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そんなテルアビブ★イスラエル★

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パレスチナ・中東問題

2015年11月16日
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一樹さんはいつも世界にいる良い記者さんたちを教えてくれる。

今回のパリでのテロ攻撃についても3記事ほどFBであげていた。

その中で私がとても気になったのはナザレにいる英国人記者の JONATHAN COOK。

気になりすぎてTwitterをフォローした。

パリ攻撃と対テロ戦争に関する記事


その中の一つの記事を一樹さんが翻訳してくれた。


パリのISIS

タリク・アリ著、2015年11月14日 

そしてISISはフランスが中東における彼らのカリフ[統治領]を爆撃したことへの報復として攻撃したと声明を出した。ホランドとバルスが戦争屋であることには疑いの余地はない。皮肉なことに、両人は(ワシントンが延期を要請してくるまで)アサド政権を転覆させる準備をしていたから、[中東]地域ではISISの同盟者になっていただろう。  


実際に、シリアにいる数々の帝国勢力はアサドを第一の敵と見なし、西側諸国がまた政権交代をもたらしてくれないかと願っている。もし願いがかなっていたら、ライバル関係にあるジハード[聖戦]グループのあいだで新たな内戦が勃発していただろうが、合衆国とEUがどちらの側を支援することにしたかは誰にもわからない。

ISISはフランスの首都を襲撃し、100人をこえる市民を殺し、その倍数の市民を傷つけた。西側諸国もおなじことをして、事実、何万人も殺害しているのは知っている。この原理主義と原理主義の衝突は果てしなく、出口はない。  

西側諸国が聖戦士らよりも倫理的に勝っていることなど断じてない。剣による公開処刑がドローンによる無差別攻撃よりも悪質だと、どうすればいえるのか。どちらも支持できないし、支持すべきではない。  


アフガニスタンとイラクに対する帝国主義戦争の結果として、アルカイダとISISがうまれたことはこれまで何度も指摘されてきたし、まったく疑いのない事実である。だが、これで十分とはいえない。世俗的ナショナリズムが自死したこと、そして少数の進歩派グループが、弾圧され大衆の支持を失うことによって、不能に陥ったことも考慮する必要がある。  

この[自死と不能へむかう]過程で、[サウジ・アラビアの]サウード政権が目立ったうごきをするようになり、アルカイダとISISはともにイスラム教スンニ派のごく少数派にすぎないワッハーブ主義の影響をつよく受けるようになっていった。   

この地域を再生するためには重要な必要条件が三つある。  

西側諸国が[一万人をこえるといわれる]サウード王家への支援をやめること。西側諸国が地域への介入を一切やめること。すべての市民に平等な権利が認められるイスラエル/パレスチナ統一国家をつくること。  

これらの必要条件が満たされないかぎり、政治的狂信者や怪物どもが跋扈しつづけるだろう。  

無辜の市民を殺害することは、パリにおいても、アラブ中東のどの都市においても、絶体に正当化されるものではない。
 




'Isis in Paris'—By Tariq Ali
By Tariq Ali / 14 November 2015

So ISIS has claimed the attacks as a response to France bombing the 'caliphate' in the Middle East. That Hollande/Valls are warmongers is beyond dispute . Ironically they were preparing to topple the Assad regime (till Washington insisted on a delay) which would have made them ISIS allies in the region. In fact the bulk of the opposition in Syria regard Assad as the primary contradiction and were also hoping the West would deliver another regime change. Had they done so a new civil war would have erupted between rival jihadi groups and who knows which of them the US/EU would have supported.

ISIS has hit the French capital and killed over a hundred citizens with double that number injured. I know the West does the same and, in fact, kills tens of thousands, but this clash of fundamentalisms leads nowhere. The West is NOT morally superior to the jihadis. Why is a public execution with a sword worse than an indiscriminate drone attack? Neither can nor should be supported.


The point has often been made that both al Qaeda and ISIS are the result of imperial wars in Afghanistan and Iraq and this is undoubtedly the case, but its not enough. The suicide of secular nationalism and the impotence of the tiny progressive groups as a result of both local repression and decline in mass support has to be taken into account. This process has pushed the Saudi regime to the fore and both al-Qaida and ISIS are under the strong influence of Wahhabiism which is a tiny minority within Sunni Islam.

There are three important pre-requisites to re-stabilising the region:
end of Western support to the extended Saudi royal family; end of all Western intervention in the region; a single Israeli/Palestinian state with equal rights for all its citizens. As long as this doesn't happen, political freaks and monsters will continue to proliferate.

Nothing justifies the killing of innocents in Paris or in any city of the Arab East.






最終更新日  2015年11月18日 14時41分12秒
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2015年11月15日
ニュースはパリ攻撃のときのツイートがとてつもなく多く、

あっという間に世界が一つになる光景をTwitterで目にした。

パリのテロ事件の前に

シリアとイラクで起こったテロ事件をメディアは無視はしていないのね、

私もその記事を目にした一人だったから。

ただあまりにもパリでのテロ事件との話題性の差に違和感を感じた。


イスラエルのNPOの972magウェブマガジンの記者が良い記事を書いている。

一部を抜擢したけども、英語が苦にならないのなら是非読んでほしい。

それは長年パレスチナ問題、それに対応するイスラエル政府を見てきているからだろうと。「イスラエルユダヤ人が殺されない限りパレスチナ人が日常的に殺されていても話題にもならない」ということも関係しているのだろうと思う。



Paris attacks show the interconnectedness of our troubles

If the attacks on Paris are viewed as ‘an attack on us all,’ then so too should the wars in Syria and Iraq.

