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カテゴリ:台湾棒球
中華隊はご存知のようにアジア大会で金メダル獲得でした。おめでとう! アジア大会の野球競技では1990年の北京大会で公開競技だったときに金メダルを取っていて、それ以来2度目になるんだそうです。
私はインターネット中継を見ながら7:3くらいの割合で日本を応援しつつも、日本優勢のまま終盤を迎えると、このまま中華隊が負けたらマズいんじゃないかって思ってた。 だってこれだけのメンバーをそろえて、アマチュア日本に負けるっていうのは許されないのではないか、と。 (韓国では台湾に続いてアマチュアの日本に負けたことで相当に代表チームがバッシングを受けているって記事もありましたし) もしも負けたらアジアシリーズ準優勝や洲際盃3位のがんばりで光が見えた棒球人気の回復に水を差すことになりかねない…。そんな心配もしてました。 結局最後はサヨナラ勝ちして、終わり良ければ全て良しになったんですが、苦労しましたね。 でも考えてみれば、抑えて当然、打って当然、そして勝って当然って思われるのもかなりプレッシャーになるのかも。 特に姜建銘投手は日本でプロ一軍で投げてるんだから、同じ日本のアマチュアを抑えるのは当然って思われていたことでしょう。本人も絶対に抑えなきゃ、って思ってたに違いない。雨の影響もあったのか、あれだけ「四球を出すのはいやだ」って言ってたのに先頭打者から四球。結局、2回も四球をきっかけに崩れてしまいました。 姜投手は去年もオランダでのワールドカップで投げたときにも、日本を猛烈に意識するコメント残してましたよね。当時はまだ二軍選手だったけど、あのときも打たれたんだった。今回も気持ちが空回りしてしまったのかも。 (来年から巨人での背番号が97から17に変わるそうですね。アジア大会では71番だからちょうどひっくり返した格好に。71は大学のときにつけていた背番号です) そして打者も、9回は熊の主軸の陳金鋒選手・林智勝選手の二人が打ってサヨナラに持っていったんですが、やっぱり打って当然ってプレッシャーがあったのか、二人ともその前の打席まではノーヒット。でも「台湾の主砲」の意地を最後の最後で見せました。 特に林智勝選手は膝を折りながら低めの球をうまーく打ってサヨナラ打にしたんですが、あとで再放送を見たら打ったあと打席で完全に膝をついてます。なんか日本の武士のような打ち方。体勢を崩しながら良く打ちました。 これは日本の記事。 →[記事]アジア大会:日本、台湾にサヨナラ負けで銀メダル 野球(毎日新聞) 林智勝はそれまでノーヒット(2三振と内野フライ2つ)だったので、代打を出されそうになったんだって。「もう一度チャンスをください」と葉志仙監督に食い下がって打席に立たせてもらったそうです。そうなんだぁ~。打てて良かったですねぇ。サヨナラ打のあと、とってもいい笑顔でした。 (代打で出るなら誰が出たんだろう?) ところで最後まで出てこなかったメジャーリーガ・郭泓志投手。調子が悪くて先発は回避したとしても、韓国戦ではまずまずだったし絶対にリリーフで出ると思ってた。試合後に喜び合ってる選手の輪の中には普通にいたので元気ではあるのだと思いますが。 そしたらこういう記事が。 →[記事]亞運棒球/對日金牌戰郭泓志未上場 葉志仙:手臂不舒服(big5) どうも肘の具合が悪いために先発回避し、ブルペンにも入らなかったらしい。そうだったんだ。で、どんな程度なんだろう? 度重なるケガからやっと復活したばかりの投手なので、ちょっと心配。 ●ご褒美2億円 さて中華隊は「選手村にいてもやることないので」すぐ帰国。8日の夕方に桃園空港に到着とのこと。お出迎えの球迷が空港にあふれ返ったりしちゃうのかな? →[記事]亞運棒球/中華隊[金襄]金8日凱旋歸國 全隊可獲7000萬獎金(big5) この記事にあるように、選手にはご褒美で賞金が出るそうです。選手に支払われるご褒美は、一人あたりに何と300万元!(1000万円ちょっと) うわ、太っ腹だなあ、ほとんどの選手の年間のお給料より高いぞ! 教練団へのご褒美は4人合計で450万元で、総額では 300万元x選手22人+450万元=7050万元 なんだって。日本円で約2.5億円くらいですか。そんなにオカネがあるんだ。何か普段は「政府は何もしてくれない」みたいな記事良くみますが、こういうときは太っ腹なんですねぇ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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