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↑ <病院の診察台にて> 病院に行ってきました。 今日も血液検査と尿検査。 結果は。。。どちらも芳しくありませんでした。 と言うより腎臓、どんどん悪くなっていっています。 先週よりも更に数値が上がって、去年の11月頃に比べたら約10倍近くに なっていました。やっぱりここ数週間のうちにグッと悪くなったようです。 これからもどんどん悪くなっていくと思われるそうです。 これ以上数値が上がれば吐き気が表れ、吐けば一気に体力はなくなるし 水分も取れず、即、命の危険が訪れると思われる。。。 ……やっぱりなぁ。。。 予想はしていたけど、、、 吐いたら。。。最後だろうな。 苦しむ姿は去年見た。予想がつく。まさに地獄絵図。あれは避けたい。 結局これからどうしてあげるかの問題。 数少ない選択肢の中から私が選んだのは量を減らして再度、 皮下点滴にチャレンジという事だった。 皮下点滴は以前、吸収が出来なくなり断念した治療だったが、 今回は量を減らしたのと抗生剤との併用で何とか吸収して欲しいとの 願いを込めて再開してもらった。 もしまた吸収せず溜まってしまうような事があれば抜きに行かなくてはならない。 桃香にとってはまた大きな負担になってしまう。 そんなリスクも承知の上で選択した皮下点滴。。。 果たしてこれで良かったのかどうかわからない。 それにわずかな量を週1回点滴したところで症状が良くなるという保証も 今はもう無い。 もし今回吸収してくれなければ、他に取る方法は無い…と思う。 そしたら私は諦めるのかな? わからない。。。 諦めると言っても見捨てるわけではない。 ただ、あとは桃香の寿命が来るその時までそばで見守るだけ。 今日の皮下点滴は言わば私の最後の賭けでもある。 そしてきっと最後の「悪あがき」だ。 桃香の治療に関して私以外の家族は、もうだいぶ以前から、 これ以上、桃香に負担をかけて何かをするのは可哀想だし、 年齢的にもう充分頑張ったのだし、仕方が無いのだから、 自然のままにさせた方が良い。との意見だ。 何度、点滴を止めるよう言われたかわからない。 何度、薬は可哀想と言われたかわからない。 何度、もういいじゃないか、と言われたかわからない。 こんなに歳を取っているのにそこまでするのは可哀想だと何度言われただろう… それを全て振りきって私の一存でここまで色々してきた。 でも、もうそれも限界を迎えようとしているのかもしれない。 病院からの帰り道、父は言った。 「具合が悪くなってからもうすぐ1年だし良く頑張ったよ。」と。 家に着くと母が言った。 「桃ちゃん、今までたくさん頑張ったもんね。仕方ないよね」と。 …何も言い返せない自分がいた。 だってホントにそう思う。 これ以上、私は桃香にどんな負担をかけようって言うんだろう。。。 出来ない..な。もう。 横たわって鳴く事も動く事も出来ない桃香。 具合が悪いのではないなら別に良い。 老衰で徐々に動けなくなったのなら仕方ない。 でも桃香は病気なのだ。。。 もしかしたら、ダルいのかもしれない。苦しいのかもしれない。 気持ちが悪いのかもしれない。 そんな中、これ以上、無理を強いることは、やっぱり出来ない。 たくさんの意見があるとは思う。 家族の言っていることもわかる。 反対に諦めるなとか凹むなと言ってくれる人がいるのもありがたい。 でも・・・正直、今は聞く耳なんて私は持てない。 桃香にもう、頑張れって言っちゃいけない気がして悲しい。 それでも頑張れって言ってしまう自分がいる。 家族の前では「そうだね、もう諦めた!」と答える自分。 諦められるわけないのに。 「苦しまないで逝きなさい」桃香を撫でた母。 「そうだよ!吐くと苦しいから吐かずに死ぬんだよ!」母の隣で笑って言った私。 どうしていいかわからないのに。。。 いなくならないで欲しいのに、、、 「ここまで看たんだから良いでしょ。あなたも頑張ったわよ」家族はそう言う。 私は頑張ってなんていないのに。 桃香にそばにいて欲しいだけなのに。 何も言えない私。 ねぇ、桃。 桃との時間、あとどの位あるの? 教えてよ。桃ちゃん。 ごめんね、まだ、お疲れ様って言えないよ。 桃、お願い、まだ行かないで。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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