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カテゴリ:カベルネのワインな毎日2
←左/夢の箱 右/版画:屋上からみた風景
◎怪獣一号は私に言わせると、ちょっと親バカだが優等生タイプだ。そのおかげで、取りあえず、ここ2.3年を切り抜けてきた。弟の面倒見もよく、兄が弟に気を使い過ぎだと実家の母に注意されるくらい優しい。勉強も外での活動も、生徒会等もなんでも優等生。私が彼に感謝しているのは言う迄もない。先日、学校でアート展があった。私はとにかく、怪獣達の学校での成果をデジカメにおさめて記録しておこうと、足を引きずりながら学校へ向かった。子供の考える事はとても大人では及びもつかない。素晴らしい作品達の数々の中、ウチの怪獣達の作品も頑張っていた。怪獣一号の夢の箱には、メジャーリーガーが描かれていて、スポンサーの名前がなぜかカタカナで「ニンテンドー」と入っていた。思わず笑った。 ←左/夢のパズル 右/家庭科で作った自作のリュック ◎怪獣二号は、保育園時代からその独特の感性を活かし、色んな展覧会の代表に選ばれた。今回は色使いが割と地味目だったねと言うと、今回はねえ~イメージがあんまり湧かなかったんだよ、と大人みたいに応えた。しかし、リュックはちゃんとミシンで完成していて、今日も友達のウチに行くのにそれをしょっていった。今迄のリュックはもう出番がなくなるだろうなと、私は思った。 ■その後、すぐに音楽会なるものがあった。これは授業の一貫なので撮影禁止だった。私は5年と6年の演奏に時間を合わせ、ふらつく足取りで学校へ向かった。ちょうど、4年生の演奏が終わったところだった。怪獣2号はまん中でしかし地味に綺麗な声で合唱をしていた。怪獣1号の方は念願のドラムスを射止め、どこでこんな事ができるようになったんだろうか?と思うくらいだった。10階の空中に住むウチで、ドラムが叩けるはずもない。しかし、彼は自分がやりたくてそれを選んだのだ。行く前から少し、涙ぐんでいた私は、彼等の演奏中、涙が止まらなかった。そこまで泣かなくてもと、夫に笑われたが。自分がこのような状況だからこそ、よけいに込み上げるものがあったのだ。 ■考えてみれば、昔、夫はギタリストで私はピアニスト&ボーカリストだった。今は夫もギターを弾く暇もなく、私は歌を忘れたカナリアだ。私が小学校の時、3.4年生を受け持った先生は私にこういった。「桃チャン、いつも心に太陽を、唇に歌をね」。ピアノを習い、音楽は得意だったのを知っていた先生は、引っ込み思案だった私を、皆の前でお手本として引っぱりだし、ソロでよく歌わせてくれた。先生、お元気ですか?桃はこんな状態ですが、またきっと歌を歌いますね♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.11.23 20:29:20
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