パリの攻撃は私たちが関わっている問題を示している。

もし、パリの攻撃が「私たちすべてへの攻撃」と見るのならば、イラクとシリアの戦争もそうであるべきだ。

By Amjad Iraqi |Published November 15, 2015
 

(省略)


しかしながら、ダーイッシュ(ISISのアラビア語)と政治家や評論家に主張に反して、このお題の主な目標は欧米諸国の人々ではない。

実際、その主の被害者は中東の人々です。パリの攻撃の前夜、ベイルート近郊のBurj al-Barajnehで2件のダーイッシュの自爆テロリストにより、43名が殺され、200名以上の負傷者がでた。次の日、バクダッッドの葬儀でダーイッシュが行ったとされている自爆テロがあり、19名が殺され30名以上が負傷した。これらはこの1週間だけでこの組織により行われた数え切れない殺害の行為の一部であり、そうしてそのほとんどは日常的に発生しているが注目はされない。

悲しいことに、また予想通りベイルートとバクダットの攻撃は今日私たちがパリで見ているような騒動が起こることがなかった。残念なことに、様々な国際メディアはこのニュースを、例えばニューヨークタイムス誌のはじめの見出しは



「致命的な爆発が北部ベイルートのヒスボラの本拠地を襲った。」
“Deadly blasts hit Hezbollah stronghold in southern Beirut.” と表現した。


このような見出しは被害者と愛する人への非人間的で侮辱であり本質を理解するのに時間がかかる、もしパリでの出来事を新聞紙が次のように表現した場合も同じだ。


「致命的な攻撃が対シリア戦争の欧州の動力の首都を襲った。」
“Deadly attacks hit capital of European power waging war in Syria.”


一般人が政治的なアイティムとして説明されるべきではない。彼らには家族がありぞれに物語があり、このような残虐な死に値しない人間なのです。




The disparities of international media and public interest are unfortunately a fact of life that all people from West to East are guilty of.

国際メディアと公共の利益(興味、関心)の格差は、残念ながら西から東のすべての人が犯している日常の生活の事実である。


The attacks in Paris are unlikely to be a game-changer in this regard. But they can at least serve as a platform for us to not only share our collective grief and support, but also to re-energize our efforts to help others in need.

パリの攻撃はこの時点ではゲームチェンジャーではないようだ。しかしそれは集団の悲しみとサポートを共有するだけではなく、少なくともプラットフォームとして機能することができ、それはまた助けを必要としている人々を助ける努力の再認識となる。




Friday, November 13, 2015 6:29 PM
25 Killed, Tens Injured in Baghdad Terrorist Bombings










最終更新日  2015年11月16日 12時50分29秒
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2015年11月14日
このパリの一連のテロ事件の前、

12日にシリア・ベイルートで自爆テロ事件が発生し43名死亡、239名負傷。

この事件もスンニ派ISISはシーア派ヒズボラを殺害目的で犯行を行ったと主張している。

ヒズボラはロシアとイランとともにISISと戦っている。

イスラエル・ネタニアフ、また多くの国もヒズボラはテロリストというけどね。

しかし、ISISの主張が本当であっても

ヒズボラの本拠地だといってそこに攻撃するのは、


ガザはハマスの本拠地だといって攻撃し

一般人を殺すイスラエルとなんら変わらない。


それは911はビンラディンの本拠地でもあるアフガンを攻撃し

一般人を殺したことと同じ。 



どうであってもテロ攻撃は非難されるべき、

一般人を殺す行動は非難されるべき、

そうして、それを口実に正義をふりかざし「テロとの戦い」という大義名分で

集団的自衛権を利用し他国を攻撃することも同じように

一般人を殺しているということも非難されるべき。



一昔前の戦争は国家間同士であったため敵がわかりやすかった?

いや当時も今も「ワレワレとヤツラ」の構造の本質はなんら変わらない。 

このテロ事件、戦争を引き起こしているのは誰でもない



「ワレワレとヤツラ」の「わたしたち」全ての人々。



鏡をみればテロリストがいる。

それを自覚したほうがいい。







ISIS claims responsibility for deadliest attack in Beirut since the civil war:

Devastating double suicide bomb rips through heart of city killing at least 43 and wounding 239

By JAY AKBAR FOR MAILONLINE - dailymail.co.uk
PUBLISHED: 21:12 GMT, 12 November 2015

Isis claims responsibility as suicide bombers kill dozens in Beirut

Kareem Shaheen - theguardian
Thursday 12 November 2015 20.02 GMT






最終更新日  2015年11月16日 13時20分46秒
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今のところISISが声明だしたとか、ISISが疑われている。

もし彼らと確定されたら、みんな(集団)でシリア攻撃となるのかしら?  

それは本当に対ISIS戦となるのか?????

この一件でおそらくフランス市民は右に傾く可能性も大、

もちろんビビは鼻の穴広げて「テロ非難、パリと連携」と言ってる。


ネタニアフにとっては、テロ=パレスチナ、

パレスチナ攻撃に正当性をイスラエル市民に与える口実となる。


リベラルと左派、ここ踏ん張らないと

世界中が右化しそうな事件がおこったかも。 


すなわち、ISISとの戦いというより、

それぞれの国の国内の人々の戦い「ワレワレとヤツラ」から

大きな戦争を誘発させてしまうかもということね。 

止めないといけない。







The Guadian Live Blog

Paris attacks: Bataclan and other assaults leave many dead
14 November 2015 - BBC

Fear and confusion in Paris after deadly attacks
14 Nov 2015 10:32 GMT - aljazeera

'THIS TIME, IT'S WAR': How French newspapers are covering the terror attacks
Nov. 13, 2015, 10:14 PM Paul Colgan - Business Insider Australia







最終更新日  2015年11月16日 13時16分56秒
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2015年10月31日
ギディオンさん、相変わらず皮肉たっぷりに批判している。

イスラエルに限らずどの国でも彼の言っている言葉は当てはまると思う。
おそらく彼はラビン首相暗殺20周年追悼式を冷たい目で見ていたと思う。


Israelis Who Are Lost to Democracy

民主主義を忘れたイスラエル人たち

Israel is perpetrating horrors in the territories at a frequency and degree never seen before. Not that most Israelis seem to care.

イスラエルは恐ろしいほどの犯罪を頻繁に犯しその度合いは今まで見たことがない。しかしほとんどのイスラエル人は気にしていないようだ。

Gideon Levy Oct 31, 2015 8:15 PM
http://www.haaretz.com/opinion/.premium-1.683421


Mourners carry the body of 8-month-old Palestinian Ramadan Thawabteh, who died on October 30, allegedly after being exposed to tear gas fired by the Israeli army near his home.AFP

The Palestinians did not win (and presumably never will win), but Israel lost once again. The remnants of its humanity are being erased with frightening and unprecedented speed. Horrors are being perpetrated in the occupied territories at a frequency and degree never seen before.

