失敗は成功のもと(2005.2.19の日記)失敗は成功のもと 外国語の習得って難しいですね。 ふぅ~っ。 毎日ため息が出るわ。 ま、スイスに住むことになったのも、なにかの縁。 ドイツ語がんばるしかないわな。(←自分に言い聞かせ) さて、外国語を習得する際、間違えはつきもので、 新しい単語を作ってみたり、全然違う単語を使ってみたり、 ニュアンスは似てるんだけど、ネイティブからしたら、 ちょっとおかしな文を作ってみたり。 でも、結構その間違えが勉強になったりすることがある。 私は去年とーっても宿題の多い学校に通っていた。 学校オリジナルの教科書は、校長の手により作られ、校長にとって理想の教科書であった。 が、それは哲学だの、フランス革命だの、なんだのかんだの小難しいテキストのオンパレードで、 「あの~このクラス、ドイツ語始めて5ヶ月めに当たるクラスなんすけど?」 ってな具合だった。 そんなんで、宿題の作文もなんか小難しい課題を与えられた。 ある日の作文課題は 「人間にとって成功は必要か」 というものであった。 とりあえず、ドイツ語を書けばいいので、小難しく考えず、私は、 「人は肩書きで人を判断する傾向がある。 そして他人のことを弁護士の○○さん、△△会社で働いている××さん、などと職業で記憶したり、 あの人はいい大学を出ているから優秀だ、などと考えたりする。 それゆえ、人は他人にいいと思われる肩書きをほしがる。 この傾向は、人々に意欲をもたらす。 それはいいことだと思うので、人間にとって成功は必要だと思う。 しかし一方、この肩書き社会で、落第は犯罪や自殺などをもたらす場合もある。」 などと書いた。 翌朝、結構自信を持って、先生に提出すると、さっと目を通した先生は??という顔。 そして言った。 「モモ~、Durchfallって使っているけど、意味知ってるか?」 ここで私は「落第」って意味で、Durchfallを使ったのだが、 「モモ~、Durchfallってなー、 flüssige Kaka (液体のう○ち) って意味だぞ。」 「ゲリP?!!!!! ナっイーーーーーーンっっ!!!」 こうして、私はとっても重要な単語のひとつ Durchfall を学習したのであった。 ちなみに私が作ったドイツ語文は、 「ゲリは犯罪や自殺をもたらす。」 となってしまっていたのだ。 イヤ~ン。 NEXT |