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ダンナの祖母の葬儀を頼んだお寺から4/29に開かれるお茶会の招待が2枚届き、お茶の先生でもあるダンナの叔母の随行で私も連れて行ってもらえることになりました。
今までお茶会といえば叔母のところで毎年行う初釜に出たことがあるだけ。つまり他所でのお茶会は初めてというわけで楽しみでもあり、粗相しないか不安でもありました。さあどんなデビューになるのやら… ○準備 朝10時に鎌倉の実家へ到着。向かいに住んでいる叔母に着付けをしてもらって訪問着を着せてもらいました。いつか訪問着くらいはさっと自分で着付けられるようにならないとなぁ…。 今後のために基本的な持ち物をリストアップしておきます。 ・懐紙 ・扇子 ・帛紗 ・ようじ(主菓子用) ・帛紗ばさみ ・風呂敷(荷物を預けるときにコートや小物をまとめておくため) ・替え足袋または足袋カバー(足袋が汚れないよう、到着まではいておき玄関で脱ぐ) ・大き目のハンカチ(茶事の懐石や点心をいただく時にひざ上にのせる) ・水屋見舞い お茶会への出席には「水屋見舞い」としてお金を包むのが一般的だそうです。紅白花結びののし袋に「寿」または「水屋御見舞」と表書きして渡します。懐石や点心が出るときには少し多めに包むとよいそうです。 ※生徒が先生に随行する場合は先生の分も生徒が合わせて出す。 準備完了でいざ、出発。今日はお天気いいし、暖かくて外を歩くにはもってこいの日和です。たくさんの観光客でごった返している北鎌倉駅前を通り過ぎて円覚寺方面へ渡り、しばらく登り坂。着物でこの坂はちょっときついぞー(^_^;)ふー ようやくお寺に着くと既にたくさんのゲストが来ていました。うわーこんなにお客さんがいるんだーと圧倒されている間に叔母はさっさとコートを脱ぎ、上がる支度をしている。あわてて自分もコートを脱いで風呂敷に包み、草履を脱いで上がります。 風呂敷をすぐ隣の荷物預かり部屋に置いてからお茶席へ。席は薄茶席と立礼(りゅうれい)席、そして点心とあり、どこも混んでいる様子。そばらく待っていると薄茶席の待合があいたのでそこで座って待つこと30分以上、ようやく呼び出しがかかり、いよいよ席入りです。 立ったままお茶室へ入り、拝見は省略して前に進んで座ると、どんどん人が入ってきて最後は隙間がないくらいぎゅうぎゅう状態(^_^;)人数はなんと14人。お詰めの人がふすまをしめるとすぐにご亭主が入ってきてご挨拶、お手前が始まる。その間にお道具や掛物、釜などの銘等が書かれたものが渡され正客から拝見していきます。 主菓子は北鎌倉駅前「こまき」の牡丹の練り切りが同じく牡丹の形の菓子盆にのせられてきました。ほんのりやさしい甘さでおいしーい(^^)さすがこまきさん。 ふと床の間を見ると大輪の淡いピンクの牡丹が飾られていて、どうやら牡丹で統一されているようです。(後で見たら棗も牡丹柄でした) そうしているうちにお正客のお茶が点てられ、次客のお茶を点て始める頃、ご亭主が「三客様より陰点にて失礼致します」との言葉。これは三番目の客からは裏で点てたものを出しますということで、三客は私だったので私からということになります。 すぐに若いお運びさんがお茶を運んできてくれたのだけど、まだ次客の叔母の分を点てている途中だったので、先に頂いてよいのか悩んでしまう(^_^;)そこで叔母の方を見ると気がついてうなづいてくれたので、安心して頂きました。うーんおいしい(^^)ちょっとぬるめだけどこの季節にはこのくらいがいいのかな。 主茶碗、次客椀の拝見をし、最後に簡単に床の間と飾り置きされた棗、茶杓の拝見もしてから退席。お道具類はもっと詳しく見たかったけど、人数が多くて混みあっていたので、遠巻きに見る程度しかできなくて残念でした(T_T) 人数の関係でちょっと慌しい感じだったけど、でもやはりいつもと違う雰囲気のお手前が楽しめました。 この後はお腹もすいたので、休憩で点心を頂くことに。出てきたのはたけのこの炊き込みご飯のおむすび2個と伽羅蕗というシンプルなお弁当。普段懐石のお弁当に慣れている叔母は少し拍子抜けしたようだったけど、でも手作りでとてもおいしいおむすびでした。後で聞いたのだけど、伽羅蕗も庭で取れた蕗を使った自家製だそうです。あまりおいしかったので後でお土産でいただいてしまいました。そういう気配りってうれしい(^^) お腹がいっぱいになったところで、最後に入ったのが立礼席。今度は大分人も減っていたのですぐに席に入れたのだけど、誰がお正客で入るかでちょっと最初ごたごたしてしまいました。ご亭主が「お薄だから」とすすめるのだけど、普段叔母から「絶対に正客またはお詰めに入っちゃダメ」と言われていたので私たちは少し後ろの席に座って待っていました。どうにか席入りが済み、前と同じようにお茶が点てられ、順番に頂きました。今度は椅子席だったので前より大分楽にいただけたかな。 お菓子は梅餡を求肥で巻いたものでした。やさしい甘さと梅の酸味が食後のデザートにぴったり(^^) 退席間際にふと窓から外を見ると色とりどりのツツジがたくさん咲いていました。そして外へ出ると、お庭にお茶席に飾ってあったものと同じ大振りの牡丹が見事に咲いていました。 こういう景色を楽しむのもお茶会の行事一つなんですね~(^^) 初のお茶会はこうして無事終わりました。細かいところでわからないこともあかったけど、叔母に助けられてなんとか(^_^;)でもお茶って本当に気持ちが落ち着くものです。ぜひまた挑戦してみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年05月01日 14時06分36秒
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