カテゴリ:イスラエル国の祭日
4月28日 (火) 午前11:00の 2分間のサイレン後 戦没者追悼記念日 (Yom HaZikaron:Remembrance Day) 公式セレモニーが ヘルツェル国立公園墓地が始まり、また、それぞれの町で兵士が埋められている 墓地でも始まりました。 画像をクリックで動画見れます: Israel stands silent as Memorial Day sirens wail この記念日は1949年の第一回独立記念日と同じ日に行っていました。 きっと、夕方までは戦没記念、午後からは独立記念だったのでしょう。 しかし、1951年にこの記念日を独立記念日の前日に移行したようです。 (ウキペディアより) この日は戦死した兵士、テロで亡くなった犠牲者の物語がテレビなどで語られます。 イスラエル国のために犠牲になった彼らはイスラエルの国の英雄でもあります。 それでも、昨夜ペレス大統領と共にトーチに火をともした女性は結婚後すぐ、 幼い子供を残し旦那様はガザ軍事行動中、味方による誤射で亡くなりました。 英雄といってもやっぱりその現実を受け止めるのは辛いです。 President Shimon Peres and Tziona Netanel :AP 去年、インドのムンバイでのテロ事件時の際、ハバッド・ハウスも攻撃されました。 Reports differ over release of Mumbai Chabad center captives ラビを務めていた男性とその奥様が亡くなり、幸運なことに? 彼らの幼い2歳の男の子だけが助かりました。 そんなたくさんの話がこの日語られます。 'They helped Israel,' says father of Mumbai Chabad victims ホロコーストデーからこの国では国歌をよく耳にすることがあります。 イスラエルの国歌;ハティクバ (The Hope;希望) は、正直非常に暗いメロディーです。 唄の最後のフレーズ;Eretz-tziyon ve yerushalayim = The land of Zion and Jerusalem. Zion (シオン) とは古代イスラエル王国の王宮があった場所、さぁ、どこでしょうか?? 昨日のブジィが言った言葉:「おいらたちは西の壁のために戦っているでしょ。」 ユダヤ人は、2000年この西の壁のために戦って来ている。 神の国の神殿があるエルサレム、シオン門から救世主メシアがやってくる。 神殿から追い出されてばらばらになったヘブライ人たち、それぞれの部族は 色々な国に行った。政治的にシオニスト達がそれを利用していると言われても、 どこにいるユダヤ人も西の壁に行きたかったのだろう、 イスラムの人がメッカに巡礼に行くように。 一部の超正統派 (Neturei Karta) たちは、このシオニストたちの考え方を否定している。 でも、西の壁のために2000年以上前から死んでいったユダヤ人のことを思ったら、 彼らのために追悼の意を示してもいいのではないだろうかとも思う。 Lag Ba Omer の時にシオニストたちも同じようにお祝いするように。 私の尊敬するラビ:アキバも西の壁のためにローマ人と闘って亡くなった一人です。 Israeli flags with black ribbons on Mount of Olives: AP イスラエル新政権は極右政権といわれて和平から遠のいていると、 それでも新内閣の期待度は本当にどこの国でも分からない。日本も同様に。 それに右政権が戦争を好み、平和を求めていないということではない。 Netanyahu at fallen soldiers' ceremony :Reuters ルームメイトのアサフのお友達の32歳の男性と話した時、 「私、世間が騒ぐシオニストってよく分からないんだけど、シオニストって人種差別者なの? ウキペディアを読むとベースはユダヤ人以外排除みたいなこと書いているのね?」 「そうだね、もともとのベースはそうだったかもしれないな。僕は左側の考えで2国共存の平和を願っている。でも実際、僕も平和活動をやっている左側の人だって偽善者なんだ。僕の実家はアシュドッドでそこは昔アラブ人が住んでいた。いくら平和を願っているといってもその土地をアラブ人に今さら返せないよ・・・。」 これは聞いていてとても素直な気持ちだって思った。 Officer lays flag on fallen soldiers' graves:Reuters 偽善者でいいから、本当はアラブ人が大嫌いでも、ユダヤ人が大嫌いでもいい、 この土地に一日もはやく平和が訪れることを願う。 イスラエルとパレスチナ双方が今まで払った、そうしてこれからも・・払う?? 代償と悲しみは大きい。 Barak: Israel can and must make peace within three years 彼の言葉に願いのクリックお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2月の選挙の際に左派に投票して学校でアラビア語を教え、もっとパレスチナ人と理解し合わなければならない、と言うイスラエル人と話した際に、ベツレヘムの壁の話になって。
私: あの壁はイスラエル側が建てたんでしょ? 彼女: だって危ないじゃなーい。 人、物、金の交流がないと永遠に理解できませんね。 (2009年04月29日 23時49分31秒)
多分、壁は国境としてあるべきであって、その上での2国共存としての彼女の考えだったのか? おいくつの方でした? 壁がないと危ないという考えを植えたのも政府? でもテロがそれで亡くなっているのも事実です。テルアビブってけっこう昔はありましたから。しかし壁ができてから余計アラブ人地区に行くのが怖くなったと私は感じもします。
くみぽんさんも以前言っていたように、今のEU諸国だって実は本音と建前が・・・というように「建前、偽善」という大人の関係を作っていくことはできないだろうかなっと。だった全ての人が満足のいく、そうして全く差別偏見のない世界って無理でしょ。 (2009年04月30日 03時15分50秒) |
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