|
カテゴリ:カテゴリ未分類
昔からの飲み友達の男性で、公務員として世界を股に掛けてる男がいる。
転勤で東京に行ってしまったので、最近では滅多に会う事がない人なのだが、去年の年末に久し振りにこっちに帰ってきたらしく飲みに行く事になった。 どうやら、来年の3月から3年間イラン赴任の辞令が下りたそうだ。 本人は絶対に行きたくないらしいのだが、辞令が出てしまった以上しかたがない。 で、今度は「せめてど~しても一人では行きたくない!」と思ったようで、『一緒に行ってくれる女性』の当たれる限りのアテをすべて当たりつくし、やはり断られ続け、遂に最後の頼みの綱の私のところへも、「イランへのお誘い」がやってきた。 でも、イラン・・・。 あんまり喜んで行きたいとは思わない場所・・・。 住み慣れた日本の方がずっといい・・・と、当然、鼻にも掛けずにお断り。 すると今度は『外交官としての外交特権』とやらを数時間に渡り語り出した。 ふむふむ、それはかなりおいしい! しかも超ゴージャス! 私は召使い付きの豪邸の屋内プールで泳ぎ、各国の外交官婦人とお茶会を企画し、イラン社交界デビューをすればいいらしい。 ・・・・・・でも、イラン。 これが、フランスとか、イタリアとかなら二つ返事でオッケーなんだけど、やっぱりNo!でしょ。 数日前、久し振りに電話が掛かってきた。 「考え変わった??」 ―残念でした。変わらないよ~だ。 しかし今回は彼は隠し玉を持参であった。 「イランが終わって2年ぐらいしたら、今度フィジー2年間の確約も取ってるんだけど・・・」 おぉぉ~、フィジー!? 南国!! キレイな海!!! 美しい自然!!!! そんな所に外交官として住めるのぉ~♪ 夢みた~い!! 無意識に身を乗り出す私。 「でも、それはイランの後だからね」 そうか、条件付きかぁ・・・うう~む・・・ 奴め、私が南の島好きと知っての秘策ね! くく・・・っ! しかし、たった2年の南国暮らしのために、3年もイランにはついていけません。 イランさえなかったらねぇ・・・残念・・・ 「同伴者」でもいないとどうしても行きたくないという彼だが、 まぁ、シャレで誘ってるんだけど、そんなのでホントについてく女がいたらコワイ・・・本人もコワイだろう。 単身海外赴任に心からのエールを送ります・・・(^_^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|