『イーストウィックの魔女たち』　女は魔物…

2005.05.26

カテゴリ：映画

『イーストウィックの魔女たち』

ニューイングランドの田舎町、イーストウィック。
セクシーさと美貌を持ち合わせながらも、なぜか男運の悪い、
3人の美女（シェール、ミシェル・ファイファー、スーザン・サランドン）。

ある日、人間のふりをしたダンディな悪魔（ジャック・ニコルソン）が現れる。
世にも奇妙な四角関係の始まり。

かっこよくもなく、言うこともストレートな、エロオヤジ。
なのに、3人の女性たちは、なぜか彼に夢中になってしまう。

イマイチ、ジャック・ニコルソンの魅力が分からない私は、
まだまだか…。
ショーン・コネリーあたりはまぁ、セクシーだな、と思うけど。
ってタイプ違うって？

それぞれ口説かれた3人の美女と、奇妙な4人の共同生活が始まるけれど、
新聞編集長の奥さんが、おかしなことに気づく。

彼女が騒ぎ立てたせいでスキャンダルになるが、
「いなくなればいいのに！」と3人が願うと、
彼女は、旦那に殺されてしまう。

あんなに余裕しゃくしゃくだったジャックが、
プレゼントを持って必死に女たちを訪ねるけれど、
何かおかしいと気づいた女たちは、会ってくれない。

広間を覆いつくすピンクの風船の中で戯れたり、
プールにぷかぷか浮かびながら、フルーツをつまんだり、
うっとりするようなロマンチックなシーンとは一転して、
女たちに恐ろしい幻想を見せるジャックもすごいけど、
蝋人形を使っての女たちの逆襲も、ハンパじゃない。

そして、本当の姿を現したジャックは、
蝋もろとも溶けて消えてしまった。

後に残るは、楽しそうに暮らす、女たちと子供たち。

教会でジャックが、「女は天災のようなもの」と言った通り、
やっぱり女は強い！と思った映画でした。

博多座で、陣内孝則主演で、ミュージカル『イーストウィックの魔女たち』
が始まるけれど、この映画を舞台でどう表現するのか、
ちょっと興味あるかも…。