。象、獅、中華隊、ヤンキースに加えて、中には台湾體院のユニフォーム着てるマニアなかたも(日本人のかたっぽかったけど)。売ってるの? ![]() 盛り上がる牛応援席。 ちょっと何かあると、すぐにこんな旗振り回し状態になります。ブレちゃってて見えにくいですが、CPBLの聯盟旗を振っています。これ、わざわざ用意したのかな? 日本の応援団だって普段、NPBの旗なんて持ってないのでは? 牛さんの応援は、応援リーダーの笛と太鼓に合わせて声援を送るスタイルでした。台湾の試合の中継を見ていつも思う、あの「プワーン」という音の楽器は何だろう。笛の一種とは思うんだけど。 また、応援中はところどころで何かを歌ってるようでした。が、歌っている人が少ないのか声量が小さく、私のところまでは良く聞こえませんでした。個人ごとの応援歌? それから前の席のお姉さんが、余賢明選手が打席に入ると大声で 「余賢明、余賢明、○○、△△△!」 と歌ってたけど、私の語学力では良くわからず。歌ってほどでもないか。 (2005/11/17追記: どうも「Salu,Salu,チャチャチャ」と言っていたらしい。 サル、サルと言ってるように聞こえて、サルは張家浩選手(紅猴)じゃないのか? なーんて思ってました。それじゃ日本語だってば。 Saluは余賢明選手のあだ名なんだそうです。意味や由来は全くわかりません) しかし牛の応援席は、アウトを取っただけで勝ったような盛り上がり、ランナーが出るとさらに盛り上がり、点が入るともうお祭り騒ぎ。ノリ良すぎです。 ![]() これは三星側応援スタンド。真中やや左に写ってる黄緑色のものが都市対抗でもおなじみのステージ。 韓国の応援は女子チアリーダーもいて都市対抗っぽいと聞いていましたが、反対側のスタンドから見た限りではだいぶ違う感じ。どう違うかというと。 ・女子リーダー、攻撃中は踊りません。応援リーダーのかけ声に合わせてチアスティックを振ります。観客はリーダーの動きに合わせてチアスティックを振ってました。 ・イニングの合間に曲に合わせて踊りますが、チアリーディングっぽいダンスじゃなくて、歌謡番組のバックダンサーが踊るような感じの踊り。(←何て表現すれば良いのかわからない) ・つまり、いわゆる「チアリーディング」はしません。 ・曲はブラスバンドが演奏しているのではなく、場内のスピーカーから流れているようでした。 どうも鳴り物応援が禁止?のようでしたし、これが韓国での普段の応援スタイルなのかどうかはわからないです。 ![]() 一方、こちらが牛さん側応援スタンド。お客さんは興農側のほうがちょっと多かったかな。全体的な客入りとしては、あんまり入ってないときの都市対抗くらいでしょうか。5~6000人くらい? これを多いと見るか少ないと見るかは意見が分かれそうだけど、野球の試合で、日本やメジャーのチームが出ないのに何千人もお客さん集まるだなんて、結構すごいことじゃないかと思います。 というわけで、あー、楽しかった。来年もやってくださいねー。絶対に見に行きますよ。(やるの?) おまけ: ![]() 蛇迷の皆さん? うははは、牛の試合だってのに大胆です。早くも来年を見据えています。 (2005/11/12追記: 写真レポートを書いてみました。観戦記の補足ってことで。 →興農対三星・写真レポート(11月12日の日記)) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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