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カテゴリ:台湾棒球
鯨の左腕・沈[金玉]傑投手が結婚するそうですね。お相手は日本の大学に一緒に留学していたかたなんだそうです。
それから獅のエース・潘威倫投手は契約更改して月給が43萬元に。これは海外から復帰した選手(郭李建夫さんや陳金鋒選手)以外では史上最高額なんだって。 沈[金玉]傑投手と潘威倫投手。この二人の経歴の共通点は…。 ・美和中学の出身であること ・日本の別府大学にいたこと。 やっぱりこの経歴は目を引きます。なぜ別府大なのか?っていうのは良くわかりませんが…。 当時のことをちょっと調べてみようってことで、週刊ベースボール増刊「大学野球」を見てみましょっと。いつも書いてるように私は大学野球はあんまり知りませんで、この本が頼りだったりします。当時の「大学野球」で別府大のところを見てみると…。お、沈[金玉]傑投手も潘威倫投手も載ってる。 別府大学は九州地区野球連盟に所属。この地区はリーグ戦じゃなくてトーナメントなのですねぇ。載っているといっても狭いスペースにいろんな学校のことが書いてあるので別府大学のことはほんの少ししか載ってません。ちょっと抜き出してみると、こんな感じ。
2002春号以降は名前が出て来ません。沈[金玉]傑投手は3年生の途中で中退して台湾に戻ったらしく、この頃にはもう別府大にいなかったようです。 最後の2001年秋号でいきなり学年が3年生から2年生に戻っているのがナゾですが、「投打の中心」と書いてあるところをみると、大学の頃から投手としても打者としても中心選手だったことがわかりますね。具体的な成績はわかりませんが、別府大はそれなりに上位には行くけど地区優勝からは遠い存在だったようで、神宮への出場はかないませんでした。 2001年春号には「播威」と「播銘」という怪しげな人名が出て来ます。「播威」というのが潘威倫投手っぽい(播じゃなくて潘)。「播銘」というのはどうも国立体育学院の潘銘偉捕手のようです。この選手も美和中学出身とのことで、とりあえず別府大が美和中学からの野球留学生を積極的に受け入れていた学校だったということはうかがえます。 潘威倫投手は沈[金玉]傑投手の1年後輩、別府大は早々と中退して帰国したとのことで、2003年にプロ入りしてその後の活躍はご存知のとおり。 一方、沈[金玉]傑投手も3年生の途中で別府大を中退、一度ドラフト指名を拒否したこともあって2005年にようやくプロ入りと、先輩なのに潘威倫投手と比べて出遅れる形になっています。残念なことに「潘威倫のようにもっと早く中退していれば、早くプロ野球選手になれたのに」と後悔しているような記事を前に見ました。別府大学の環境に不満で、もっと環境の良いところに行けば良かったということでした。 が、今回の沈投手の結婚相手のかたは一緒に別府大に留学していたときに知り合ったかたなんだって。なので、少なくとも日本留学は無駄ではなかったってことみたいです。ちょっとホッとした記事なのでありました。 →[記事]沈[金玉]傑20日結婚 新娘是留日同學(big5) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年01月08日 12時43分10秒
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