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カテゴリ:台湾棒球
北京五輪最終予選の中華隊代表候補60人が発表になっています。
→[記事]中華成棒代表隊60人觀察名單(CTBA官網)(big5)(1/21) いまは張誌家投手らの若手代表候補選手がプエルトリコに合宿に行ってる最中。 何でまた半端な時期に、しかも60人なんて大勢発表するのかと思ったら。 前にリンゴ新聞だったかに書いてありましたが、国際大会の規定では、大会の45日前までに60人名簿を提出しないといけないんだそうです。(ひょっとして常識?) 北京五輪最終予選は3月7日にスタートだから、45日前は1月22日。 つまり、ギリギリまで待っての選考・発表。 で、最終の24選手はこの60人に含まれている選手でなければならず、後から追加は不可。ここに載っていないと本番もアウトってことになります。 だから王建民投手みたいに出場は無理と言われている有力選手とひそかに出場交渉して、直前にいきなり登録して他国をあっと言わせる、なんてことは不可なんだって。 同じく最終予選に出場する韓国代表は60人ではなく、36人の候補選手名簿をだいぶ前に発表済。韓国はアジア選手権のときも大半が国内リーグの選手でしたので、あまり入れ換える必要がないようです。 一方、台湾の場合は海外組はほとんどダメかも知れず、メンバーはかなり流動的。今の時期でも60人の枠いっぱいに候補選手を入れておいたほうが賢明ということでしょう。 ●インチェ投手は落選 で、60人の顔ぶれを見ますと、こちらの記事の見出しになっているように、意外にもインチェ(林英傑)投手と沈[金玉]傑投手が落選 →[記事]奧運棒球》中華隊60人名單公布 林英傑、沈[金玉]傑未入選(東森新聞報)(big5)(1/21) アジア選手権代表24人に入っていた左投手二人がこの時点で落ちてしまいました。 インチェ投手はアジア選手権の最優秀投手なのに。 日本組11人を見てみると。
半分の5人が入選。アジア選手権のときの60人名簿には8人も入っていたのに、今回の60人名簿では5人だけ。林威助選手は手術してしまったので仕方ないとして、ちょっと厳しめ。 呉偲佑投手はオフの間も影が薄かった気がしますが、同じ左腕のインチェ投手を蹴落として候補入りするほど調子良いのかなぁ。 代表監督がインチェ投手の師匠である郭泰源さんから、呉投手が熊にいたときの監督である洪一中さんに変わったから…っていうのはうがちすぎ? 他の左腕では、アジア選手権では泰源さんが秘密兵器的に名簿に入れていたチェン投手も入りませんでした。 こちら、日本の記事ですが。 →[記事]落合監督の注目株 チェン、先発・第6の男(中日スポーツ)(1/18) もう大学での補習は終わりにして日本に戻っているそうで、読むと体の具合はかなり良さそう。かなり中日の首脳陣から期待されているらしい。 最後のほう、落合監督は代表に取られてしまうことを心配しているようですが、60人名簿から外れたのでもう可能性ゼロです。 (代表チームに入るのって、そんなに悪いことなのかなぁ) それから林恩宇投手は入選したけど、それからこちらの記事によるとアジア選手権のあと、肩の具合があまり良くないみたい。 →[記事]雙林返日一軍春訓 抗獅打資格賽樂天沒給答案(壹蘋果運動王)(big5)(1/21) 落ちたインチェ投手のほうは全く健康で万全なんだって。ちょっと皮肉なことになってます。ま、また五輪本番のほうでの代表入り目指していただければ。 ●張誌家、周囲を興奮させる さて、プエルトリコに行っている代表候補チームは勝ったり負けたりしているようですが、張誌家投手は現地20日に行われた第2戦で先発、5イニングを3安打7奪三振無失点と好投したとのこと。 →[記事]張誌家好投中華完封波國(壹蘋果運動王)(big5)(1/21) 「2001年ワールドカップで日本を破ったときの姿を取り戻しつつあることは教練団と選手を興奮させた」なんて書いてあります。かなり調子が戻って来たのかな。 これで出発前の練習試合も含めて8イニング無失点。これならプエルトリコに行っているアマチュアおよび米マイナーの若手選手組の中で、現状で最も代表に近い選手の1人には入ってるに違いない。 張投手が本番で選ばれるかどうか、おそらくボーダー上でしょう。海外組がどの程度出場できるかにも依りそうです。とりあえずこの調子で。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年01月25日 20時06分11秒
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