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日記

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2012.04.03
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婦長が三月下旬。退職した。
最後は、あっけなく、寂しい感じだった。
18年、勤め上げて、これ?・・・でも、婦長自身が招いた結果なのだろう、など私は一人思いをめぐらせた。
婦長のいなくなった、外来は忙しくも、静だった。
5年以上婦長のことを『目の上のたんこぶ』と、思っていた直さんにとったら、私がスタッフをしっかり〆てやる的な、気持ちが満々だったと見え、みんなそれぞれに指示を出した。
たしかにそれは、早いし、やらないといけないことだった。
でも、独善的でもあり、反感も感じることが、いくつもあった。
年上だし、先輩だし、一応聞く。
聞くけど、心にわだかまる不満。
相手が先輩だろうと、言うべきことは言わないと。私は思った。
だから、口に出した。
案の定、相手も感じるものがあったんだろう、お互いぎくしゃくした。

直さんは、大好きな先輩。面白いし、魅力ある人だ。
一週間、わたしはぎくしゃくする職場の中で、必死に考えた。
どうあるべきか、。うまくやるためには。

私が出した答えは、まあ、なんてことない。
気持ちを緩めて、すべてを受け入れることだ。
直さんは、今、張詰めた糸なんだから、まわりも張詰めていたら、ぷつんと切れる。
私も、張り切りすぎなんだろう。
指示する人は、ひとりでいい。
後は、それに従う体制じゃないと。
私は、生意気なのだ。


考えを改めることで、うまくいく。
そう感じたのは、ほんの数日。

昨日、4月最初の仕事日。新しいスタッフも迎えて院長の挨拶があった。
その中で、新しい体制で、私をスタッフ代表として、一丸となるように、とのことで。

直さんの、顔色が見る見る変わるのが私にはわかって。
すごく、こわかった。
こわすぎて、直さんがなんて思ったのか、不安になった。
その応えは、その後の態度で一目瞭然だけど。

二人になったとき、言われた。
「桃茄子さんの、顔、今平静な気持ちで見られないし、一緒に仕事したいという気も湧かない。まあ、時間がたてば、だんだんと慣れてくるだろうケド。
もう、仕事に関して一切わたしは、決めることはない。桃茄子さんが決めていい。私は院長がああいった以上、それに従うしかないから、なにも相談しないで。自分でやって。」

今、傷ついて、動揺してる人に、その張本人がどう言葉をかけようか。かけようがない。
でも、私も傷ついた。

本当は、こういう状況を想定して、院長にそれとなく伝えてはいたんだけど。
院長には、もっと、ハッキリした言葉で伝えないと、わからなかったんだろう。
一度言った言葉は、取り消せない。

帰ってきてから、くたくただった。頭が痛かった。

たかが女が数人集まる、小さなクリニックだけれど、私にとったら、一日の大半を占める大きな世界。
住みやすいか、住みにくいかは、最重要問題だ。

今日から、どんなしていればいいのかな・・・。
仕事に不安はないけど、人間関係と、人の配置は不安だ。凹む。

今日は、雨で走れなかった。





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Last updated  2012.04.03 07:12:13
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