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2006.01.14
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カテゴリ:

金閣寺改版『金閣寺』 著:三島由紀夫


難しかった…。
文体が古いせいも、もちろんあるけれど、
なんていうか、こういう文学作品っての?
難しいねぇ。

「これは一体、どういう意味なのだろう?
何を言わんとしてるのだろう?」と思い至る以前に、
難しい表現を表面的に理解するだけで、精一杯。

しかも、この時代の悩める青少年の、
鬱々とした感情だとか、思想だとかに入り込む方が、
土台ムリというもので。

それでもまぁ、金閣寺に火を放とうと思い立ち、
それに向かって計画を立て始めた頃から、
ページをめくる手が、早くなったけれど。


悩み多き年頃の青少年というものは、
色んな難しいことを難しく考えるもの、
なのだろうけれど、今の時代でも、
こんなに悩める青少年って、いるんだろうか?

悩む前に、「むしゃくしゃしたから」と、
さっさと火をつけてしまいそうだ。


幼い頃、田舎の貧しい住職であった父から、
その美しさを聞かされた金閣寺。

吃りで、人と上手くコミュニケーションが取れない青年は、
内に内にこもるうちに、金閣寺への幻想を膨らませ、
そしてそれが次第に、金閣寺の破壊へと向かう、
その歪んだ心情。

美しいと思い憧れ、恋焦がれたものを壊したいという衝動。
自分の中で、完全で完璧なもののままで残したい、
という感情は、分からなくもないけれど。


衝動に突き動かされた青年の、
単なる犯罪者の物語にならなかったのは、
鬼才三島由紀夫の内を見るような気がするからか。


修学旅行で京都に行ったけれど、ちょうどその時期、
改修工事中でその姿を拝めなかった、金閣寺。

青年は一体、金閣寺の何に取り付かれたのだろう、と、
一度じっくりとその姿を眺めたいと思った、一冊でした。



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よろしくお願いします♪


【参考】
◆その他、三島由紀夫の著書は→ 楽天ブックス


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最終更新日  2006.01.14 15:48:13


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