2010/07/17(土)15:42
アメリカは洲際杯に出ないらしい
アマチュア中華隊はハーレムでがんばっていますが、こちらは秋に行なわれるインターコンチネンタルカップ(洲際杯)の記事。参加国がだいぶ決まってきたというお話。
[記事]洲際杯棒球賽 美國連3屆不來(聯合新聞網)(big5)
前半だけざっくり訳しますと。
第17回インターコンチネンタルカップは10月23日に台中で開幕、現在のところ台湾、キューバなど10チームの参加が確定している。しかし米国は台湾に参加チームを派遣せず、3大会続けての欠場となる。
中華棒球協会が発表するに、台湾、キューバの他に日本、韓国、パナマ、メキシコ、イタリア、オランダ、チェコ、タイが出場。参加を呼びかけたドイツ、ニカラグア、ドミニカからはまだ回答がない。
棒球協会秘書長の林宗成曰く、米国も招待対象だがすでに断られて不参加。情報によれば、野球が五輪種目でなくなったので米国野球協会の予算が年々減らされ、台湾に来る経費がなくなったという。
米国は洲際盃出場の常連で、過去12回出場してベスト41が0回、優勝2回準優勝4回3位2回だが2002キューバ大会、2006台湾大会と続けて欠場となる。
ということで、今のところ少なくとも10チーム参加で、内訳はアジアが4、米大陸が3、欧州が3。豪州やアフリカのチームは招待対象にもなってないみたい。
そして米国も出ないんだって。
USA Baseballのスケジュール表を見ると、9月にパンアメリカン大会 兼 ワールドカップ予選があってそちらにはマイナー選抜チーム(?)で出るようですが、確かに"Intercontinental Cup"の文字はなし。
記事によれば五輪種目じゃなくなったので予算を削られたとのことで、年に2度もプロチームを出すほどのオカネがないってか? しかし五輪種目であろうとなかろうとたいして影響なさそうな米国でもそうなんですねぇ。他国はもっと影響大きいのでは。
これで米国は3大会続けての欠場とのこと。2002年はキューバ大会なので出ないとしても、そういえば前回も出なかったっけ。
あのときはオランダが躍進して、翌年の台湾職棒にオランダ人選手が数人やってくることにつながったんだった。アジアシリーズに出ないプロ選手が主体だった地元台湾が3位、日本は日本選手権に出ない社会人選手主体で出て4位でした。
何だかんだで米国は出れば上位に来るわけで、他チームにとっては上位を狙うチャンスってところでしょうか。今回はオランダみたいなチームが現れるかどうか。
日本今年はプロ選手が出ることが決定済み。2002年のときはプロが出たのに準決勝にも進めませんでした。今回はリベンジなるか。
ところで、3ヶ月も前の記事だけど。
[記事]NPB、アジアシリーズ存続を確認(サンスポ)(4/5)
プロ野球の実行委員会は5日、東京都内で開かれ、
(中略)
10月のインターコンチネンタルカップ(台湾)は12球団の若手で編成するチームの派遣を承認した。同大会へのプロ派遣は今回で最後とすることを条件にアマ側の要請に応じた。
何で「プロ派遣は今回で最後」なんだろう? プロ側もこの大会には別に出たくもないってか。