デモに遭遇あれは、今年の春…。いやもっと前だったか?ソウルの日本大使館領事部の近くにある、教保文庫 光化門店へ 日本の書籍を買う目的で、バスで向かっていました。 もうそろそろ市庁だなぁ~~と思っていたら… バスのラジオからこんなニュースが…。 今、市庁前で全国の労協の集会をやっています 何?ナニナニ!!市庁~~? 見たら本当にやっていた。 赤い大きな旗が翻っているではないかっ? その時には、「あ~~あ。交通渋滞かぁ~」くらいの お困りモードだった。 そしたら、 あの道幅50メートルくらいある光化門へいく道路が 人で埋め尽くされているではあ~りませんかっ!!! 急遽、バスは路線変更。目的の本屋さんまでもう目と鼻の先っつうのに、バスは別方向へ…。しぶしぶ市庁前の次で下車した私。 このあたりの地理にはあまり詳しくないので どう迂回していけば歩いて本屋へいけるのかがわからない。 わたしは決意した。 「よし、このデモの人の山をかきわけて、歩いていくぞ!」 知らないことほど恐ろしいものはない。 これは…。 いざ歩き出すと、人だかりの最前線には 警察の(日本なら機動隊か?)大きな車がデーンと3台ほど 横止めしてあって、デモがそれ以上前にいけないように バリケードしてある。 その上、車の上には、防護板をもった警察のお兄ちゃんたちが 数名立っているではありませんか? 「ここを通りぬけるのは、無謀か?」 一瞬、迷ったが、2、300メートル先には目的地が見える。 やっぱり通りぬけることを決意。 わずかな隙間を通って歩きながら、 デモに参加しているおじさん達をみてみると なんと皆様 鉄パイプご携帯…。 赤いハチマキ、赤いベストをお召しになった いわゆる バリバリバリのデモのベテランの方々の模様…。 少し歩いていくと、なんと倒れている人がいる…。 自分の皮膚が「ヒヤ~~~ッツ」とするのを感じる。 と、その時…。 ある一人のデモ参加中の男の人が「ウオオオオオオ~~~」と 後ろに向いて走り出した!! するとそこの近辺にいた人がいっせいに走り出した。 「ウォオオオオオ~~~~~~~~~~~~~~~~!!!」 『ぎぎゃあ”~~~~~~~、殺される~ゥ』 とっさに判断した私は逆方向を向いて人々が走る同方向へ向いて 走り出した。 そして、地下鉄への入り口をみつけ、そこへ飛び込んだ。 いやぁ~~~。怖かったよ~~~~。 たぶん、前の方で警察とこぜりあいかなんかあったんだな。 それでも本屋へ行くことはあきらめず、地下鉄1号線で鐘閣へ行きそこから本屋まで歩いて行って本をしっかり買いました。 その後、別コースのバスに乗ろうと鐘路2街に向かって歩いていくと、目的地の方向から 「カーーーンカーーーーン」 という音が聞こえてきた。 なんと、ロッテデパート前の道路を道幅一杯に あのオッちゃんたちが、鉄パイプを鳴らしながら歩いているのであった。 再び恐怖にかられた私は地下鉄にとび乗り、家へ直行した。 その後、ニュースでみたら、 その鐘路2、3街でその直後 「火炎瓶」が何年かぶりに空に舞ったそうで…。 あああ~!生きててよかった。 |