パレスチナ人は勝てない(おそらく勝つことは決してないだろう)、しかしイスラエルはまた負けた。その残された人間性は恐怖心と前例のない速さで消し去られている。恐ろしいほどの犯罪は占領地域で頻繁に、それは今までみたことがない度合いで行われている。

The stones or stabbings that could justify such crimes have not yet been created – and are greeted with a shrug of the shoulder by the Israeli public. Its exposure to the behavior of its soldiers and police officers is always mediated by the Israeli media, which can be counted upon to blur, polish and hide as much as possible. But social media sites spit out the images, horror after horror. One glance and you are embarrassed; one more and a sense of nausea mixed with anger overwhelms you.

石投げやスタッビング(刃物で殺傷)行為はそれらの犯罪の正当化をまだ生み出すことができない。– そうして、それは無関心な多くのイスラエル人により迎え入れられている。兵士と警察官の行為は常にイスラエルのメディアにより曖昧に、上塗りされ、できる限り多くを非表示に公表される。しかしソーシャルメディアはそのイメージは、恐怖の後の恐怖を吐き出す。一目みて君は恥ずかしさを感じる;さらにもう一度みて君は嫌悪感と怒りが入り混じり唖然とさせられる。。

What didn’t happen this weekend (apart from the stabbings, which resulted in minor Israeli injuries): An 8-month-old Palestinian baby died, allegedly from inhaling tear gas at Beit Fajjar, south of Bethlehem. “We’ll fire tear gas at you until you die. Children, adults, old people, everyone, everything – we won’t leave a single one of you,” barked a Border Police officer into the speaker of his armored jeep in the Al-Aida refugee camp, in the name of all Israelis.

この週末に何がおこったか(軽度の負傷をおったイスラエル人へのスタッビングとは別に):南ベツレヘムのベイト・ファジャールで催涙ガスを吸い込み八ヶ月のパレスチナ人の赤ちゃんが死んだと疑われている。「君達が死ぬまで我々は催涙ガスを発射する。子供たち、大人たち、老人たち、皆、全て– 君達の一人も残さず」、アル・アイーダの難民キャンプで装甲ジープのスピーカーから国境警察官が叫んだ、イスラエル人の名の下に。

A different Border Police jeep deliberately ran over a Palestinian who was throwing stones near Beit El. What happened next is difficult to watch: The badly injured Palestinian lies on the ground, Border Police troops kick him and rudely repel the Palestinian rescue teams before they can treat him. Another Border Police officer, in a different place, hits a gas mask-wearing journalist who dared to take pictures. Somewhere else, pepper spray is spritzed directly into the face of a photographer, who falls down, his face contorted in pain.

他の国境警察のジープはベイト・エル付近で石投げをしていたパレスチナ人に意図的に突っ込んだ。次に何が起こったのか見ることは辛いことである:地面に横たわりひどく負傷したパレスチナ人を国境警察は彼を蹴り、パレスチナの救助チームを荒々しく拒絶した、そのパレスチナ人を介護する前に。別の国境警察官は、別の場所で、写真撮影をするためにあえてガスマスクを装着していたジャーナリストを殴る。またカメラマンは直接顔に唐辛子スプレーをかけられ、彼の顔は苦痛にゆがめられていた。

Ahmed Manasra, the 13-year-old boy who allegedly stabbed two Israelis, wounding them seriously, was brought to a remand hearing in handcuffs. He is being charged with attempted murder, but prosecutors will try to drag out the proceedings for more than two months, until he turns 14. Then he will face decades in prison if convicted – and that is all but guaranteed. The demure prosecutor has promised to pursue “terrorists” of “any age.”

アメッド・マナスラ、13才の青年は2人のイスラエル人を殺傷しようとしたと疑われている、イスラエル人は重症をおった、その彼は手錠をされ差し戻し公聴会へ。彼は殺人未遂で起訴されている、しかし検察は彼が14才になる2ヶ月後まで手続きを引き伸ばそうとしている。すると彼は有罪判決を受けた場合、数十年の禁固刑に直面するだろう– それが全てて、それが絶対だ。(イスラエルにとって)慎み深い検察官は「あらゆる年齢のテロリスト」を追求すると約束した。

Israel graciously deigned to return the bodies of seven Palestinians after a sickening delay that led to outbursts of rage in the territories. The bodies of assailants who were shot to death are stripped by soldiers and police officers in public, the images of their naked bodies shared on social media. The lust for demolishing the homes of terrorists – quickly and in large quantity – cannot be satisfied. A civilian, Mashiah Ben Ami, boasts that he fired no fewer than 15 bullets at a Palestinian who tried to stab him and tore his shirt.

イスラエルは7名のパレスチナ人の遺体の返還をうんざりするくらい延期したことでそれが地域でのさらなる怒りにつながた後に(しらじらしく)慈悲深く受け入れてくださった。加害者はイスラエル兵とイスラエル警察により射殺され服を脱がされ、ソーシャルメディアに裸の写真が投稿された。– 迅速かつ大量に – テロリストの家を解体するための情熱はそれでも満たすことができない。一般市民のメシア フ・ベン・アミは彼を刺そうとしてシャツを引地切ったパレスチナ人に15発より少ないの弾丸を発射したことを自慢している。

The debate over a shoot-to-kill policy, using live bullets, toward any person who stabs or wields a knife, regardless of dangerousness, has not even begun in Israel. It never will. Over 70 Palestinians have been killed in this manner since the beginning of the uprising.

ナイフを振り回す人、殺傷行為をする、危険性に関係なくいかなる人物にも実弾を使う「撃って殺す shoot-to-kill」ポリシーをめぐる論争はまだイスラエルでは始まっていない。それは決してないだろう。この蜂起がはじまって以来70名以上のパレスチナ人がこのポリシーにより殺されている。

It is tumultuous, this uprising, and it’s the most predictable thing that ever happened here. It cannot be suppressed through the use of force, and the soldiers and policemen who face the raging crowd and try to do so can only be pitied.

騒然としたこの蜂起は、ずっとここ(イスラエルとパレスチナ)で起こっている最も予測可能なこと。それは力を用いることにより抑制することはできない、激怒した群衆に直面する兵士や警官たちはそうすることを試みるだけ不憫だ。

But when this wave diminishes, on hiatus until the next one, we will be left with the real disaster: Look at the soldiers, and especially the Border Police, observe their storm trooper-like barbaric behavior toward anyone in their path, and you’ll understand what awaits us and what character the country will have, if it doesn’t already have it.

