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カテゴリ:さんぽ道
吹き荒れた風も やっと朝には止んで うっすら積もった雪も溶けました。 日差しがありがたくて 昼から布団を干しました。 なんの予定もない一日。 買い物ついでに 喫茶店でケーキの盛り合わせと珈琲を頂いて 雑誌をよんできました。 久しぶりの まったりな 休日です。
~ 東大門 ~
岩間寺から山を下り 瀬田川沿いを走ると左手に 13番石山寺があります。 門前は料理屋が並び 有料駐車場もあってよく整備されています。 こちらは2度目、10年ほど前の春に来た時は 門前に連なる露店が賑やかだったのに 寂しくなってしまいました。
~ 奇石のお庭 ~
門をくぐってしばらく歩くとプチ関所の様に 料金所があります。 西国は お寺によって入山料が違うのですね~ 岩間寺は300円 こちら石山寺は500円 次の長命寺は・・・なし^^
手水場から奇石と池を眺めて 前に来た時を思い出しました。 境内の奇石は 珪灰石(石山寺硅灰石)で 国の天然記念物に指定されており 寺名の由来になっています。
~ 重厚な本堂 ~
本堂は巨大な珪灰石の岩盤の上に建っていて、 正堂(しょうどう)、合の間、礼堂(らいどう)からなる複合建築。 こちらも 国宝です。 天平(747年)に聖武天皇の勅願で 良弁正僧によって開基されました。
~ 素晴らしい懸造り ~
本堂は懸下木造造り 内陣は平安時代 外陣は淀君の修補だそうです。 この下からの眺め、 匠の技 ですね。 本堂は 手前の蓮如堂と生い茂る木立で 全体像が目立ちませんが 下の小路からこの柱が見上げる事ができます。 観光客が多いのですが 小路の奥まで来る人は 半分位でしょうか?
~ 恋占いかな? ~
本堂内には 紫式部が<源氏物語>を書いたと伝えられる <源氏の間>があります。 今日も瀬田川が流れる東を向いて 十二単を着た式部マネキンさんが文机に向っていました。 こんなおみくじを見つけましたよ。 着物を模した形をして 可愛いですね。
~ 雅な多宝塔 ~ 更に階段を登ると 均整のとれた美人さんの塔が見えてきます。 こちらも 国宝で 現在最古の多宝塔は 源頼朝が寄進した鎌倉時代の建築。 塔の屋根はとても優しい曲線で、どの位置から見ても惚れ❤惚れします。 鐘楼や大門も鎌倉時代のもだそぅです。 鐘は突けれませんでした。 境内を歩く間も一度も音色を聞けませんでした、あ~残念。
~ 月は まだでごじゃるか? ~
小高い境内を囲むように小路が続き 手入れが行き届いています。 川が望める所には 天皇さまがお座りになる <玉座> があります。 源頼朝が設けたと伝わり あの後白河天皇を初め歴代の天皇が 清らかな瀬田川や秋の名月をながめたのでしょう。
更に小路を進むと 光堂や小さな諸堂が続き 新しい庭もあり よく手入れが行き届いています。 そぅ言えば・・・以前来た時は5月でした。 鶯が♪ホ~ホケキョ♪と大変上手に鳴いていたので 「さすが名寺のうぐいすだね~」なんて友人と感心していたら 木に備え付けたスピーカーから流れていたので 苦笑したものでした^^;; いっくらなんでも あんなに鳴き続けるわけないか。 春には 鳴くかな? うぐいす。
~「むき蜆 石山の桜 ちりにけり」 蕪村~ 昼飯は チョッと足を伸ばしたところにある有名店のお蕎麦か 石山名物 じじみ飯かと迷って 道路にズラリと並んだしじみ料理屋さんの中から お蕎麦も付いたしじみ定食のあるお店にしました。 二兎を追う者は一兎も得ず? いえいえ、美味しかったですよ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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