桃の缶づめ

2020/01/27(月)21:04

【2020コンサート6回目 】グランドオペラ カルメン

音楽(182)

カルメンのチケットを買った時点では、新演出でアメリカショービジネス界が舞台に変わっていることをまるで知らずに買ったのです。 すごく楽しみにしてて、去年の11月に演出家によるプレトークも張り切って申し込みして行ったところ、青天の霹靂で現代アメリカショービジネスの話を知ったのです。 うーむ、、、どうなのそれ???感満載で昨日の日曜日見に行ってまいりました。 幕開けから、レオタード姿の人々が柔軟などをしつつ、オーディションの場面からいつのまにか始まり。 やはり、カルメンは曲もオペラの場面も、あまりにも耳馴染み、先入観があるので、ショービジネス界を自らの力で成り上がっていく女、カルメン・シータ、警官の職を投げ打ち誠実で純情な恋人を捨て、カルメンのストーカーに堕ちるドン・ホセには最後まで違和感ありましたねー。 ただ、スーパースター、エスカミーリョは与那城敬さんが、自信満々の芸能人を楽しそうに演じてて、一昨年の年末第九でソロを真面目に歌っていた時とは、別人のようで、オペラ歌手守備範囲広いなーと( ̄∀ ̄) オペラ歌手の皆さんが、お腹や太もも丸出しでダンスを踊らさせられるのも、見ててちょっと気の毒、、、 この演出は、劇団四季で演ったらすごくピッタリだなあと感じました。鍛えられたボディにこそあの衣装は合う! 歌も札響のオケも素晴らしかったし、主役カルメンのアグンダ・クラエワさんは、私は知らなかったのですが、さすがの声量と迫力でした。 カスタネットとタンバリンの名人芸も聞けたし、歌手がのびのびと歌えるように、音楽を巧みにコントロールしつつ、聴かせどころはバッチリと決めてくる指揮のエリアス・グランディさんと札響の演奏はさすがでした! 願わくは、次のグランドオペラは読み替え新演出じゃなく、オーソドックスで聴きたい。 オペラには、水戸黄門的な決まりごとカタルシスを感じさせて欲しいのですw

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る