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カテゴリ:台湾棒球
戦力外の「第一弾」を逃れたのでセーフなのかと思っていた熊の黄龍義選手、先日にやっぱり戦力外になってしまったそうで。
→[記事]中職/熊釋出黄龍義:戰力考量(聯合新聞網)(big5)(12/9) 最近は陰が薄かったとはいえ、一時は代表入りもした選手ですもんねぇ。外野手はどこのチームも足りているので、おそらく現役はこれでピリオドだろうとのこと。 他にシーズン中、気になっていたのが曾華偉選手のこと。 去年の9月に牛を解約になった曾華偉選手。去年のオフ、例の事件で選手が大幅に足りなくなった象が獲得したいと言っていたのに、「シーズン途中で解雇になった選手は他チームがすぐに手を挙げなければ1年間はどこでもプレーできない」っていう変なルール(←敢えて)のせいで実現せず。 非常事態なので特例でokになるとかいう話もあったみたいですが結局ダメ。で、1年経ちましたのでもう復帰可能になってるはずなんだけど、今となっては象も優勝しちゃいましたし、他球団も外野は足りてるってか。何だかな~。 牛から戦力外にされるのがほんの数ヶ月遅れば、まだ今ごろ現役だったかも知れないのに。まったく理不尽な話だこと。 話は飛びますが、私も「三国志演義」とか、中国を舞台にした歴史小説(っていうのかな?)などはそれなりに読んだことあるつもり。 台湾の野球界のニュース記事を読んでいると、歴史小説に出て来るような表現が出て来て面白いなぁと思うときがあります。たとえば、 大事な試合で負けると「失荊州」とか、 ケガして試合に出られなくなると「高掛免戦牌」とか。 現代でもこんな書き方するんだ~、っていうのがちょこちょこ。 で、曾華偉さんの近況を伝える記事の中にもそんな表現が。 [記事]中職/老婆點醒曾華偉提前為人生鋪路(聯合新聞網)(big5)(2010/10/17) 曾華偉さんは今はテレビ中継の解説の仕事をしながら奥様のススメで大学で勉強中で、収入は以前は月10萬元以上もらっていたのに今は多くて週に2000元。でも本人曰く、「今は知識を蓄えているとき。オカネじゃない」と、意に介さない様子。もう選手としての復帰はないみたい。 で、悩んでしばらく夜に眠れなかったときのことを「伍子胥が一夜にして白髪になった心情」と書いてあります。 こんな表現使うんですねぇ。 伍子胥は司馬遷の「史記」の時代だから、2000年以上も前の時代のひと。 父親もろとも王様に殺されそうになって楚の国を亡命。後に呉の国に仕えて出世して楚に攻め込み、カタキである楚の王様のお墓をあばいて文字通り「死者に鞭打つ」ことで復讐を果たしたという人物。ここまでは知ってました。 で、調べてみると、どうも「一夜にして白髪になった」というのは楚の国を亡命するときの話で、思い悩んで若くして白髪になってしまったということらしい。曾華偉さんも、自分の身の振り方をそれだけ悩んだってことか。 まぁ結果的に早く現役を退いたことが吉と出るかも知れません。学問を修めたらまた違う形で現場に戻ってらっしゃるんですかね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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