身体・感覚とアート

2004/11/23(火)12:02

オノ・ヨーコ

心と身体(20)

制作をしていたら、日記がお留守になっていた。やっぱり、どうも、描いていると、PCが手薄になることがしばしば。 先日友人と飲んだ。そこで出た話題。 オノ・ヨーコは、常に「この世界は必ずよくなる、希望がある」というメッセージを送っているひとだが、古館にインタビューされているとき、古館がしきりに「今の暗い世相は先行きくらいですよね」という意見を彼女に何度もぶつけて、同意を得る言葉を引き出そうとしたらしい。 しかし、ついに最後までそれに失敗した、という話。 それをきいて、オノ・ヨーコは自らのポジショニングをよく心得た人だと思った。 彼女は明るいメッセージにより、人々に希望を与える、それが彼女の生き方になっている。 その彼女は、古館に同意して、「暗い世の中だから、先行き不安ですよね」ということが、どれだけ人々をがっかりさせるか、 周りの状況がどうであれ、あるいはそれにたいしてどう思っているのであれ、明るいメッセージを送り続けることがどれだけ大事か、よくわかっていたに違いない。 でも、彼女のように、生きていくには、それだけ自分をよく知っている必要がある。 無理なく、まっすぐに、かつ柔軟に自分を見つめているからこそそのような生き方ができるのだろうな、と思った。 とてもとても素敵な人ですよね!

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る