中山道 馬籠宿~南木曽駅 桜開いて人恋し
コロナの自粛が解除されて気持ちが安らぐこの頃です。4月の初め、桜が咲くころに中山道を歩いていました。三蜜を避けて郊外に出かけていましたが、この後に自粛となりました。ブログが止まっていましたが、木曽の緑を思い出しながらUPしていきます。4月5日(晴れ)馬籠~南木曽駅 11km 馬籠宿~2km~馬籠峠~5.5km~妻籠宿~3.5km~南木曽駅馬籠宿の上陣馬跡展望台から歩き馬籠峠を越えて妻籠宿を目指し、その先の南木曽駅まで歩きます。そこからバスを利用して馬籠宿に戻ります。展望台の横に無料の駐車場があるのは前回チェック済、さぁ、歩きます。妻籠までは林間が多いので、熊除けの鐘が所々に設置されているので、その都度鳴らしました。~峠集落~1㎞あまりで峠集落、静かです。地元の方々の生活のお邪魔にならないように通ります。古い宿やが時を忘れたように佇んでいます。中津川南木曽線(7号線)と中山道が離れたり合流したりを繰り返し、カーブの多い坂を登って馬籠峠を越えてゆきます。カーブを楽しむバイクの方、お散歩の様に軽装で妻籠に向かう方もチラホラいます。~安藤広重・妻籠宿~長野と岐阜の県境、馬籠峠には茶屋があります。(11:00)コロナの為か開店時間前なのか閉まっていました。残念。(帰りのバスで通過した時は営業してました)ここからは車道から林道に入り、どんどんどんと下ります。気持ちいい道です。かつて木曽谷は尾張藩が納め、厳しい山林規制に苦しめられてきました。「ひのき一本 首ひとつ」と言われ、木曽の五木の伐採は固く禁じられていました。ひのき、あすなろ、高野槙、ねずこ、サワラ。五つはよく似ていて見分けるのが難しく、ひのきを守るためにすべての伐採を禁止したそぅです。1キロ足らずで一石栃場茶屋。地元の方々が管理され、お接待でお茶を出してくれます。あっ、飴ちゃんも。かつては7軒でしたが、今はこの牧野家だけが残っています。家屋も前のお庭も、みんながくつろげる格好の休憩所です。そう言えば・・・すぐ近くに小さな子安観音堂があります。この川沿いにしだれ桜の古木があり、たいそう立派な枝ぶりで、開花にはあと数日かかりそぅですが、その姿を想像しただけで心躍ります。いつか見たいものです。馬籠宿と妻籠宿間は8km。つづら折りの石畳になったら妻籠宿はもぅすぐです。この間はよく整備されトイレも要所にあって、この道を海外の方が好んで歩くのがわかります。しかしコロナ、海外の人はだれもいません。民家がぽつぽつ見えてきたら大妻籠です。私は大層この集落が気に入りました。さっきの峠集落といい、昭和初期にタイムスリップしたような懐かしい気持ちになりました。観光化されていない宿やの中は、どぅなっているのだろう?どんなおかみさんだろう?宿代は?どんな食事?・・・時間が2倍も3倍もゆっくりと流れていそうな気がします。庚申塚を左手に入り民家の脇の細い道、ここを下ると妻籠宿。幾つもある大きな駐車場はガラガラ、全てに車が停まる程の観光客がこの集落に集まるのですねぇ~でもこの日は誰もいない、まるで時代劇のセットのようです。締め切った店がチラホラ、開いていても人の気配がしません。~マスク対策バッチリです~沢山並んだお雛様も見る人がいなくて淋しそうです。おやつにきんとん、お昼は蕎麦、経済協力のつもりですが、悲しいかな、焼け石に水です。広い店に店員が2人、お客も2人、会話もはずまず、黙々と蕎麦をすすりました。~妻籠・鯉岩~南木曽駅まで3.5km、旧道をのんびりと歩きます。青い空に桜が映えて綺麗ですね。木曽川が見えてきました。JR中央線と19号と川が谷間に並んでいます。この日は南木曽駅でお終い。帰りは駅前からバスに乗って馬籠宿へ戻りました。GWを中心にかなり先まで木曽路を歩くつもりでしたが、この後は自宅待機に突入です "(-""-)"