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カテゴリ:台湾棒球
日本のプロ野球ではもう来シーズンの日程がおおよそ決定しているというのに、のんびりしている台湾ではまだ来シーズンの方針を決めているような段階です。
7日に球団代表会議が開かれ、来シーズンの試合方式をどうするかが議論されたようですが、どうも来年からは1シーズン制になるらしいです。 [記事]如要打奧運中職停賽3周(聯合新聞網) [記事]中職明年3月16日開打(自由時報) なぜ今までずっと前後期制だったのに1シーズン制になるのか? 記事を総合して理由として書かれているのは下の2点。 1.1997年や2007年のように上半期の優勝チームが下半期にビリになるのを防ぐため 2.北京五輪のための中断期間への対応のため 2.は台湾が北京五輪に出場した場合、リーグ戦は3週間お休みになりシーズン期間がその分だけ短くなるので、各球団代表の方々が日程を柔軟に組みやすい1シーズン制に賛成したということらしい。 で、何となく気になるのは1.のほう。要するに、1シーズン制になるのは蛇隊のせいらしい。うーん、上半期の優勝チームが下半期にビリになっちゃいけないんだろうか。 前に前期優勝チームが後期にビリになったのは1997年のことだそうで、前期優勝した時報鷹が後期はビリになってます。当時のことは良く知らないけど確かこれは例の放水事件のせいだったはずで、その影響か、CPBL18年の歴史の中で翌年からの2年間、すなわち1998~1999年だけは1シーズン制で行われているのですねぇ。今回はその再現となるらしい。 まぁ前期優勝すると後期に手を抜きかねないのでそれを防止するためって意味かも知れないけど、別に蛇隊だってワザとビリになったわけでは…(たぶん)。 それに手抜きを防ぐために、前後期優勝チームのうち年間勝率の高いほうが台湾シリーズ直行っていう制度になっているのだと思ってました。 (でも球団側から見ると直行しないでプレーオフから出たほうが収入が増えておいしいのかも) まぐれで優勝できないように、ってことなのかぁ? いずれにせよ、台湾の前後期制はプレーオフの制度と併せてそんなに悪くない制度だと思ってたので、ちょっと残念。 1シーズン制になってもプレーオフは継続するみたいですが、1シーズン制で6チームのうち上位3チームがプレーオフへ、っていう日本や韓国と似たような方式だと「プレーオフなんてやらなくてもいいんじゃないの!?」感が出て来てしまいますので。 台湾の場合は何年か前までは兵役の都合などで6月頃にもドラフトがあり、シーズン途中から大物新人選手が入って戦力大幅アップ、なんてことがたびたびあり、前後期制が合理的な面もありました。今はそういうこともなくなりましたので、前後期に分ける意味あいが薄れて来たってことなのかも。 ●開幕戦は3月16日 なお、来年の日程等について他に書かれているのは以下のとおり。 ・北京五輪最終予選が3月7~14日なので、開幕戦は3月16日。カードと球場は獅に決める権利があるが、原則上は台南での獅熊戦になる。 ・北京に行けた場合、8月5~25日の3週間はお休み。 ・プレーオフは10月17日からスタート。ただし、北京に行けなかった場合は10月10日から。 ・来年も全300試合(1チーム100試合)を維持。 ・週4試合で、今年みたいな9日で8試合、7日で6試合といった過密日程はやめる。 ・国際大会と同じボールを使うことを検討。 ・外国人枠を一軍登録4人・同時出場3人にすることを検討。 ・来年から球場で紙吹雪を撒くのは禁止。 開幕戦は3月16日の日曜日。 ここ数年の開幕戦は 2005年:3月12日(土) 2006年:3月18日(土) 2007年:3月17日(土) なので、来年は直前に北京五輪最終予選があるとはいえ、そんなに例年と変わりません。土曜日ではなく日曜日になるのが例年と違うところだそうです。 しかし、五輪最終予選から中1日で開幕とは、忙しいことで。獅や熊の選手は代表チームから戻って来ていきなり試合ってことになるのですねぇ。雨で予選が延びたりしたらどうするんでしょうか、っていうのもちょっと気になったり。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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