テーマ:歩いて愉しむ東京(897)
カテゴリ:大人の遠足
2020年11月23日に開催された、JR東日本が開催する「駅からハイキング」(→→→こちら)に参加して田町から高輪までを歩いた報告です。
慶応大学の前を過ぎて、聖(ひじり)坂を登ります。 坂の入口にあったこの宗教団体(→→→こちら)に由来して「聖坂」ではなく、古代中世の通行路で、商人を兼ねた高野山の僧(高野聖)が開き、その宿所もあったことから「聖坂」と呼ばれているそうです。 こちらは学校です。 普連土(ふれんど)学園だそうです。私立女子中学校、高等学校です。普連土といっても、ここのJKやJCの方がガールフレンドになってくれるわけではなく、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアのキリスト友会(クエーカー、フレンド派)の婦人伝道会が女子教育を目的として創設した学校で、「普連土」の当て字は、津田仙(津田塾大学の創立者津田梅子の父)が、「普(あまねく)世界の土地に連なる」、転じて「この地上の普遍、有用の事物を学ぶ学校」であるようにとの思いから命名したとされています。 フレンド、お友達といえばこちらの大使館。 クウェート(Kuwait)大使館です。石油で儲けたお金持ちも多そうなので、お友達になりたいわ。 そして、コースのポイントとなる「亀塚公園」に到着しました。 この円墳状の盛り土が亀塚の由来のみたいですね。 亀塚に関する説明板です。 東京都指定史跡 亀塚 ということで、頂上の「亀山碑」を見に行きました。
港区指定有形文化財 歴史資料 亀山碑 だそうです。 江戸時代は上野沼田藩土岐伊勢守の下屋敷で明治維新後は皇族華頂宮家の屋敷跡だそうで、広々とした公園です。高層ビルが見えるところが都心の公園ですね。 「三田(みた)」という町名の由来が書いてありました。 この地に朝廷に献上する米を作る屯田(みた)が存在したからとも、伊勢神宮または御田八幡神社の神田(みた)があったからともいわれる。 伊皿子坂との交差点にやってきました。 ここが東京歯科大学発祥の地だそうです。 そういえば、東京歯科大学は慶応義塾大学と合併するそうですね(→→→こちら)。 これで慶応大学には、前からあった医学部、看護医療学部、そして2008年に共立薬科大学と合併してできた薬学部。そして今回の歯学部ということで、医療系の研究については盤石と言う感じです。 さらに東京歯科大学さんは千葉県市川市に「東京歯科大学市川総合病院」という心臓外科や産科なども含んだ総合病院を所有しています。しかもその病院には結構、慶応出身の先生も働いておられるので、実質、慶応大学病付属院千葉分院のようなものですが、信濃町にしか附属病院を持たない慶応としては病院が増えることで収益アップも見込めますね。 さらに、市川で働く先生も「東京歯科大学〇〇科教授」よりも「慶応大学医学部教授」という肩書になって、ちょっと嬉しいですよね。 【つづく】 人気ブログランキングへ 港区を歩く(その3) 亀塚公園3 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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