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カテゴリ:台湾棒球
14日放送のTBSテレビ「世界ふしぎ発見!」の舞台は台湾でした。
小さい子の着替えをさせながら見ていたところ。何やら野球場(←嘉義市球場って字幕で出てたかな)が映り、水色のユニフォームの選手が練習してる。 画面は切り替わって伝説の嘉義農林の話題になり、戦前に甲子園で準優勝したことが紹介されると。 胸に「KANO」の文字の当時のユニフォーム(?)を着た嘉義農林OBのかたが10人くらい、スタンドに出て来られました。 あ、あの甲子園準優勝メンバーってまだこんなにたくさんご存命なんだ! って思ったけども、そうではなく。 昨年末に蘇正生さんという甲子園準優勝メンバーのかたが亡くなられまして(97歳)、これで準優勝したときにスタメンだった9人の選手のかたはもう全員故人になられてしまったそうです。 →[記事]棒壇國寶 蘇正生辭世(聯合新聞網)(1/7)(big5) なので、スタンドに出ていらした方々はもう少し後の代の嘉義農林OB選手だった模様。 ミステリーハンター(←リポーター)の女性のかたのインタビューへの受け答えは当然のように流暢な日本語。さすがですねぇ。 いちばん目立ってたのは郭泰源さんの本「ああ台湾」にも出てきた洪太山選手で、80歳を越えても足腰がしっかりしていらっしゃるように見えました。 で、さっき水色のユニフォームで練習していたのは嘉義大学野球部の現役選手たち。 彼らにもミステリーハンターのかたがインタビューしてましたけど、前身である嘉義農林のことは今の選手も良く知ってるらしい。 また、嘉義大学では今でも主力選手で原住民のかたが多いのだとか。監督の鍾宇政さんも出てきまして「民族の個性を活かせるように指導している」とのこと。 嘉義のあたりって原住民のかたが多いんですかねぇ。 そんな感じで、意外と長く特集されました。いや~、思わず着替えそっちのけで見入ってしまった。なかなか貴重な映像かも知れませんねぇ。クイズは野球とは関係ない出題だったけど。 「世界ふしぎ発見!」は良く見てますが、主に歴史をテーマに扱う番組であって野球に限らずスポーツが取り上げられることはあまり見たことがない気がします。 なのにこうして取り上げられるんだから、嘉義農林は当時の台湾と日本の関係を語る上でたいへん大きな存在だということなのでしょうね、きっと。 しかし、この番組の収録のためだけに、80歳を越えたかたも含めOBの方々があんなにたくさん集まるのですねぇ。なかなか集まる機会もないんじゃないかと思うのですけども、皆さん、近くに在住なのかしら。 実はもっと長くインタビューとかしてて、そのうち別の番組で何か特集でも組まれるのかなあ。WBCも近いし。 ●おまけ 洪太山選手については勝手にリンクしちゃいますが、3年近く前にラジオのほうのTBSでこういうことがあったのだそうです。心温まるお話。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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