この波が減少し、次に起こるまでの間、我々は真の災いを感じるだろう :兵士をみてごらん、特に国境警官を、いかなる人々に対して向ける荒れ狂った野蛮な行為をする隊員の(path)を観察してごらん、君は何をイスラエルの人々は期待して待っていて、どのような国のキャラクターを持っているのかわかるだろう、もしそれをすでに持っているとするならば。

Those who maliciously run over a teenager and then viciously kick him; who threaten mass killing with gas and assault medical teams and journalists – knowing they won’t be punished and will only be praised – are citizens who are lost to democracy.

They are kalgasim, as we say in Hebrew (“vicious invaders”). And those who cover for them, who look on with apathy and indifference – these are their partners. Full partners.

意図的に10代の青年に車で突っ込み、悪意をもって彼を蹴飛ばす;催涙ガスで多くの人々を殺すと脅し医療チームやジャーナリストを脅かす – 彼らは賞賛されることはあっても処罰されることはないことを知っている – 民主主義を失っている市民がいる。

ヘブライ語でそんな彼らを kalgasim カルガ シーム(קלגסים vicious invaders 悪質な侵略者)と言う、そうしてそんな彼らをかばう者、無関心と知らん顔してみている者は彼らのパートナーだ。完璧なるパートナーである。



Palestinians flee from Israeli troops during clashes in the West Bank city of Hebron. October 27, 2015.Reuters






最終更新日  2015年11月01日 17時30分19秒
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2015年10月27日
僕は石投げが自由をもらたすとは思っていない、しかしそれは僕に声を与えてくれ、無力感へのはけ口でもある。

Aziz Abu Sarah Oct 26, 2015 3:19 PM
http://www.haaretz.com/opinion/.premium-1.682381



それは誰もが恐る電話だった。「攻撃された」。僕が電話にでた時、甥っ子のモハメッドが声を震わせながら言った。「入植者によって」。僕はすぐさま恐怖に怯えた。彼は続けて、「僕は今夜の夕食の食料を選ぼうとしていた。彼らはナイフや棍棒をもって叫んだ、彼を殺せ!彼を殺せ!」

皮肉なことに、モハメッドは彼の家族と(イスラエルユダヤ人)友達のユヴァル・ベン・アミとルツ・プリスキンに夕食を作るため食料品を購入している時に攻撃された。イスラエルの過激派はモルモン大学の近くにあるオリーブ山に追い詰めて、彼を殴り、そうして肩を脱臼させた。幸いなことに、彼はそれをふほどき、彼の命はなんとか逃れた。

数時間後、僕はイスラエルユダヤ人友達のサラ・ブラムからテキストメッセージを受け取った。その日の早い時間に一人のパレスチナ人が彼女を(エルサレム)中央バスステーションの近くで刺そうと試みた。 僕は怒った。同じ日に、僕の友達と甥っ子が殺されそうになった。一人はイスラエル人、もう一人はパレスチナ人 ー 2人ともこの問題(紛争)を終わらせたいと思っている何の罪もない一般人である。その無意味な蛮行は、誰もが絶望するのに十分なことです。


にもかかわらず、モハメッドとサラの彼らの反応は私を驚かせました。

私がサラのテキストメッセージを開いた時、「あなたの甥っ子が無事であることを願っている・・・彼に愛と情(ぬくもり)を送ってね」。ほんの数時間前、一人のパレスチナ人が彼女を殺そうとした ー でも彼女は無心で心から僕の甥っ子について心配をしてくれた。

僕が甥っ子をチェックした時、僕は同じように感動した。彼はオンライン上に投稿していた「昨日ユダヤ人過激派に襲われた後、僕は言いたい、僕はユダヤ人を嫌いではない。ただの一人も。でも僕は*占領*が嫌なんだ。僕は声を大にして言う占領反対、それを終了するには憎しみじゃない、愛と平和が唯一の道である。」

その素晴らしい反応、そうしてもし全ての人が同じような方法で対応した場合、僕たちの町(エルサレム)はどのようになるだろうと考えざるを得ない。


人々が持っている恐怖は現実双方にある。東エルサレムに僕を訪ねに来ていた多くのイスラエル人の友達はもはやリスクをとることはありません。 西エルサレムのストリートは空です。 そうして最近パレスチナの友達との集まりでの会話は必然的に安全に滞在するための戦略となる。お店に行く時、僕たちは僕たちの外観と服装を二度考え直す。あまりにも「アラブ人」すぎの外観じゃないか、またはLahava gang(極右組織のレハバ)に攻撃されるかも。 しかしどのようなものが「アラブ人のルックス」なのだろうか?

先週は一人のユダヤ人が他のユダヤ人に刺されたのは彼はアラブ人と思われたから、そうして木曜日は二人のイスラエル人兵士が間違えた認証により三人目の被害者となるイスラエル人が撃たれた。アラブ人として、もし服装と行動があまりにもイスラエル人だった場合、それもまたパレスチナ人により刺されるリスクがある。


僕はほぼ毎日のようにイスラエルと西岸を移動する。僕は絶えずパレスチナ人とイスラエル人に接している、完璧に異なる現実の中でどっぷりと浸かっている。 イスラエル側で、時おき僕はこんな発言を耳にする「もし君がシリアにいたら、アサドは君たち全てを殺しているよ。それと比較すると俺たちは君らに良い待遇をしているだろ。どうして感謝しないんだ?」 人々は恐れ、苛立っている、そうして集団的懲罰と軍事力が唯一の解決策だと容易に説得される。

パレスチナ側もまた人々は大変怒り、苛立ち、そうして恐れている。私たちだけが哀れに生活していてはならない、そうして問う「どうして僕たちだけが占領に苦しまなくてはいけないんだ、他方イスラエルではバブルで楽しんでいるのに」という表現をする人々もいる。パレスチナ人はナイフのインティファーダーが自由をもたらすとは思っていない。しかし政治プロセスが死んでいる、どんどんどんどんと入植は続く、どのくらい少ない土地がパレスチナ国家のために残っているだろう。国連にパレスチナ国旗が揚がっても一つも実態は変化していない。


