テーマ:同居は嫌ですか?(1164)
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2010年3月、義母の大腸がん発覚、手術が行なわれました。
大腸がんの手術は無事切除、うまくいったのですが、開いてみて・・・ 肝臓への転移が多すぎ、大きいものですでに6cm以上、こちらはもう手術ができない、 ほとんど手遅れという感じでした。 抗がん剤治療をして、どれくらい永らえるか・・・という診断でした。 そのまま抗がん剤治療をしなかったら、余命1ヶ月でしょう、と言われていた当初。 手術後、歩く練習やリハビリをしないと寝たきりになるから、と リハビリをやってくれていたはずなのに、義母が「今日はきついから」と断っていると コレ幸いに何もやってくれなくなったみたいで、一人でできていたポータブルトイレへの 排泄も一人でできなくなり、排泄も食事も介助が必要になりました。 そのうち、ポータブルの介助さえもなかなか思うようにやってもらえず いつの間にかオムツをつけられていました。 食事も自分でできなくなり、点滴と離乳食のような嚥下食、食欲はどんどん低下し 見る見る間に自分で身体を起こすことすらできない植物人間のようになっていきました。 本人の生きる気力もなくなっていたのか、だんだんと鬱状態のようになりました。 手術して3週間ほど経った頃、『義母が夜中に、自分の首を絞めているような行為があった』と 病院の方から『傍について安心させてあげてください』と言われ 完全看護のはずなのに、家族に付き添いを・・・と言われました。 3人部屋に1人で居た義母だったので、隣のベッドを使っていいと言われ、 その日から義父が寝泊りするようになりました。 義父がいる間は、義母の自殺行為も見られず、最初は『何でお父さん泊まるの? 私そんなに悪いの?』と機嫌が悪かった義母も、そのうち安心して義父に甘えるようになり、 義父が付き添っている間は、トイレも食事も義父に頼み、はっきりいって 看護婦さんたちは人手が少ないから、手のかかる義母を義父にまかせることで ラクしてない???と思ったこともありました。 義母の同室に新しい患者さんが入ってくるというので、さすがに同じ部屋に男性が寝ていては その方にも失礼だと思って、『お義父さん、寝泊りはもうやめないとね』と主人も私も思ったし 義父自身も、10日ほど寝泊り付き添いをしてきて相当疲れていたので そろそろ解放されたいようだったので、そのように言ったら、 『入室された方にワケを話したら、別に旦那さんが横にいても構いませんよと 言って下さったので、まだお泊りされて構いませんよ』と看護婦さんが言われたので 義父は内心ガクッとしていたように見えました。 そのときマジで、看護婦さんたちが手間を省くため、義父を泊まらせているように思えたのでした。 義母はもうすっかり、ナースコールすることなく義父に何でもやってもらって甘ちゃん状態。 翌日に朝早くからどうしてもの用があるから、その日は帰って、その用事が済んでから すぐ来るからと言っても『ここに泊まって、ここからその用事に行けばいい』と言う始末。 夜中もトイレとかで起こされて、義父は寝れないから、帰った方がいいんだってば。 だけど義母のわがままを、義父はグチグチ言いつつ、受け入れていました。 お泊り付き添い開始から2週間後、義母が6人部屋に移ることになり、やっと終焉でした。 6人部屋は満員ではなかったけど、さすがに6人部屋になってまでお泊りしてとは 言いにくい状況でしたから。 その2週間は私にとっても、すごい怒涛の日々でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.15 01:46:57
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