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ももも。のおスイス暮らし

発音は難しいのだ。

(2005.3.2の日記)


      発音は難しいのだ。






      日本人がRとLが苦手なのは、仕方がない。
      だって、日本語にはないんだもーん。


      とはいっても、それを無視しての外国語習得はかなり厳しい。
      それじゃ、通じないから。





      ニュージーランドでのホームステイの確か初日だった。
      ホームステイマザーは猫を飼っていて、ペットの話になった。

      「日本で何かペットは飼っているの?」と聞かれ、
      「今はいないけど、昔ウサギを飼っていた。」と答える私。



      ・・・通じていない。ホームステイメイトのスイス人にも通じていない。



      ウサギは英語でラビットなはず、ほかに言い方があるのか?と考える私。
      とりあえず、耳が長くて~などと説明をしてみる。


      すると、

      「あ~、Rabbitのことねー、ももも。が言いたいのはー。」

      とマザーがわかってくれた。



      カタカナで書けば、ラビット。
      英語で書くと、Rabbit。


      そうそこには、日本人の苦手とする「R」があったのだ。



      マザーの所には3ヶ月お世話になったのだが、マザーのRレッスンが
      しょっちゅう開講され、どうしたらRの発音になるのか教わった。
      早口言葉で練習もした。Round the rugged rocks the ragged rascal ran.
      フツーに会話している時でも、直してくれるいい先生でもあった。

      彼女の所を後にしてからも、時々遊びに行くと
      「ハウ イズ ユア ゥア~ル?」などと、よく聞かれたもんだ。







      ドイツ語にも、もちろんニックキ「R」が存在する。
      英語よりも、もっとレロレロと巻いた感じか。

      うちのダンナの名前にも苗字にも、このニックキ「R」が存在し、
      冗談で、

      「あんた~、日本人の奥さん持っちゃダメだよー、発音できないから~。」

      などと言っていた。

      ダンナの苗字も名乗る予定だった私。冗談言ってる場合じゃない。
      レロレロ練習しましたがな。





      ドイツ語の学校での書き取りでも、よく間違いをおかし、

      「モモぉ~、なんでオレが『L』って言うと『R』って書いて、
       『R』って言うと『L』って書くんだよー。」


      とよく先生につっこまれた。


      日本語を母国語として育ったから、RとLは難しいのだよ、先生。






      さてさて、ドイツ語を始めてみて、RとL以外に発音が難しいアルファベットを発見した。




      それは「M」と「N」。


      英語の発音と変わりはないし、英語圏でこのふたつで問題はなかった。
      だから、自分は発音ができていると思っていたのだ。



      しかーし、ドイツ語を始めて、私はそれができていないことに気が付かされた。

      ドイツ語にはAkkusativ(対格)とDativ(与格)というのがあって、
      その違いは男性名詞の場合、スペルにしてみると、語尾につくMとNかの違い。


      うまく説明できないが、例えば、

      (対格)auf den Tisch (アウフ デ ティッシュ)
      (与格)auf dem Tisch (アウフ デ ティッシュ)

      このふたつの見かけや音は、似ているようだが、意味は違う。


      auf den Tischは「テーブルの上」と物がテーブルに向かっている動作を表し、
      auf dem Tischは「テーブルの上」と物がすでにテーブルに置いてある状態を表す。


      これはドイツ語文法でかなり重要なポイントで、
      この違いを伝えるには、しっかりMとNを発音しなければいけない。
      特に学校で問題の答えを言う時などは。

      そう、いっくら文法を理解して、ノートには正しい答えが書いてあっても、
      MとNをちゃんと発音できないと、先生に、

      「間違っている。」

      と冷たく言い放たれてしまうのだ。


      私はこれに何度も苦しめられ、Rに加え、MとNの訓練もするはめになったのだ。
      とほほ。






      MとNの違いで、もうちょっと。
      またまたニュージーランドでの話。

      バックパッカーで住み込みをしていたとき、
      ホリデーをもらって、友人を訪ねることになった。
      お父さんのように世話好きなボスが、
      私の代わりにバスの予約の電話をかけてくれた。(電話は苦手ですから~)


      さて、電話で私の苗字を伝えるボス。
      予約の電話はたいてい、スペルを聞かれる。

      「K、A、N、E、K、O」 (←私の苗字バレバレだが・笑)
      と、さすがはネイティブ、ボスは流暢に事を済ました。


      後日、バスセンターに支払いと、チケットを引き取りに行った。
      「あー、明日からホリデーね~」などと、浮かれながらチケットを確認すると、
      そこには





      「MS.KAMEKO」と書かれていた。



       んんー?? か・め・こ??だとぉぅ~!!




      私のニュー・ニックネーム誕生秘話である。







      教訓)ネイティブにだって、MとNは難しいに違いない。





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