続・NZでドイツ語講座続・NZでドイツ語講座ワーホリが終わり日本に帰ってから、本屋に行ってドイツ語教材を探す私。 本格的にとは思っていないけど、せっかくドイツ語圏の友達ができたのだから程度な気分で。 「旅の指さし会話帳・ドイツ編」を見つけて、即効買ってしまった。 NZにいたとき、友達がオーストラリア編を持っていて、とっても楽しい本だったから。 この本のメリットは、まじめくさってなくて、日常的な表現がいっぱいあって、 そのうえ母国語の人も笑えるというとこ。 地方ごとの挨拶とかも載っている。 そこに載っていた、北ドイツのあいさつ 「モインモイン」 このなんとも言えない響きに惹かれてしまった。 ズンカは北ドイツ出身だったので、さっそくメールで試してみた。 通じた!すごい! NZが忘れられず、日本の生活に戻れなかった私は、2ヶ月日本にいてNZに戻った。 「旅の指さし会話帳・ドイツ編」とともに。 マヌはその頃、バックパッカーでの住み込みは止めていて、 ズンカのいるウエストコーストに居候していた。 ボスからホリデーをもらって、ふたりに会いに行った。 その2週間後、ズンカの兄が北ドイツからNZにやってくることになっていて、 私が住み込んでいる宿にも泊まる予定なので、私もお目にかかれる。 ある夜、まだ見ぬズンカの兄・クラウスをもてなすために 「北ドイツ方言講座」が開かれた。 モインモイン!(やあ!) イッヒ・ビン・モモモ。ビストゥ・ドゥ・クラウス?(私はももも。、あなたクラウス?) ヴィ・ゲーツ?(元気かい?) (お酒をすすめて) ブロォーシュトゥ!(かんぱーい!) アイネ・ガイドゥ・ノッホ!(うーん、もう一杯!) ヨーヨー(あいづち) 全部覚えてないけど、こんな感じだったと思う。 なんどもなんども繰り返した。 これを見ていたバイエルン出身のマヌ、 私が北ドイツの方言を一生懸命マネする姿に、大ウケしていた。 静かな静かなウエストコーストの田舎の夜の空に、 ヘンテコなドイツ語と笑い声が響き渡った。 ドイツ語は、いっぱい喉を使って音を出す。最後の方は声が枯れてしまった。 なぜドイツでビールが有名なのかが、わかったような気がした夜でもあった。 NEXT |