四国遍路 ゆるり紀行

2018/06/24(日)21:55

山を越えてゆこうよ♪西山温泉・慶雲館

山梨に行っちゃ~(3)

​​老いた母を誘って、山梨県早川町の西山温泉に行ってきました。 梅雨に入ったので綺麗な山並みは雨雲にべったりと隠されてしまいました。 残念。 ~慶雲館~ 山梨県民でも、<早川町>は聞いたことがあっても行った人は少ないのでは? 山梨(甲府)から静岡に行くには富士山の両側のすそ野を走る2本の道があります。 一つは富士山の東側・山中湖や富士吉田を抜ける道、 もう一つが身延を抜ける富士川に沿ったR52道で、下部温泉を過ぎたら右手に入り早川沿いにグングン登っていくと早川町です。 ~早川~ 山梨は甲斐の国と呼ばれていました。 甲斐とは山々に囲まれたという意味があるそうです。 そして早川町は、日本一人口の少ない町。 町の真ん中を早川が流れ、左側の車道を登って南アルプスに向かって走ります。 川むこうの右側の車道沿いには民家が並び、地元の方が通ります。 山が迫る道は狭く、いたるところが工事中か片側通行になっていて、河原には土石が運ばれて山になっています。 ~4階建て~ 宿で聞いてみると、 リニアの工事がこの先の南アルプス山脈の地下で進んでいて、トンネル工事の土砂を運んでいるそうです。 この日は週末だったので工事はお休みでしたが、土砂を積んだダンプが多い日には100回ほど行き来するとか・・・そのために道が随分傷んでいるそうだ。 工事がなかったら秘境感たっぷりの道だったでしょう。残念。 ~3F ロビー~ 西山温泉は南アルプス、櫛形山系、身延山系の山々にすっぽり囲まれた秘湯です。 川沿いの傾斜を利用して建てられた温泉は1997年に全館リニュアールされました。 2011年に世界で最も古い歴史をもつ宿としてギネスに認定、現在52代目。 最近までまったく知りませんでした、すごいですね~ ~鱒と岩魚の刺身~ 飛鳥時代、藤原鎌足の長男・藤原真人が慶雲2年(705年)に発掘開湯したと伝わり、1000年以上枯れることなく源泉に恵まれています。 武田信玄を初め穴山梅雪、徳川家康も訪れたそうだ。 ~富士山の溶岩石で焼く~ 2005年新たに温泉を掘ったところ、52度、1600ℓ/毎分の自墳泉を掘り当てます。 勢いよく吹きあがるお湯の写真を目にしますが、常に噴き上げるのは控えるようにとご指導があったそぅで、普段は見れません。 ~どんぐり蕎麦・そうめんに近い感じ~ 1300年前からの自然湧出泉と掘削自噴泉とを組み合わせた大風呂、各部屋のお風呂は加温・加水のない源泉を使用しています。 ~朝飯たっぷり~ 食事は畳敷きの大広間、テーブル席で頂きます。 山の幸を使った創作料理は山奥とは思えない丁寧な配膳です。 ガッツリ、コッテリが好みの方にはものたりないかな~ ~部屋からの眺め~ 4階建ての建物は川にせるように建ち、玄関は3階、私たちの部屋は1階の川側でした。 是非、川側をお勧めします。 向こう岸にはフォッサマグナが表面に現れた断層をみることが出来ます。(地質の事はよくわかんない^^;変わった岩肌が見えました) あっ、サルもやってくきて見えるそぅです。 晴れていたら重なり合う山々が見えたのになぁ~ 「あの山はなんていう名前ですか?」と仲居さんに聞くと「・・・・」 春からここで働き始めた若い子は山梨県民ではないようで~まぁ、麓から山奥まで通勤するのは無理でしょう。 ~白鳳の湯~ 大風呂は6つ。 4階には 高野槙をつかった望野天風呂<望渓の湯> 展望風呂<桧香の湯><石風の湯> 1階には渓流露天風呂<白鳳の湯> 貸し切り露天風呂<川音><瀬音> 時間を工夫すると男女が入替わったり、貸し切りが外れるので全部の湯船につかることが出来ます、が、オバはんは3風呂でした。 ​ 力強い川の音を聞きながら山を眺めてつかる露天風呂は、陽のあるうちもよし、夜もライトアップされて良し。 聞こえてきたのはカジカの声だろうか。 館内には控えめな音量でBGMが流れ、野の風情のする花とあちこちにある苔玉の植木が涼し気でした。 春・夏・秋と喧騒な日常から離れて秘境感をたっぷり味わえる温泉宿です。 ​

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