四国遍路 ゆるり紀行

2013/01/27(日)15:22

西国三十三観音 13番 石山寺

さんぽ道(238)

吹き荒れた風も やっと朝には止んで うっすら積もった雪も溶けました。日差しがありがたくて 昼から布団を干しました。なんの予定もない一日。買い物ついでに  喫茶店でケーキの盛り合わせと珈琲を頂いて 雑誌をよんできました。久しぶりの まったりな 休日です。    ~ 東大門 ~ 岩間寺から山を下り 瀬田川沿いを走ると左手に 13番石山寺があります。門前は料理屋が並び 有料駐車場もあってよく整備されています。こちらは2度目、10年ほど前の春に来た時は門前に連なる露店が賑やかだったのに 寂しくなってしまいました。 ~ 奇石のお庭 ~ 門をくぐってしばらく歩くとプチ関所の様に 料金所があります。西国は お寺によって入山料が違うのですね~岩間寺は300円 こちら石山寺は500円 次の長命寺は・・・なし^^ 手水場から奇石と池を眺めて 前に来た時を思い出しました。境内の奇石は 珪灰石(石山寺硅灰石)で国の天然記念物に指定されており 寺名の由来になっています。 ~ 重厚な本堂 ~ 本堂は巨大な珪灰石の岩盤の上に建っていて、正堂(しょうどう)、合の間、礼堂(らいどう)からなる複合建築。こちらも 国宝です。天平(747年)に聖武天皇の勅願で 良弁正僧によって開基されました。 ~ 素晴らしい懸造り ~ 本堂は懸下木造造り 内陣は平安時代 外陣は淀君の修補だそうです。この下からの眺め、 匠の技 ですね。本堂は 手前の蓮如堂と生い茂る木立で 全体像が目立ちませんが下の小路からこの柱が見上げる事ができます。観光客が多いのですが 小路の奥まで来る人は 半分位でしょうか? ~ 恋占いかな? ~ 本堂内には 紫式部が<源氏物語>を書いたと伝えられる<源氏の間>があります。今日も瀬田川が流れる東を向いて  十二単を着た式部マネキンさんが文机に向っていました。こんなおみくじを見つけましたよ。着物を模した形をして 可愛いですね。 ~ 雅な多宝塔 ~更に階段を登ると 均整のとれた美人さんの塔が見えてきます。こちらも 国宝で 現在最古の多宝塔は 源頼朝が寄進した鎌倉時代の建築。塔の屋根はとても優しい曲線で、どの位置から見ても惚れ❤惚れします。鐘楼や大門も鎌倉時代のもだそぅです。鐘は突けれませんでした。境内を歩く間も一度も音色を聞けませんでした、あ~残念。 ~ 月は まだでごじゃるか? ~ 小高い境内を囲むように小路が続き 手入れが行き届いています。川が望める所には 天皇さまがお座りになる <玉座> があります。源頼朝が設けたと伝わり あの後白河天皇を初め歴代の天皇が清らかな瀬田川や秋の名月をながめたのでしょう。 更に小路を進むと 光堂や小さな諸堂が続き 新しい庭もありよく手入れが行き届いています。そぅ言えば・・・以前来た時は5月でした。鶯が♪ホ~ホケキョ♪と大変上手に鳴いていたので「さすが名寺のうぐいすだね~」なんて友人と感心していたら木に備え付けたスピーカーから流れていたので 苦笑したものでした^^;;いっくらなんでも あんなに鳴き続けるわけないか。春には 鳴くかな? うぐいす。 ~「むき蜆 石山の桜 ちりにけり」  蕪村~昼飯は チョッと足を伸ばしたところにある有名店のお蕎麦か石山名物 じじみ飯かと迷って道路にズラリと並んだしじみ料理屋さんの中から お蕎麦も付いたしじみ定食のあるお店にしました。二兎を追う者は一兎も得ず?いえいえ、美味しかったですよ~

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