■洗い物

■洗剤や石けんを使わないのは洗濯だけではないんです。台所の洗い物にも一切使っていません。動物性食品を料理しないということもあって、鍋やフライパンについた汚れも、小さくカットしたボロ布で拭きとって水洗いすれば簡単に落ちてしまいます。

　水洗いにはヘチマを使っています。ヘチマは昔から沖縄ではナーベラー（鍋洗い）と呼ばれているほど洗浄力があります。あのゴワゴワの繊維がいいのでしょうね。長～い１本まるごと、または半分に切られた乾燥ヘチマを買っておいて、カッターや包丁で輪切りにして使います。アクリルたわしなんかもなかなかいいですね。

　お鍋の焦げ付き、コンロの汚れには重曹もお勧めです。界面活性剤を使わないマザータッチという洗浄液と重曹を混ぜてもいいらしいです。この２つだけでハウスクリーニングをしてくれる業者さんも現れたと聞きました。素晴らしいことですね！

■また、食器や野菜を洗うときにはまず、シンクに洗いかごを置いて水を張り、その中で大方の汚れを取ってしまうとすすぎの水が少なくて済みます。水を出すときにも蛇口を全開せずに、半分ぐらい閉めた水量がちょうどいいと思います。モノによっては、ジャーッと勢いよく洗い流したい場合もあるでしょうが、ほとんどのものはチョロチョロと流れる水でじゅうぶんにすすぐことができます。水は私たちの命の素ともいえる貴重なものです。いくらでもあると思わずに、大切に使いたいですね。