軍事力が安定をもたらすと思うイスラエル人のように、暴力的インティファーダーが占領を終了させると思うパレスチナ人もまた間違えている。パレスチナ人は第二次インディファーダーで武装闘争を試してみたが、それは失敗に終わりました。結果、何の政治的利益もなく多くの人々が亡くなりました。

両方からの聞く共通の感情は完全なる絶望です。将来のためのビジョンがありません。人々は僕たちが紛争の中に住んでいことが運命であることを受け入れているよう見える、それはゼロサムゲームです。一方は勝ち、他方は負ける。(参加者全員の負け分、勝ち分の総和がゼロになるゲーム)。一方、このこう着状態で潜在的な怒りは水池にたまるごとく建設される。個人の武器利用(ナイフ、拳、鈍器)そうして行き過ぎた暴力、この最近の暴力ラウンドは極度のフラストレーションに油を注ぐ。


僕はエルサレムで生まれた、イスラエルの占領と戒厳令の下で生まれた。僕は自由というものを知らない。僕は生まれた土地の市民ではない。 東エルサレムの住居者、僕はパレスチナでもイスラエルの市民でもない。そうして僕が8才の時、僕は石投げを始めた、それで自由をもたらすことができると思っていたからではない、でも、それは僕に声を与えてくれて、なにもできない無力感のはけ口だったから。他のどの方法で僕は声を大きく出して訴えることができたのだろう? 今、月日が経ち僕は他の手段があると実感している、しかしそれでもやはりみなの苛立ち、怒り、絶望感を理解している。


今日、エルサレムは平和な都市ではない、しかし矛盾だらけの都市でもない。ネタニアフ首相はエルサレムは調和の都市だと呼び続けている、彼はその人口の1/3 のニーズに盲目です。調和の都市はできない、そこの住民には平等がない、ユダヤ人の町だけインフラが整っている。調和の都市はない、新しい家を建てる許可を持つことができない多くのパレスチナ人。調和の都市はない、何千ものクラスメートが東側から欠落している。


どのようなエルサレムになるために僕たちは戦っているのだろうと考えざるを得ない。今日のエルサレムはまるで軍事地区のようだ。パレスチナ人は警察により停止され100mも歩くことができない。人々はズボンやシャツを公共の場で脱がされる耐えきれない取引と屈辱的なセキュリティーチェック。イスラエル人は肩越しに誰かが後ろから近ずいていないことを確かめながら通りを歩いている。西エルサレムは空っぽです;人々はバスに乗ったりレストランに行くことを避けている。


同時にモハメッドとサラから僕は想起させられる。— エルサレムはパレスチナ人とイスラエル人がともに平和に生きることができる一例となることを。ここエルサレムは唯一、日々の双方の人々の交流を垣間見ることができる:僕は個々のイスラエル人たちとパレスチナ人たちをモハメッドやサラのような、敵であることを拒否し、そうして「ワレワレとヤツラ」という双対性を拒否する人たちを見ている。やがて、指導者や政治家たちは僕たちを失敗させてた時、モハメッドやサラのような個々が今と異なる方法で別の現実を作るために出てくる。彼らは本当のインスピレーションを持つ指導者でエルサレムの真の希望である。


(今のような政治指導はいつか、モハメッドやサラのような人々が増えることでいつまでもうまくいかない、私たちの本当の敵はその「ワレワレとヤツラ」という精神構造である。そうしてその時にはそんな彼らの中から指導者が生まれ、それは真のエルサレムの希望である。(それは今の時点でも彼らは希望でもある)


Aziz Abu Sarah is a National Geographic Cultural Educator and Explorer, A TED Fellow and the Co-found of MEJDI Tours www.mejditours.com

アジズ・アブ・サラはナショナルグラフィックの文化教育研究員、TEDフェローとMEJDIツアー&NBSPの共同創設者 

Aziz Abu Sarah
Haaretz Contributor






最終更新日  2015年11月11日 07時10分21秒
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2015年02月23日
たったひとりの聖戦(1)
たったひとりの聖戦(2)
たったひとりの聖戦(3)
たったひとりの聖戦(4)
たったひとりの聖戦(5)
たったひとりの聖戦(6)
たったひとりの聖戦(7)
たったひとりの聖戦(8)
たったひとりの聖戦(9)
たったひとりの聖戦(10)
たったひとりの聖戦(11)
たったひとりの聖戦(12)
たったひとりの聖戦(13)


たったひとりの聖戦(14)

オサマ・ビンラディン アフガンの荒野から孤独の荒野へ


ロバート・フィスク著      
安濃一樹訳


── ビンラディンは神に祈った。「アメリカ合衆国が自らの影の上に倒れ伏す日まで、私たちが戦い続けられますように」
               .

 ・・・彼はそっけなく別れを告げた。軽く握手をして、小さく会釈して、姿を消していった。私はマットレスに横たわり、コートを体にかけて暖を取ろうとした。銃を持った男たちはそこでそのまま眠った。ライフルやロケット弾発射砲を担いだ男たちはキャンプを囲む低い尾根を巡回していた。
               .
 
 あれから何年ものあいだ、男たちのことが頭から離れなかった。エジプト人のモハメッド・アタは、あのテントで会った若者たちの中にいただろうか。わずか四年後に、だれもが名前を知るようになる一九人の男たちを、私はひとりでも見ていただろうか。被り物をしていたからか、男たちの顔がどうしても思い出せなかった。それに、多くはスカーフで顔を覆っていた。
               .
 
 寒さと疲れから、寝つくことができなかった。「自らの影の上に」という言葉がくり返し浮かんできた。ビンラディンとあの冷酷でひたむきな男たちは、私たちに何をもたらそうとしているのか。
    
           .

▽ たったひとりの聖戦(最終章)
               .
 それから数時間のことは、映画の静止画像のように、ひとつ一つ私の記憶に焼きついている。
               .
 
 寒さに目が覚めると、髪の毛が凍っていた。山道をトヨタの軽トラックで滑るように下った。護衛についたアルジェリア人の戦士が言った。「もしここがアルジェリアだったら、喉をかき切ってやるところだが、いまはビンラディンの命令がある。命を賭けておまえを守ろう」
               .
 
