＊モナミ＊ SMAP･映画･本

『オペラ座の怪人』


19世紀のパリ、オペラ座。
そこに棲む謎の怪人（ジェラルド・パトラー）の仕業とされる怪事件が多発。

それらの事件は、彼が見初めた歌姫クリスティーヌ（エミー・ロッサム）を、
プリマドンナにするために起こされたものだった。

そんなクリスティーヌに惹かれた、幼馴染のラウル（パトリック・ウィルソン）もまた、
事件に巻き込まれていく。


最高に、よかったです！
2時間超える映画は苦手な私ですが、150分という長さを、全く感じませんでした。


ガストン・ルルーの原作、「オペラ座の怪人」も読んだし、
劇団四季のミュージカル「オペラ座の怪人」も見たけれども、
ミュージカルよりもうちょっと深く、
ファントムがなぜオペラ座に棲むことになったかとか、
そうところなども掘り下げてあるので、より感情移入して見ることができました。

でもほとんど、ミュージカル版と同じ。
ミュージカルが、正面からの生の迫力を味わえるとしたら、
映画は、前後左右、上からも下からも、そして過去、未来も見せてくれる、
といった感じ。

でもミュージカル映画なので、そういうのが苦手な人にはお薦めしません。
私も、こんな全編ミュージカルだとは、思ってませんでした。
台詞が、歌です。
いきなり、歌い出します。

オープニングも、ミュージカルと全く同じ。
シャンデリアが、ジャジャジャジャジャ～ン！って上っていくとことか。
その辺からもう、鳥肌立ちっぱなし。

これ、一人で見てたら、多分ボロ泣きしてます。
友人と一緒だったので、こらえましたが。
はい、見栄っ張りです（笑）。


なんと言っても、主役2人の歌唱力が、圧倒。
クリスティーヌ役のエミー・ロッサムなんて、まだ19歳だよ！
びつくりです。

そしてファントム、めっちゃかっこいいです。
恋しちゃいましたよ、ファントムに。
顔、半分しか見えてないけれど（笑）。

黒いマントを羽織った正装なファントムもかっこよかったけれど、
シャツの前ボタンを外して、胸をはだけたファントムにクラクラ♪

まぁそんなファントムが、愛しのブラック・ジャックに見えたり見えなかったり、
ゾロに見えたり見えなかったりしましたが（笑）。


やっぱりファントムが、切なかったです。
まぁ平たく言っちゃえば、愛を知らない醜男が、美女に勝手に恋して拉致って、
「お前は私のものだ～！」なんていう、冷静に考えたら、
ちょっとアブナイ系なんだけども（爆）。

それでも、その醜さゆえに、母の愛すら知らず、隠れて暮らすしかない怪人の、
悲しみというか、苦悩というか、をひしひしと感じました。

醜いからこそ、美しいものに憧れ、芸術作品を生み出し、
美しいクリスティーヌにも惹かれた怪人の、悲しい恋のお話…。


でもね。
四季の時も思ったけれど、ラスト。

本当に愛するということはどういうことかを知ったファントムが、
苦しみに耐えつつも、愛するクリスティーヌのために2人を解放したのに、
そんなファントムの前で、2人が手に手を取って愛の歌を歌うシーンがね。。。

ファントムの見えないところでイチャイチャしろよ！
ファントムがかわいそうだろうが！と（怒）。

2人が去った後、一人寂しく♪マスカレード　を口ずさむファントム。。。
たまりません（涙）。


見終わった後、友人と、自分だったらファントムとラウルと、どっち選ぶ？ってな、
芸術を鑑賞した後だってのに、下世話な話をしてたんですが。

ラウルは、若くてカッコイイし子爵、
ファントムは、醜いけれど、才能がある。

2人とも、「子爵も金持ちだけども、才能はお金になるしね～」ということで、
ファントムに決定しました（爆）。

私の周りには、そういう友しかいないのか…。


しばらく、頭から♪ジャジャジャジャジャ～ン　が離れそうにありません。
車のCMにも、過剰反応（笑）。

私があまりに絶賛するので、夜はサッカーを見ると言っていた母妹も、
レイトに行って、感激して帰って来ました。
母娘3人で、「ジャジャジャジャジャ～ン！」してます（笑）。


久しぶりに、「いい映画観たな～」と思った映画でした♪


【参考】
　『オペラ座の怪人』公式HP
　goo映画特集　オペラ座の怪人
　Yahoo！映画特集　オペラ座の怪人
　『オペラ座の怪人』独占インタビュー
　by　アンドリュー・ロイド=ウェバー、ジョエル・シュマッカー
　劇団四季　ミュージカル　オペラ座の怪人

　オリジナル・サウンドトラック　映画「オペラ座の怪人」

　劇団四季ミュージカル「オペラ座の怪人」ロングラン・キャスト


♪本日のBGM
　　　　　
The PHANTOM of the OPERA

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