『インソムニア』 長い夜
『インソムニア』アラスカ・ナイトミュート。24時間太陽が沈まないこの町で、17歳の少女の変死体が発見された。ロス警察のドーマー(アル・パチーノ)が相棒のハップとともに応援に駆けつけ、今までの豊富な経験を駆使し、犯人をおびき出す方法を思いつく。地元警察の若手刑事エリー(ヒラリー・スワンク)は、ドーマーの捜査方法を学べるチャンスと、喜びを隠しきれない。しかし、ドーマーはロスで問題を抱えていた。以前の事件について、内部監査にひっかかっているのだった。パートナーのハップに、監査に協力することを打ち明けられて動転するドーマーは、捜査の際、深い霧に犯人を見失い、誤ってハップを射殺してしまう。自分が射殺した事実を、地元警察に告白しそびれたドーマーは、白夜も手伝って不眠症に陥る。不眠が続いて3日目の早朝、ドーマーの元に、少女殺しの犯人から電話がかかってくる。 眠れないって、ほんとツラいよね~。体は重たくなるし、頭は動かなくなるし。私の場合は、病院で何もしなくてよかったけど、仕事とか行かなきゃいけない人は、ほんとツラいだろうな。しかも24時間日が沈まないって…。体内時計、狂っちゃうよね。あ~まだ明るい、遊べる~♪と思ったら、もう夜の10時かよ!みたいな。人間って「時計」ではなく、やっぱり「太陽の光」によって、時間を認識してるのだろうな。東京に行くと、福岡より1時間日の入りが早いから、「あぁもうこんな夕方!?」って、3時くらいに焦っちゃうし(笑)。でも白夜の国の部屋には、雨戸ぐらいついてるだろ…と思うのですが。と、映画の方は。ドーマーが、なぜそんなに、相棒を殺した罪の意識に苛まれてるのか。やっぱり、内部告発をさせないために、故意に撃ったと疑われるのを恐れて…?でも間違いだったんだからさ。言っちゃえばよかったのに。でも、完全に「間違いだ!」って胸を張って言えない後ろめたさ、心のどこかで、「こいつが死ねば…」という、否定できない思いが、きっとあったんだろう。過去の事件の証拠捏造だって、正義を思ってのことだったんだし。ここが、正義感溢れる人間が故の、苦しみというか。普通の尺度での意見は、「偽造」は、あくまでも悪。でも、真犯人を憎む刑事の意見は、何としてでも有罪にするのが正義。四角四面では収まり切らないことを裁かなければいけない、難しさ。殺そうと思って故意に犯した殺人じゃないという、同じ状況に追い込まれた犯人と刑事。お互いの立場を守るために、別人を犯人に仕立て上げようとする。刑事アクションと、不眠による心理サスペンスを一緒にしなくてもよかったのでは…?と思わなくもないけれど、眠れない苦悩が、ひしひしと伝わってくる映画だったと。でも「インソムニア」と言いながらも、アル・パチーノの眠たそうな顔を見てたら、眠たくなっちゃった映画でした♪★布団に入ったら5秒で寝ちゃうわ!という方は、ココを【参考】 goo映画 インソムニア♪本日のBGM 快眠音楽~午睡映画レビュートラックバック記事:インソムニア@*Hello Nico Worldインソムニア@“worthless smile”インソムニア@日々の欠片インソムニア(2002) -Insomnia-@映画で世界を旅するブログ正義のための嘘、自分のための嘘。@誰にも言えない★そのほか話題のブログはコチラ→