音楽に合わせ、ノリノリでそろばんをはじく、TOMのマスター。
その傍らで新聞を読んでいるブラック・ジャック、
チラリと新聞の影から何を見てるのかと思いきや、
ピノコスペシャルパフェを平らげるピノコが心配らしい。
そんなやかましいTOMで宿題をしているシャラク、
今日は制服じゃないのか(笑)。
「そろばんは脳の働きもよくなるんだ」と言うマスターと、
「そろばんやると頭よくなゆの?ピノコもやゆ~!」というやりとりに、
何かを思い出すブラック・ジャック。
生まれつき指のない少年に、指をつけて欲しい、という依頼人。
それくらいなら、私じゃなくても、と言うブラック・ジャックに、
そろばんをはじけるくらいの指をつけられるのは、先生しかいない、と言う。
今までは指ではなく、体のある部分を使ってそろばんをはじいていたのだ。
その素晴らしい技を見たブラック・ジャック、
「それだけのことができて、指が必要なのかい?」
「僕がこうやってそろばんをやると、みんな笑うんだもの」
「笑うヤツには笑い返してやればいいだろう」
原作ではサリドマイド児で腕がない少年だったのが、
アニメでは指欠損症。
つい最近、『不思議の薬』という、サリドマイド被害者の本を読んだけれど、
確かにもう、サリドマイド児なんて言われたって、
イマドキの子たちは、分からないだろうなぁ。。。
少年はマントを羽織り、腕のない様子は見えない。
別に見せても、というか、シャツの腕がダランとなってる状態も、
見せちゃいけないのか?
そこは隠すべきところじゃないと、思うんだが…。
ってそうか、腕がないんじゃなくて、指がないのか。
治療費のため一千万を貯めていたという父親に、
「足りないな。三千万だ」と言い放つブラック・ジャック。
すると、「私も貯金一千万あります!」と、先生。
すげぇそんなに貯金があるなんて、教師って儲かるのか?(違)
というか微妙にこの父親と先生、ラブモードになってたのが気になったのですが…。
それでも一千万足りず、「僕がそろばんで日本一になって払います!」
と言う少年に、「私が指を治したら、日本一を目指すんだな?」と言う黒男。
うなずく少年。
「手術してからのリハビリもきついぞ?」
「僕、頑張ります!」
それを聞き、手術を引き受ける。
そろばんの音は父ちゃんの声だと、
そろばんと一緒に手術室に入る少年。
無事手術は終わったが、リハビリがつらいと、
そろばんを落として壊してしまう。
「ブラック・ジャック先生だって、ほんとのつらさなんて分かってないんだ!」
という少年の台詞に、黒男少年が出てくるかと、
ちょっと期待したのはきっと私だけ(笑)。
壊れたそろばんを、直す父親を見て、「もう直らないよ!僕の手と同じだ!」
しかし翌日、そろばんは直っていた。
その直ったそろばんを持ち、再びそろばんを始める少年。
そして、全国そろばんコンクールにまで出場できるようになった。
その様子を見に来たブラック・ジャックだが、順調に勝ち進んでいく少年を見て、
「優勝は難しいだろう。おそらく、決勝戦で指は動かなくなる」と。
長時間の動きには、まだ耐えられないのだ。
ブラック・ジャックの言葉どおり、決勝戦で指の動かなくなる少年。
うつむく少年だが、決心したかのように、続ける。
…と、どよめく会場。
なんと少年は、舌でそろばんをはじき出した…!
「みんなに笑われるから」と、舌でそろばんをはじくことを嫌がっていた少年だが、
ブラック・ジャックとの約束を果たしたのだ。
舌で珠をはじいてはいけないという規定はない、という審査員の言葉で、
試合は続行。
うぅ、不覚にも鼻の奥がツーンとしてしまいました…(涙)。
と、ピノコの言葉で我に返るブラック・ジャック。
「マスターにそろばん教えてもらったわのよ」というピノコに、
「それじゃぁそろばんコンクールに出るには、100年かかるな」
全国そろばんコンクールなんてあるのか?と思ったら、
ほんとにありました。
全国そろばんコンクール
しかし、なぜTOMの壁に、少年の写真が飾ってあるんだ…?
この少年もまたご近所さんかよ!
カルテNG、いつもはふーんって感じなのですが、
今日は笑った!
だってピノコのみならず、ブラック・ジャックが、
そろばんに乗ってすーって滑ってきたんですよ!
それこそ、ちびっこがマネしたらどうすんだよ!?
芸能・野球ランキング、お陰さまでランクUP!
今日は何位でしょう…?
【参考】
ブラック・ジャック-日テレ公式HP
ブラック・ジャック オリジナルサウンドトラック
◆ブラック・ジャックのコミックス・アニメDVDは→
BJ |