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カテゴリ:社会人野球
プロ・アマ合同の日本野球規則委員会というものが開催されたそうで、いくつかのルール変更等が行われたとのことです。
その中で各新聞に取り上げられているのは、盗塁および犠打について従来はどんな場合でも無条件で盗塁・犠打を記録していたのが、プロではこれからはそうではなくなりますよ、という部分。 →[記事]ラインアウト規則を改正=プロアマ合同委-野球(時事通信) →[記事]盗塁、点差開いた場合は記録せず 今春オープン戦から(朝日新聞) ちょっと引用しますと。
意見が分かれそうな変更内容です。ポイントは「記録員の判断」「明確な基準はなく」っていうところでしょう。 「そんな曖昧なことではトラブルの元になるじゃないか」「条文にそのように書かれているのだから条文どおり適用すべき」。どちらとも言えそうです。 とりあえずプロは記録を競うって面もあるわけで、シーズン終盤の盗塁王争いなどでは揉め事が起きてしまうかも知れないというのはちょっと心配ではあります。 他に思ったのは、これはスコアブックをつけるときにちょっと戸惑うかも、ということ。 私は記録をいじくることは好きなほうで、以前は試合を見に行くとほとんど必ずスコアをつけてました。 で、スコアをつけるとき、私の性格上、試合の最初から最後まで、カウントや補殺・刺殺くらいまでは完全に記入しないと気が済まないのです。遅刻したので試合の途中からつけるとかも許せません。 以前は必ずびっしりとスコアを書いてましたが、それがある時から何だか楽しく感じられなくなって来てしまいまして、今では真面目にスコアを記入しながら試合を見ることはかなり少なくなりました。そんな肩肘張らずに気楽に記入すればいいじゃないかって言われそうですが、頭ではわかっているものの性格なんだから仕方ありません。 私の性格のことはちょっと置いておくとして。 野球のスコアって、「記録員の判断」が入る部分がありますよね。安打/失策/野選の判断とか。 たとえばプロ野球の試合でスコアをつけているとします。 ヒットかエラーか、微妙なプレーが出たとき、どのようにスコアブックに記入しますか? 「今の打球は場内ではエラーと表示されたが、自分の主観ではヒットである。だから自分のスコアブックには断固としてヒットと記入する」 という硬派なかたが世の中にいてもおかしくないとは思いますが、おそらくたいていのかたは 「スコアボードのH/E/Fcの表示が示されるのを待ち、場内表示のとおりに記入する」 のではないでしょうか。 つまり「記録員になったつもりで、自分の判断を元に記入している」のではなく、「公式記録と同じになるように記入すること」を目的としてスコアをつけていることになります。私もそうです。公式記録と違っていると気持ち悪い。 しかし公式記録がどうなっているのか、ラジオでも聞いていればともかく、普通にスタンドにいるとわからない場合。例えば暴投/捕逸とか、失策が誰に記録されたのかとか。 こういう場合はしょうがないので自分の判断で記入し、翌日の新聞を見るなどして訂正したりしてます。でも新聞に記録が載らない場合も多く、その場合には記入したスコアは公式記録と違ってしまいます。 別にそんなのたいしたことじゃないのですけども、スコアをつけるなら完全に記入しないと気が済まない性格の私には結構気持ち悪いものだったりします。 で、今回の盗塁と犠打の件。 また気持ち悪さを増幅させてくれます。 今のプレーは盗塁が記録されたか、野選扱いになったか。おそらくスタンドにいたらわからないでしょう。犠打も同様です。 とりあえず今回の適用はプロの場合だけですし、どちらも大差がついたときだけとのことですからそれほど頻繁に起こることではなさそうですけど、プロ野球の試合でスコアをつけるときはこの変更点を頭の片隅に置いて記入しないといけないのですねぇ。 そんなことを考えてしまった今回の変更内容でありました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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