テーマ:歩いて愉しむ東京(1035)
カテゴリ:新宿区
新宿周辺を彷徨(さまよ)った記録を時々書いている「新宿彷徨」です。
臨済宗円覚寺派寺院の月海山法身寺は、大久保通りから細い路地を北側に少し入ったところにあるお寺です。 ![]() 山門の前には、「新宿区指定史跡 大和田建樹(→→→こちら)の終焉の地」という説明板がありました。大和田健樹とは「鉄道唱歌」「故郷の空」「青葉の笛」などの作詞者として知られている人です。 ![]() お参りさせていただきました。 ![]() 扁額には山号の月海山と記されていました。 ![]() お寺には、法身寺文書(→→→こちら)や旧鈴法寺江戸番所資料(→→→こちら)といった新宿区指定有形文化財があるようです。 ![]() 法身寺文書とは、徳川家綱公帖(2通)、徳川綱吉公帖(1通)、投機の偈(一幅)、仏祖正伝済家相承一大事(1枚)の計5点で、法身寺の歴史や住職の履歴を明らかにするとともに、禅宗史上、法脈などにおいて特異な性格をもつ臨済宗幻住派の研究を進める上で貴重だそうです(→→→こちら)。 また、旧鈴法寺江戸番所資料とは、江戸時代には虚無僧寺であった普化宗鈴法寺の江戸番所の菩提寺であったことから鈴法寺あるいは江戸番所に伝来したものを法身寺が受け継いだ資料で、普化宗に関する資料は全国的にも大変稀少なものたそうです。 ちなみに、普化宗では葬祭に関わる仏事を行わないために別に菩提寺を置いたそうです。 葵の御紋が入った鬼瓦が置いてありました。このお寺、徳川家とは縁が深かったんでしょうか? ![]() 境内の中にはなぜか郵便ポストがありました。ここに投函したら郵便屋さんが配達してくれるのでしょうかね。 ![]() ![]() 人気ブログランキング 新宿彷徨(その32) 月海山法身寺 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[新宿区] カテゴリの最新記事
|
|