2009/03/07(土)09:08
陸上自衛隊の演奏会を聴きに
抽籤で当たったので、陸上自衛隊第11音楽隊による「第11回 室内楽演奏会」を聴きに友人と一緒にKitaraに行ってきました。無料のコンサートは目ざとく見つけて、まてに行ってますよ~第1部は室内楽です。
プログラムは
1.サクソフォーン四重奏曲 C.パスカル作曲
2.二重奏曲変ホ長調op.15 N.ブルグミュラー作曲
3.五重奏曲変ホ長調op.103 L.v.ベートーヴェン作曲
4.風紋 保科 洋作曲
5.歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲 M.Iグリンカ作曲
でした。普段元気のよい吹奏楽を演奏するのが多いと思うので、本格的な室内楽演奏の機会を隊員の皆さんも大事にしているのが伝わってくる演奏でした。
ブルグミュラーはピアノの発表会でおなじみのあのブルグミュラーなのかしら
解説によると、わずか26歳で亡くなったとか・・・もったいない・・・
でも、作品はずっと後世まで演奏され続けているのだから、才能ある作曲家っていいですよね。保科洋さんという作曲家は知らなかったのですが、吹奏楽の業界では有名みたいで、この「風紋」という曲も、短いながら印象的で楽器の聴かせどころを生かした、いい曲でした。第2部はゲスト指揮者崎田俊治氏を迎えて、吹奏楽演奏です。プログラムは
1.歌劇「メリー・ウィドウ」よりヴィリアの歌 F.レハール作曲
2.アメージング・グレイス 賛美歌
3.リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲 O.レスピーギ作曲こちらは人数も全員出演でたくさんになり、本家本元というか、エネルギッシュで明るい指揮者を迎えて、音楽隊も充分にそれに応える演奏で、とても良かったです。アンコールは「美しく青きドナウ」でした。吹奏楽って息で吹く楽器だから、それを合奏すると文字通り「息を合わせる」ことになりますよね。みんな一緒の場所でブレスする(少なくとも同じパートのひとは)ってことです。
「息の合った演奏」ってまさにこういう演奏から発祥したことばなんだなぁと納得。
私がやってる邦楽の合奏では、けっこう「息を合わせる」って忘れがちかも。
尺八は息の楽器だけども、お筝やお三味線を弾くときは、みんな勝手に息してるかも
音楽のフレーズに合わせて、パートリーダーにブレスを合わせて演奏すれば、きっと「息の合った美しい合奏」になるなぁと思いました。