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カテゴリ:さんぽ道
2021年7月25日
ほうのき平 発 9:55 畳平 着 10:40 畳平 発 15:50 ほうのき平 着 16:35 乗鞍岳は北アルプス連峰の南端、23の峰と7つの湖8つの平原から構成されています。 遠くから見ると馬の背に乗せる鞍のように見えることから<乗鞍>と名付けられたそうです。 乗鞍岳という名前の山はないそうで~岐阜県と長野県にまたがる剣ヶ峰(3026m)を主峰とする山々の総称です。 畳平(2702m)までバスで行けれるので身軽に高山気分が味わえます。 岐阜側からは乗鞍スカイライン、長野側からは乗鞍エコーラインが通っていて、自家用車の乗り入れは出来ません。 岐阜側から目指します。(往復5000円) 麓のほうのき平駐車場に車を停めて(無料P)<ほうのき平>から<畳平>までバスに乗る事約1時間。 ~中央が畳平~ 晴れの予報を確認して6時に出発したけれど、岐阜に入ると雲だし、バスで上がるほど霧は濃くなる一方、この先どうなることやら。 昨年は豪雨による土砂崩れのために閉鎖されていましたが、7月22日から通行可能になりました。 車窓からサイクルで登る人たち、すっごく大変な坂。でも、登りきった山頂は最高ですよね。 ~お花畑~ 畳平には広いバス駐車場、山荘が2件、売店、管理事務所に診療所、乗鞍本宮があります。 普段なら沢山の観光客でにぎわうことでしょう。 まずは、社務所で御朱印を受けて(あとに上社を参ったので順番が反対ですねぇ~)トイレを済ませて、目指すのは<剣ヶ峰>です。 高山なので、どこのトイレも100円の協力金を払います。ありがたいことです^^ ~不消ヶ池~ 時間が経つにつれてガスが流れて四方の山が見えてきました。 雲の切れ間から青空がのぞき、残雪や所々にある池が神秘的に光ます。 畳平の周りにある魔王岳・大黒岳・富士見岳には遊歩道が整備され気軽に登れます。 帰りのバスに間に合うように、今回はまず、剣ヶ峰に向います。 この日下界は32℃、畳平は12℃だったので、ウインドブレーカーを羽織りました。 畳平から肩の小屋までは未舗装の広い道路があるので小さい子も歩いてます。 また、ガスってきました。 左下にわずかに残る雪で夏スキーを楽しむ人たちがみえます。結構いますねぇ~ 向こうに見えるのは長野県側のエコーラインです。 肩の小屋まできました。 ここには売店・食堂があり、宿泊もできます。トイレはここが最後なので注意しなくちゃね。 小屋の広場で大勢の人が集まっています。 草むらにライチョウの親子がぴょこんと出たり入ったり、かわいい贈物です。 広場に腰を下ろして、今から登る剣ヶ峰を眺めながらコンビニランチとしました。 また晴れてきて、頂上はきっと良い眺めですよ~ 登山道は1本なので、道に沿って行列です。 登る人、降りる人が半々くらいでしょうか、譲り合って進みます。 小学生以上なら登れそうですが、いくらなんでもサンダル履きは無理、私はストックがあって助かりました。 大きな岩場が増してきました。 足をどこに着こうか考えながら登ります。 目の前で下る方がドスンと尻もちを着くとこちらまで冷や汗かいて、思わず「いたいですよねぇ~」なんて声が出てしまいます。 慌てない、慌てない。先を譲って登ります。 すっかり高山植物も這松もなくなりました。 腰を下ろす場所もなくなり、たったままで一休です。 蚕玉岳を過ぎると剣ヶ峰が目の前に迫り、山頂の鳥居がはっきり見えてきます。 ~雪山岳と権現池~ 右手に権現池が見えます。 雲がドンドン流れていきますが山と青空の色々な表情が見れて、雲のある日も面白いものです。 さてピッチを上げてあと少しだ。 ~頂上小屋~ ここが最後の小屋です。(トイレはありません) この先は左が登り、右が下りになります。 景色は登るほどに素晴らしいのに、体はしんどくなってきます。 先日、NHKラジオ山カフェで 「日本の山では高山病にならない。高山病になった気分になってしまうのです。」と言ってました。 血液検査でもヘモグロビン値は13もあったし、畳平から300Mの山に登っていると思って行きましょう。 足元の小石がゴロゴロ転がっていきます。 登頂です。13:00 北側に朝日権現社、南にまわって乗鞍本宮奥宮。こちら側に鳥居があり、奥宮には宮司さんがおられ、お守りも販売していました。 狭くて混みこみなので、360℃眺めて下山します。 あんなに混んでいた登山道も空きすきで、本日もどん尻メンバーです。 でもマイペースで下れます。 下りは転びそうで緊張し、股関節や膝が辛いですね~ 緊張する岩場を抜けて頂上小屋でひと段落、登りで通過した時にここで飲むのを楽しみにしていました。 引き立て珈琲とマシュマロ入りのココアを注文。(各500円) 木のベンチに腰かけて大パノラマの中で飲む、美味い事おいしい事、す~っと体中に入っていくようです。 肩の小屋まで戻り、ここでは軽くうどんをいただきました。 コロナ禍なので、出来るだけ地元で消費しようと心がけているんです。 まわりの山を見ても区別がつかないのが悲しいけど、もしかしたらあの個性的な形は<槍ヶ岳>かな?方向的にはそうなんだけど・・・ コマクサ、クロユリ・・・ほんのひと時の山の春夏秋。 紅葉の乗鞍も来てみたいし、山小屋に泊まって満点の星も見てみたい、そしてまた頂上小屋でお茶したい。 乗鞍岳、次ありですねぇ~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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