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*モナミ* SMAP・映画・本

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2004.11.28
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カテゴリ:SMAPドラマ

剛が出るから見るかぁ。


という理由で、◆11月04日発売◆海峡を渡るバイオリン ~ディレクターズ エディション~ DVD-BOX『海峡を渡るバイオリン』見てみました。
泣きました。


物語は戦前、日本の占領下に置かれた朝鮮半島の田舎。
薬売りの奏でるバイオリンの音に心奪われた5歳の陳昌鉉少年は、
自宅に下宿した日本人教師、相川(オダギリジョー)からバイオリンを習う。
しかし、その相川も出征することになる。

そして、父親が逝去し、暮らし向きは一気に傾き、昌鉉は14歳で日本に渡る。
苦学の末、教職を目指して大学に入った昌鉉(草なぎ剛)は、
国籍の関係で教師の道を断念。
しかし、またしてもそこでバイオリンに出会い、バイオリン製作の道を歩む。

修業に出た信州で知り合った古道具屋の娘、南伊子(菅野美穂)と結婚するが、
極貧の中、ストラディバリウスを越えるバイオリンを作ろうと、
昼夜を問わず家族も省みず製作に熱中する。



異国の地で、裸一貫から身を起こす…。
それは、想像を絶する苦労の連続だろうな。
ぬるま湯につかった生活をしてる身には、想像すら出来ません。


オダギリジョーの弾く荒城の月で、もうすでに涙腺ゆるゆる。
オモニ(お母さん)と別れるシーンでは、もうたまりませんでした。
正味14歳の、たった一人の息子を手放す母。
それも、遠い日本へ。

「母さんが寂しいなら行かないよ」
「寂しくなんかないよ」

たった一人の幼い息子。
寂しくないはずがない。
でも、息子の将来を思って、寂しさ悲しみに耐える母。

大人になり、すぐにでも韓国へ帰って母に会いたいと言う息子に、
「母の幸せは、君が夢を叶えること」という母。
いつの時代の母も、どの国の母も、母というものは、そういうものなのだろうか…。


やっと日本にやってきて(中学に入るお金すらないのに、
どうやって日本まで来たのかは謎だけど)、
大学まで出たのに、国籍が違うから教師になれない。
相川先生のような教師になりたくて、日本に来たのに…。

国籍が違ったら教師になれないってのは、今もそうなのかな?
ソフトバンクの孫社長も、国籍が違うので教師になれないから、
会社を興したとか言ってたよね。
国籍が違うというだけで、何が違うんだろうね?
教職試験には、ちゃんと通ってるのに。

先日、「日本語力」低下 「留学生以下」お寒い大学生という記事があっったけれど、
「とりあえず大学に入っとくかぁ」って親のすねかじりな日本の学生より、
必死で日本にやって来た外国人留学生の方が、
絶対まじめにちゃんと勉強してると思うんだけど。

教師になるという夢を絶たれた昌鉉は、
子供の頃耳にしたバイオリンの音が忘れられず、
バイオリン作者に弟子入りしようとする。
けれどそこでも、朝鮮人というだけで、弟子入りできない。

国籍が違ったら、能力に違いがあるのかしら?
単なる、偏見だよね。

でもそれは、この当時に限らず、今もそうかも。
最近でこそ、韓国も韓流ブームとかで、近い国になったけれども。
それでも韓国に限らず他の国の人に対して、劣等感にしろ優越感にしろ、
全く偏見がないか?と問われたら、「全然!」とは言い切れないかもしれない。


そして、成功するかどうかも分からない、男の夢というか道楽に、
文句一つ言わず支える妻。
そんな妻、もういないだろうな、今の日本には。
私も、絶対ムリです。
絶対イヤです。

でもそうまでしてもついていこう、支えていこうって思うのは、何なんだろう?
愛?
それとも、この人は絶対成功する!っていう自分の直感を信じてる?

自分自身のことでさえ苦労したくねーって思うのに、
旦那とはいえ他人様のせいであんな苦労、したくないよー。


けれども、そうやってひたむきに、自分の夢を信じて突き進んでいく姿には、
多くの人が共感し、そして救いの手なり暖かい目なりを、
向けてくれるものなのかも。
一生懸命頑張ってれば、誰かしら見ててくれているものなのね。

そして、自分の思い描いていたものを完成させるまでには、
どんな妥協も許さない姿勢。
ミミズを練ったり、赤ん坊のウンチを舐めるまでしろとは言わないけれども、
それくらいの執念が必要なんだろうね、成功するためには。

あ、でも田んぼで鳴いてるの、あれミミズじゃないですから(笑)。(詳細コチラ


でもいくら自分の夢とはいえ、それを何十年も続けていくって、
ほんとすごいことだよね。
自分の才能を信じてるのか、他のことができないバカなのか(失礼)、
分からないけれども。
普通だったら、ほんのちょっと頑張ってもできなかったら、
「あぁやっぱり自分には才能ないんだわーやめたやめた!」
ってなりそうなものを。
まぁそこが、天才と凡人の違いでしょうが。


でもそこまでして理想を追い求め、夢を追い求め、
ついに成功を手にした時の喜びというものは、
なにものにも変えられないものなんだろうなぁ。
それが、頑張ってきた人への、最高のご褒美なんだろう。
凡人には味わうことの出来ない、最高の瞬間。


ひとつのことを、信念を持って続けていれば、いつかは報われる。
でも、ほんとに自分にあってないやこりゃって、
20年も30年も続けた後に気づいちゃったりして(爆)。

やっぱり純な、穢れのない子供時代に、美しいものに触れるということは、
のちのちの人格形成に大きな影響があるのかもしれない。


剛はほんと、いい演技してました。
バイオリンを舐めるシーンでは、ちょっと怖かったけれど。

菅野美穂と田中邦衛も、よかった。
「あなたは何も分かってないわ!」
「君だって僕のつらさを少しも分かってない!」と怒鳴りあうシーン。
普通のドラマで見るような上品な喧嘩じゃなく、
ほんとの怒鳴りあいの演技に、涙が溢れました。


でも剛に40代の役は、やっぱちとまだムリだろ(笑)。
最後のシーン、受賞したことを知らずに死んじゃったかと思ったよ(爆)。

ライブでのバイオリン披露、期待してますわ。


【参考】
 草なぎ「海峡を渡るバイオリン」完成会見

 「海峡を渡るバイオリン」陳 昌鉉(語り) 岡山 徹・鬼塚 忠(聞き書き)


♪本日のBGM
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最終更新日  2005.11.13 13:01:43


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