 ジャララバードへつづく壊れかけた幹線道路に出た。夜明けの礼拝を行うために、四輪駆動を止めた。荷台に乗っていた三人の男と運転手は、カブール河の広い入り江の側にマットを敷いた。男たちが跪いたとき、山々の上に太陽が立ち上がった。遥か北東にヒンドゥークシュ山脈の頂が淡く青い空に白く輝いている。山脈は国境を分かち、遠く中国に背を寄せながら、ここアフガンの地を、さらなる苦難を待ち受ける荒涼の地を、その懐に抱いていた。
               .
 
 この記憶の中に、ひときわ鮮明に浮かんでくるものがある。ビンラディンのキャンプを出た直後の光景だった。北方の山に強い光を見たとき、まだ夜は明けていなかった。車のヘッドライトかと思った。それとも、キャンプの警護に立つ戦士が合図を送っているのか。だが、光はそのまま何分たっても消えなかった。やがて、その光は山より高く空に燃えているのが見えてきた。微かに輝く尾を引いている。
               .
 
 トラックに乗った男たちも光を見上げていた。「ハレー彗星だ」とひとりが言った。彼は知らない。あれは新しい彗星だ。つい二年前に、アメリカのアラン・ヘールとトム・ボップによって発見されたばかりだった。アフガニスタンの山中に住むアラブ人の男たちが、ヘール・ボップとハレーを混同するのも無理はない。いまや彗星は金色の尾を伸ばし、さらに光を強めていた。時速七万キロで宇宙を走り抜ける壮大な力の輝きだった。
               .
 
 私たちはトヨタを止めて外に出ると、闇を切り裂いて進む炎の球を見上げた。アルカイダ戦士とイギリス人が肩を並べて、四千年に一度だけ現れる驚くべき宇宙のエネルギーに、心をふるわせていた。
               .

 「ロバートさん、こんなふうに彗星が見えたとき、人がなんというか知っていますか?」。アルジェリア人だった。私のすぐ横で同じように空を見上げている。「この彗星は大きな戦争の前触れです」
               .
 
そうして私たちは、星座を渡り天空を照らす炎を追いつづけた。
               .


               .
岩波『世界』誌、〇五年一二月号掲載。
               .

Extracted from The Great War for Civilisation: the Conquest of the Middle East by Robert Fisk.
               .

ロバート・フィスク。英『インディペンデント』紙中東特派員。ベイルート在住。北アイルランド紛争、イスラエルのレバノン侵攻、イラン革命、イラン・イラク戦争、ソ連のアフガン侵攻、湾岸戦争、ボスニア戦争、アルジェリア内戦、NATO軍のユーゴ空爆、イラク戦争などを取材。著書にPity the Nation: Lebanon at War (1990.1992)など。最新刊にThe Great War for Civilization: The Conquest of the Middle East がある。
               .


               .
写真はカシオペア座とヘール・ボップ彗星。








最終更新日  2015年02月25日 06時24分35秒
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2015年02月22日
たったひとりの聖戦(1)
たったひとりの聖戦(2)
たったひとりの聖戦(3)
たったひとりの聖戦(4)
たったひとりの聖戦(5)
たったひとりの聖戦(6)
たったひとりの聖戦(7)
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たったひとりの聖戦(10)
たったひとりの聖戦(11)
たったひとりの聖戦(12)


たったひとりの聖戦(13)

オサマ・ビンラディン アフガンの荒野から孤独の荒野へ


ロバート・フィスク著      
安濃一樹訳
               .

──ビンラディンは神に祈った。「アメリカ合衆国が自らの影の上に倒れ伏す日まで、私たちが戦い続けられますように」
               .

▽ たったひとりの聖戦(13)
               .
 しかし、彼の闘争の中でもっとも重要なアメリカとの戦いに話が戻ると、ビンラディンは取り憑かれたようになった。彼が語り始めると、同志たちは、まるで救世主を目の前にしたように、彼の言葉のひとつ一つに縋りつこうとした。ファハド国王とすべての主要な政府機関にファックスを送った、と彼はいった。アメリカに対する聖戦を続ける決意を伝えるためだった。さらに彼は、サウジ王室には自分を支援する王子たちがいることを明かした。安全保障局の捜査官の中にも信奉者はいるという。後日わかったことだが、みんな事実だった。
               .
 
 なんとファックスで宣戦布告するというのが、彼の新戦略だった。それに、アメリカの政治戦略に関するビンラディンの分析は奇怪なまでに偏っていた。だが、こういう些末なことに惑わされていると、遥かに深刻な脅威を見逃すことになる。
               .

「アメリカとの闘争はソ連との戦いよりずっと簡単だと、私たちは考えています」とビンラディンは断言した。「いままで言わなかったことを教えましょう。アフガニスタンでともに戦ったムジャヒディーンが、ソマリアで米軍に対する攻撃作戦に参加していました。戦士たちの報告によると、米軍の士気は驚くほど乱れていたそうです。アメリカは張り子の虎に過ぎません」
               .
 
 この分析は戦略を大きく狂わせるだろう。クリントン政権はソマリアの復興から手を引いた。しかし、共和党の大統領が立ったら、もう二の鉄は踏まない。アメリカが攻撃に晒されているときならなおさらだ。確かに歴史を見ると、アメリカの軍事戦略が覇気を失い後退するときがあった(いまイラクがそれを見きわめるだろう)。しかし、ビンラディンが何をどう信じようと、ワシントンはモスクワよりも遥かに強大な敵である。それでも彼は考えを変えなかった。
               .
 
 あの夜、岩山の上でビンラディンが告げた最後の言葉を私は忘れない。「ロバートさん」と彼は呼びかけた。「あなたがいま座っているこの山から、私たちはロシア軍に戦いを挑み、そして打ち破り、ついにはソ連を崩壊へと導きました。神に祈っています。アメリカ合衆国が自らの影の上に倒れ伏す日まで、私たちが戦い続けられますように」
               .
 
 彼の言葉を心にくり返しながら、私は黙って座っていた。ビンラディンは護衛たちと話し合っている。ジャララバードへの帰り道に問題があるらしい。タリバンの検問所がいくつもあるからだ。タリバンは「誠実」だけれど、外国人を暗くなってから送り出すことに反対するかもしれない、とビンラディンは心配していた。そこで、この山のキャンプに泊まっていくように勧められた。
               .
 
