momi051の野球日記

2009/02/10(火)08:16

行く手を見よや

社会人野球(1414)

先日、平間グラウンドの前をバスで通ったら、選手だか職員のかたが3人並んでグラウンドをきれいにホウキで掃いてました。まだグラウンドは生きていました。「明るく」の横断幕は外されていたのか目に入らず。 去年は平間グラウンドの前を通るたびに感傷的な気分になったけども、年が明けて新しいシーズンの情報が入るようになり、春に向けて気持ちの整理がつきつつあったのに。 神奈川も厳しい。こうも立て続けだと参ります。 日産は私が初めて都市対抗野球を見に行ったときに優勝したので、私の頭の中に「社会人でいちばん強いチーム」。 そして翌年、東芝府中が最後となった、一生忘れられない試合の相手。 前年王者は強くて、府中が最後の力を振り絞っても敵わなかったんだけど、翌日の新聞記事を見たら日産の選手のかたのコメントが載ってて。 「相手は最後の試合になったが、こっちだって存続がかかっている。ゴーン社長の前で負けるわけには行かなかった」 当時は日産も活動が続けられるかどうかの瀬戸際。相手も必死だった。 結果的には、ご存知のとおり、試合を見に来た社長がスタンドの盛り上がりを見て野球部は会社に必要だと判断したとのことで、このときは存続。 ゴーン社長が本当にそう考えていたかはわからないけど、少なくともインタビュー等ではそんなように答えてた。 コストカッターで知られ、かつ野球に馴染みのない経営者でも運動部の価値を認めたっていう事実は、企業チームの活動の精神的支えというか、拠り所の1つだったのではないかと思います。 なのに今回は残してもらえない。 それぞれの部にもいきなり告げられたくらい急なことのようで、それだけ当時よりも経営の状態が深刻ってことなのか。 これからもっと悪くなるって観測もありますし…(←製造業全体が)。 それに九州も一緒にっていうのも重い。複数チームあったところは、統合っていうのはいろいろあったけどもいきなりゼロっていうのは近年では思いつかない。 とにかく、「危機を乗り越えてきた日産でさえも」っていう感が強く、社会人野球界全体が底が抜けたような状態になるんじゃないかと心配。 早い発表だったので1年間、じっくり見届けることができるのはある意味では幸いか…。この間に引っくり返る、または形を変えて存続するって可能性もゼロではないと思いたいです。 しかし、今年も落ち着いた気持ちで見ることはできないのかぁ。普通に野球が見たいよ。

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