モモの日記

私は自宅から駅まで自転車に乗って行きます。
駅の駐輪場は今どきめずらしく無料で、比較的広くて駐輪しやすくなってます。

でも、朝きちっと止めていっても、帰宅する時にはエライことになっている時があります。

今日も電車を降り、改札を出て駐輪場に向かいました。
朝、止めたはずの場所の辺りに目をやると、私の自転車を真ん中に３台の自転車が重なって倒れていました。

おい～（＞。＜）
倒したら直していけよ～（T－T）

ブツブツ言いながらひとりで自転車を起こす。
グリップが下の自転車のスポークの所に引っ掛かっている。
ペダルも入り込んでいる。
ちょっとやそっとじゃ抜けない・・・

おいお～い（泣）

やっとの思いで１台を引っぺがして、よいしょと起こしたところに、ひと組の親子連れが通りかかりました。

お父さんはつかつかと自転車に歩み寄り「どっちが自分のや？」と聞きながら、私の自転車をひょいと持ち上げてくれました。
「オレンジの方か？」と言いながら私の自転車を救い出してくれたのです。

「ありがとうございます。助かりました」
そう言う私ににっこり笑顔を返してくれました。

その時、そばにいた息子さん（おそらく小学校２年生ぐらい）が最後に残った自転車を起こそうと近づいてきました。

一瞬、一番下にあった自転車がこの親子のなんかな～と思ったんですが、そうではないらしく、単に最後の自転車も起こそうと、彼が自発的にやったようでした。

なんとすばらしいっ！

お父さんに言われるでもなく、あくまでも自発的にという所に私は感動しました。

きっとこのお父さんの親切をいつもそばで見ているので、彼もいつのまにかそれが当たり前になっているんだな～と。

その親子連れにお礼を言い、自転車に乗り、家路に向かったのですが、とっても清々しい気分でした。


世の中まだまだ捨てたもんじゃないな～と☆