 三枚だけ写真を撮ることを許された。今回はトラックのヘッドライトを使うことにする。トヨタがテントの横に付けられると、ライトの光線がキャンバスを通り越して、ビンラディンの顔を照らした。何の感情も読みとれない顔だった。私の前に石像が座っていた。三日後に写真をベイルートへ送った。写真のビンラディンは、黄色と紫にぼやけて幽霊のようだった。
               .
 
 彼はそっけなく別れを告げた。軽く握手をして、小さく会釈して、姿を消していった。私はマットレスに横たわり、コートを体にかけて暖を取ろうとした。銃を持った男たちはそこでそのまま眠った。ライフルやロケット弾発射砲を担いだ男たちはキャンプを囲む低い尾根を巡回していた。
               .
 
 あれから何年ものあいだ、男たちのことが頭から離れなかった。エジプト人のモハメッド・アタは、あのテントで会った若者たちの中にいただろうか。わずか四年後に、だれもが名前を知るようになる一九人の男たちを、私はひとりでも見ていただろうか。被り物をしていたからか、男たちの顔がどうしても思い出せなかった。それに、多くはスカーフで顔を覆っていた。
               .
 
 寒さと疲れから、寝つくことができなかった。「自らの影の上に」という言葉がくり返し浮かんできた。ビンラディンとあの冷酷でひたむきな男たちは、私たちに何をもたらそうとしているのか。
               .              .


               .
岩波『世界』誌、〇五年一二月号掲載。
               .

Extracted from The Great War for Civilisation: the Conquest of the Middle East by Robert Fisk.
               .

ロバート・フィスク。英『インディペンデント』紙中東特派員。ベイルート在住。北アイルランド紛争、イスラエルのレバノン侵攻、イラン革命、イラン・イラク戦争、ソ連のアフガン侵攻、湾岸戦争、ボスニア戦争、アルジェリア内戦、NATO軍のユーゴ空爆、イラク戦争などを取材。著書にPity the Nation: Lebanon at War (1990.1992)など。最新刊にThe Great War for Civilization: The Conquest of the Middle East がある。
               .


               .
写真はアフガニスタン、ヒンドゥークシュ山脈。








最終更新日  2015年02月25日 06時25分35秒
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2015年02月21日
たったひとりの聖戦(1)
たったひとりの聖戦(2)
たったひとりの聖戦(3)
たったひとりの聖戦(4)
たったひとりの聖戦(5)
たったひとりの聖戦(6)
たったひとりの聖戦(7)
たったひとりの聖戦(8)
たったひとりの聖戦(9)
たったひとりの聖戦(10)
たったひとりの聖戦(11)


たったひとりの聖戦(12)

オサマ・ビンラディン アフガンの荒野から孤独の荒野へ


ロバート・フィスク著      
安濃一樹訳


 自分の席に戻ったとき、ビンラディンは事務的な口調になっていた。彼はサウジアラビアの米軍基地を再び攻撃すると、アメリカ政府に対して警告を発した。「われわれの軍事攻撃はまだ始まったばかりだ」という。「アメリカ人に戦いを挑む上で、もはや何のためらいもない。・・・過去一四世紀に渡って、異教徒の軍勢が二つの聖堂を占拠したことはなかった・・・」。アメリカ人は石油を支配するために湾岸に進出してきた、と彼は主張した。中東の近代史がそれを証明しているという。
               .

 「ブレジネフが、アフガニスタンを横断してホルムズ海峡に到達しようとしたのも、石油の支配を目的としていたからだ。しかし、アラーの慈悲と聖戦の前に、ブレジネフはアフガニスタンで敗北した。そればかりか、彼の政権そのものが、ここアフガニスタンで崩壊していった。
               .

 「われわれが初めて銃を手にしてから一〇年が経った。イスラム世界の若者たちは、命のある限り武器を手放さない決意でいる。
               .

 「アメリカ人を突き動かしているものは他にいくつもある。石油が直接の動機ではない。湾岸を占領しなくても、アメリカ人は石油を安価に仕入れることができた。湾岸を占領する最大の理由は、アメリカ人とユダヤ人の同盟関係にある。
               .

 「この同盟は、イスラムの力を、メッカとメディナの聖なる力を恐れて止まない。復活したイスラム勢力がイスラエルを滅ぼすことを恐れている。われわれは、パレスチナ[パレスチナを占領したイスラエル]のユダヤ人を皆殺しにするだろう。
               .

 「われわれは、アラーの守護のもとに、米軍を打ち破る日がくると信じている。あとは時間の問題だ。アメリカ人はサウジアラビアとイラクを守るという。でたらめだ。アメリカ人は、サダムの問題を自分の計略に利用しているだけだ」
               .
 
 彼の言葉から、まったく新しい傾向が見えてきた。アラブのナショナリストなら誰でもイスラエルを批判する。イスラムの聖戦に身を投じている男なら、なおさらのことだ。しかし、ビンラディンはイスラエルとアメリカをひとつの国のように考えていた。彼は後でこう言った。「われわれにとって、アメリカ政府とイスラエル政府に違いなどない。アメリカ兵もイスラエル兵もみんな同じだ」。そして、イスラエル兵よりも、むしろユダヤ人が自分の標的だという。「十字軍の国々」に住むすべての西洋人が彼の標的となるのはいつだろうか。
               .
 
 リヤドアルコバールの攻撃は自分が指揮したものではないとしながら、ビンラディンは爆弾を仕掛けた犯人と特定された四人の男たちを讃えていた。そのうちの二人には会ったことがあるという。「爆撃攻撃を実行した四人に敬意を表したい」と彼は語った。「偉大な行為であり、大きな栄誉でもあります。攻撃に加わることができなかったのが悔やまれます」
               .

 同時にビンラディンは、彼の戦いに賛同する人びとがパキスタンで運動を展開していることを自慢していた。新聞の切り抜きを取り出した。パキスタン人の聖職者たちが信者への説教で、アメリカのサウジアラビア進駐を非難していることを報道する記事だった。それから、カラチで撮られた写真を私に手渡した。壁にスプレー缶でペンキを吹きつけた落書きの写真だった。
               .
 
