ちょっと思い出話
私の子供の頃のことを、ひとくさり・・・ 子供って、言葉を覚えたての頃、大人が聞くととてもおかしくて可愛らしい言い間違いをします。 私達兄弟も、御多分に漏れず、言い間違いをしました。 たとえば・・・「血が出た」を「血がが出た」「蚊がかんだ」を「蚊ががかんだ」(ともに「が」が一つ多い)とか「浜山(地名:はまやま)」を「はやまや」とか。 これが、2つ違いの兄と私だけなら、兄の言い間違いをそのまま覚えてしまった、と考えられますが、6つ違いの弟も同様の言い間違いをしていたので、これはもはや「DNAのなせる業」と言えるでしょう。 (ちなみに、3人とも縁側から落ちているので、やはりDNAのなせる業とは恐ろしい・・・) で、私は3人兄弟の真ん中で、女の子1人ですから、こういう「男女兼用」の言い間違いだけでなく、「女の子限定」のことも言っていました。 幼稚園の頃、私はスカートが嫌いで、かといってズボンも好きではなく、となると何を着ていたかというと、スカートのようなズボンのような、「キュロットスカート」を好んでいました。 そのキュロットスカートのことを、私は「キャロットスカート」と言っていました。 直訳すると、「にんじんスカート」。 なんだそれは! あとは、『津軽海峡冬景色』の「青森駅は雪の中」を「青森駅は水の中(洪水か!)」。 これは、小学生になるまで、ずっとそう歌っていて、親に指摘されても、「水なの!」と言い張る頑固娘(出雲弁で言う「きこ」な子)。 まあ、そんな言い間違いをしていた私も、短大では国文を専攻し、国語のプロとなったので、幼少期のいい間違いなんて、たいした問題ではないようです。 さて、そろそろおしゃべりを始めた坊、一体どんな言い間違いをしてくれるのか、とても楽しみです。 ちゃんと記録しておかなければ・・・ふふふ・・・