カテゴリ:ユダヤ祭:ペサハ
ぺサハの時 (2009年04月09日参照) 、ミハルのお母さんに聞かれたことがあった。 先日、アカデミー賞を受賞した映画:おくりびと 現在イスラエルの映画館で上演していると言っていた。とても素敵な映画だったと。 そこでミハルの母親にとって衝撃的だったのが「家族の前で死者の体をふく」という作業。 家族の前といことが衝撃的だったようだ。 そう、彼女に言われるまで、私の中ではまったく不思議でもなく驚くことでもなかった。 「ユダヤ人はどうなの?」 「もちろん清掃はするけど、家族の前では行わないわ。」 私も従兄弟の子供が3歳で亡くなった時、72歳の祖父が亡くなった時に体を拭いた。 その時の様子をミハルのお母さんに話してあげた。 お化粧をすること、お金を入れてあげて、草履をはかせてあげること、その意味。 『おくりびと』ではどのようなことが映像で流れていたのかはわからない。 話をしながら私は、以前Blogにコメントをくれたある男性と メールで日本人の死に対する概念ということで話していたことを思い出した。 彼も言っていた、西洋人からすると遺骨を家に飾っているのって不気味だよねって。 そのお骨のことも、これも西洋にはない文化でしょうとミハルのお母さんに話すと、 「私の知り合いのイスラエル人が日本に行った時にね、素敵な箱だわって買ってきた箱があって、それを飾っていたんですって。」 これは大笑いさせてもらった。 その箱が何かわからなかったら、確かに単なる箱でしかない。 それにきれいなものだし、日本の伝統がそこにある。 でも、骨壷入れをどこで買ってきたんだろう? それを聞くのを忘れた。 仏壇屋は、西洋人にしたら日本の伝統を売っているお店にしか見えないのかも? お盆の提灯だって本当にきれいよね。 そう言えば、イスラエルは霊柩車っていないような気がするけど、今度聞いてみよう。 どうやって遺体をお墓まで運ぶのか? (ユダヤ教は土葬です) 考えると、私の誕生日に元旦那様は仏壇で飾る菊の花束を買ってきたことがある。 彼らにしたらそれが仏壇ようとはわからないよね。 イスラエルでも普通に菊の花が売っているから。 しかし、それ以上深いことを聞かれなかったので良かった。 日本の伝統や文化って、仏教、神道のことって、一神教のそれとは違い、 色々な経過を得て複雑に現在に取り込まれていることもある。 簡単に説明できない部分がたくさんあるし、 私も本来の意味を分かっていないこともたくさんある。 ミハルのお宅から帰宅するとき、ミハルのお母さんが 「また、来年もいらっしゃいね!!」 そう言ってくれたことがとても嬉しかった。 「来年の希望は、彼と一緒に過ごすことです。。できたら・・・・・」 お家に戻ったのは23時を超えていた、ぺサハのセデルって本当に時間がかかる。 でも美味しいお食事と、楽しい会話を持てて、とても有意義な時間を過ごせた。 来年こそは、来年こそは素敵な殿方と過ごしていられるようクリックありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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