不景気を知らぬ雑草
明日に予定していた草取りを今日実行した。明日の天気が良くないとの予報なので急遽変更しての作業でした。5月に入ってから時折の夕立に、緑なす雑草は萌えてあさくさもしくによしなしで、人間社会の不景気を尻目に、大地の栄養を吸収して、刈っても刈っても直ぐに伸びてしまう。我が家の庭の雑草も春になってから幾度となく鎌や草刈マシーンで刈ってはいるが、そのたび毎に雷雨が発生し雑草の生命力を一段と高めているようである。雷雨の発生が多い年は米が豊作になると言われているが、米どころではなく、雑草の豊作である。不景気を知らないのは雑草ばかりである。雷は生命体である動植物の細胞を活性化させる手助けをしている。雷が発生すると至る所にオゾンが多量に発生して、生命体である細胞を刺激して、異常的に細胞分裂が早まりひとつのパワーが出てくるのである。これらの影響は植物でも、動物でも同様なのである。芽吹き時の雷雨はテキメンに効果を倍増します。それなりに細胞にストレスを与えることによって、生命体に活力をもたらしてくれます。ただ動物によっては脳に刺激が与えられて変にパワーがでて狂暴化するのも出てくるようです。雷が多く発生するようになると地球に異変が起きる兆しともとれるので、あまり喜んでもいられないものである。今後軍国化する日本の姿をみても、政治家の一部の人間に恐らく頭上に雷でも落ちたに違いない。これからの時代は異常性格者が主導権を得る時代となるかも知れない。しかし、必ずといっていい程、このような人が出てくると最後は戦争になるのである。五月は過去に於いても数多の犯罪が起きています。ところで植物の成長が盛んな時は、動物でも同様な事が起こっているのである。上野の科学博の花展を見て思ったことだが、植物にあることは、動物にも似たようなものがあるという事のようです。それを信念にした世界的植物学者であるリンネはあれほどまでの研究成果を後世に残したのであった。実に偉大な植物学者である。我々は以外に植物を馬鹿にしているようだが、最後は総て植物に支配されてしまう事を知らないようである。文明が栄えた後は総て砂漠か荒野や荒地に支配されているのである。一ヵ月前沖縄の遺跡を見てきたが、マングローブみたいな植物やその他の植物の根に支配されて、遺跡を覆い被さった姿となってしまっている。これらを見ても世代交代の早い動物と交代の遅い植物との違いが判る。年々歳々花相似たり、歳々年々人同じからず。