 ひとつは赤いペンキで書かれている。「米軍、湾岸から出て行け。ウレマー戦闘同盟」。もうひとつは茶色のペンキで記されていた。「アメリカはムスリム世界の最大の敵だ」。ビンラディンは大きなポスターも見せてくれた。やはり落書きと似た筆跡で、同じような反米感情を吐露していた。パキスタン、ラホール市の宗教学者マウラウィたちが作ったものだった。「イスラムの国々はみんな私の祖国です」と彼はいった。
               .
 
 暴虐の限りを尽くす政権を建てたタリバンに関しては、ビンラディンも割り切って考えるしかない。「タリバンがイスラムのシャリア法を布告したのは、誠実な動機に基づいたものだったと信じています。アフガニスタンは実に酷いありさまだった。タリバンが来てから、見違えるように改善されました」
               .


               .
岩波『世界』誌、〇五年一二月号掲載。
               .

Extracted from The Great War for Civilisation: the Conquest of the Middle East by Robert Fisk.
               .

ロバート・フィスク。英『インディペンデント』紙中東特派員。ベイルート在住。北アイルランド紛争、イスラエルのレバノン侵攻、イラン革命、イラン・イラク戦争、ソ連のアフガン侵攻、湾岸戦争、ボスニア戦争、アルジェリア内戦、NATO軍のユーゴ空爆、イラク戦争などを取材。著書にPity the Nation: Lebanon at War (1990.1992)など。最新刊にThe Great War for Civilization: The Conquest of the Middle East がある。
               .


               .
写真はロバート・フィスク。








最終更新日  2015年02月23日 14時59分02秒
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2015年02月20日
たったひとりの聖戦(1)
たったひとりの聖戦(2)
たったひとりの聖戦(3)
たったひとりの聖戦(4)
たったひとりの聖戦(5)
たったひとりの聖戦(6)
たったひとりの聖戦(7)
たったひとりの聖戦(8)
たったひとりの聖戦(9)
たったひとりの聖戦(10)


たったひとりの聖戦(11)

オサマ・ビンラディン アフガンの荒野から孤独の荒野へ


ロバート・フィスク著      
安濃一樹訳
               .

──オサマ・ビンラディンは、ムジャヒディーン聖戦士たちの前で、ジャーナリスト、ロバート・フィスクを勧誘した。ムスリムとなって、ともに戦わないかと・・・

               .

▽ たったひとりの聖戦(11)
               .
 私が何か勘違いしているのだろうか? ひょっとすると、これはアラブに古くから伝わる作法で、念入りに言葉を飾り立てて客人に敬意を表しているだけなのか? いや、もうはっきりと言おう。ビンラディンは真剣に私をスカウトしているのか? 恐ろしいことに、彼は本気だった。
               .
 
 とっさに私は彼の狙いを読みとった。私は西洋人だ。イギリス国籍の白人男性で、有力紙のジャーナリストでもある。アラブ系やアジア系のイギリス人ではないし、イスラム教に改宗してもいない。またとない人材じゃないか。だれにも疑われずに、政府の役人となり、軍人にもなれる。そして、これは四年後に考えたことだが、飛行機の操縦を学ぶこともできる。ここはなんとしても切り抜けなければならなかった。それも早く。私は知恵を絞って抜け道を探した。頭に火がつくほど必死になって考えた。
               .

 「シャイフ・オサマ」。次の言葉が見つかる前に私は話し出した。
               .

 「オサマ師、私はムスリムではありません」。テントに沈黙が流れた。「私はジャーナリストです」。これは誰も否定できない。「ジャーナリストの務めは真実を伝えることです」。これも否定できないだろう。「真実を語ること。それが私の使命だと考えています」。
               .

 鷹のような目が私を見据えていた。そしてビンラディンは理解した。私は彼の誘いを断ろうとしている。男たちを前にして、今度は彼が栄誉の撤退を演ずる番になった。「真実を語り続けるなら、あなたはりっぱなムスリムです」と彼はいった。戦闘服を着た髭の男たちは、この聡明な言葉に深く頷いた。私は救われた。月並みな言い方になるが、「息を吹き返した」思いだ。駆け引きは終わった。
               .
 
 ビンラディンは突然、カメラの横に置いた私の学生鞄からレバノン新聞の端が出ているのに気がつくと、それを手に取った。その仕草がどこか芝居じみていた。少しばかり面目を失ったと感じて、話をやりすごそうとしたのかもしれない。
               .
 
 いま読まないと気が済まないようだった。見守る男たちをかき分けて、炎をゆらす石油ランプまでにじり寄っていった。それから三〇分かけて、アラビア語の新聞を読み耽っていた。私たちのことはもう目に入っていない。ただ時折、エジプト人の筆記者を手招きして記事を読ませたり、戦士のひとりに新聞を広げて見せたりしていた。
               .
 
 私は不思議な気がした。ここが本当に「世界テロリズム」の本拠地なのだろうか。ビンラディンは、何台ものコンピュータにデジタル化された攻撃計画を入力し、最先端の近代技術を駆使した地下要塞から「テロ組織網」を操り、スイッチをひとつ指で弾くだけで、同志たちに西側の標的を攻撃するよう指令できるはずではなかったか。


 米国務省の報道官の話を聞いて、ニューヨークタイムズ紙やワシントンポスト紙の社説を読んでいると、そう考えるようになってもしかたがない。しかし、この男は外の世界から隔離されていた。ラジオもテレビも持っていないのだろうか。
               .


               .
岩波『世界』誌、〇五年一二月号掲載。
               .

Extracted from The Great War for Civilisation: the Conquest of the Middle East by Robert Fisk.
               .

ロバート・フィスク。英『インディペンデント』紙中東特派員。ベイルート在住。北アイルランド紛争、イスラエルのレバノン侵攻、イラン革命、イラン・イラク戦争、ソ連のアフガン侵攻、湾岸戦争、ボスニア戦争、アルジェリア内戦、NATO軍のユーゴ空爆、イラク戦争などを取材。著書にPity the Nation: Lebanon at War (1990.1992)など。最新刊にThe Great War for Civilization: The Conquest of the Middle East がある。
               .


               .
写真は、2010年、ヘルマンド州のハンセン米軍キャンプから見上げるアフガンの星空。









最終更新日  2015年02月22日 21時00分15秒
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