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カテゴリ:歩き遍路88
さすがに12月、空気が冴えて北風が身に沁みます。
半島の先端を歩いた時は家からスタート地点までに2時間かかることもありましたが、半島の付け根だと1時間足らずでスタートです。 名鉄<朝倉>駅からすぐの80番に向います。 ~80番・栖光院~ 小山に建つ栖光院には樹齢800年の大クスがそびえ、裏山を背景に仁王門・本堂・観音堂・秋葉堂と続いています。 ただ今本堂は建て替え中、門の手前に仮設納経場があります。 山の地盤が緩いのか・・・階段や歩道が歪んでいます。 知多半島の付け根の地域は開発されて住宅地が広がり、里山は随分減ってきました。 この写真は本堂の釜場の煙により白壁に映し出されたお大師様のお姿と言われています。昭和40年代までは茶釜を利用していましたが、平成27年老朽化のために解体されました。~説明文より~ 浮き上がった影は本当に弘法大師にみえてくるから不思議ですね。 ~大師堂~ 81番・龍蔵寺は車の多い155号線の道沿いの家並みの中にあります。 あまりに民家の間すぎて入口がわかりにくく行き過ぎてしまいました。 かわいいお寺の境内でそそくさしてしまい、写真を撮るのをすっかり忘れていました。(88ヶ寺で初めてです・・・泣) 冬でなければ戻りますが、何しろ寒くてたまらず、仕方ないと受け入れて進みます。 3.4km先の82番を目指します。 ちょうど新舞子のマラソン大会が開催されていて賑わっていました。 ~82番・福音寺~ 観福寺は裏手から本堂に向かったが、山門と本堂をつなぐ参道は他には見ない整然とした植え込みがあります。 本堂は開放的で広く堂内にくつろぎのベンチがあるのは珍しく、腰をおろしてお茶でも飲みたかったけれど、何しろ寒いので先を急ぐことにしました。 食事には困らない所だが昼時なのでどこも混んでいて、83番手前の川沿いにあったスパゲッティのお店でランチにする。 ~愛知名物 あんかけスパ~ 弥勒寺は木の生い茂る小山の上に建っているが、周りは開発されて高いマンションが建ち、そのミスマッチな眺めが印象的。 バスの団体遍路さんが熱心にお経をあげていました。 夕方には結願なのでしょう。 その声は力強く、唱え終わると足早に次のお寺に向かっていきました。 ~83番・弥勒寺 山門の新旧の仁王像~ 弥勒寺には御宝搭があり(売店?と思いました~)お搭様を3周まわりながら祈願すると願い事が叶うという。 ~84番・玄猷寺~ 山門から本堂、大師堂、お庭もトイレもすべてが真新しい玄猷寺。 ここでライダーの男性が話しかけてきました。 さっき83番寺の坂を大きなエンジン音で上がってきた愛知の方です。 四国もバイクでまわり始め野宿をしながら20番まで進んだそうだ。 私が歩いて結願したと知ると興味深そうに話しに耳を傾けてくれました。 ~玄猷寺の三門~ もう結願するので、風の中を気持ちよさそうに走って行かれたが、その姿は巡礼しているとはとても思えない。 外見で決めてはいけないね、たぶん同い年位でしょう、黒ずくめのオシャレなおじさんでした。 ~畑田交差点を右へ入る~ この日の気温は10度以下、もう14時を過ぎたので陽が傾きだしました。 年末のこんな寒い日に外を歩いている人は、いないですねぇ・・・ ~85番・清水寺~ 集落の道に入っていくと道と敷地の区切りがなく、そのままお堂という小さな清水寺が見えてきます。 ~86番・観音寺~ さて、丘の上にある、この日最後のお寺です。 人気のない静かな境内から見下ろす景色は、風のおかげで?空気がすんで見晴らし良好です。 ~先は知多半島~ 裏手から大型スーパーの横を通り、249号線を超える高い大きな歩道橋を渡って<聚楽園>駅に向かいます。 次回は最後、年内中に結願できそうです。 ~向こうに名港トリトン~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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