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カテゴリ:カベルネのワインな毎日2
←ワインがあまり飲めなくなった私へのお土産だそうだ。
☆私は奴にはさんざん怒った事がある。聖母であるはずの私がなぜ、奴には腹が立ったのか、そしてそれをそのまま表現できるのは何故なのか?今でもそれはよくわからない。 ☆子供の前で派手な喧嘩をする両親を、私は子供心にとても嫌悪した。なんで好きな人と結婚しなかったのだろう?好きな人ならそんなに喧嘩をするはずないのにな、と子供ながらにそう思っていた。 ☆夫とは腹が立たない間柄だ。それは今も健在である。殆どといっていいほど夫婦喧嘩をした事もない。なぜか彼に対して私も腹立たしいと思った事がないからだ。厳密に言うと我慢した事は少しはあるが(お互いだろうが)その程度の事だ。 ☆しかし、そんな喧嘩ばかりしている奴が、私の事が心配だったとベンツで迎えに来た。本当に生きているのかどうなのか?見たかったのか?生きている私を見て、安心して奴は笑った。「何よ!ベンツなんておじさんになっちゃったわね」と私は嬉しさと体調不良のままの悔しさで嫌みを言った。 ☆奴は昔からの知り合いで、何かイベントがある時も、奴に女が群がっていた。奴の為にと創ってきた女達の弁当を何個も他の友達にまわしていた~本当にいやな奴だ(笑) ☆そんな奴だが。そんな奴だからこそ、私も好きな事が言えるのだろう。第一、ここでも彼は、奴としか書きようがないのだ。ただ、そんな永い奴との交流のなかで、本当に怒れる相手/怒ってくれる相手と言う関係の大切さを知った。 ☆私の両親はもう高齢になってきたが、まだまだ孫の前でも喧嘩したりする。元気だ。イイ関係なのかもしれないなと最近は思う。 ☆奴の前ではいつも怒っている私だが「今日は本当にありがとう」と心を込めてここで言いたい。THANK YOU SO MUCH! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.10.29 17:05:21
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