*モナミ* SMAP・映画・本
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『コンセント』 著:田口ランディ 会社でのランチ中に読み始めたことを、 ものすごく後悔しました。 だっていきなり腐乱死体に、死臭のお話だもん。 食欲なくなるっつうの。 兄が死んだとの連絡を受け、 兄が最後に住んでいたアパートに駆けつけた、ユキ。 兄の死体はすでに運び出されていたが、 そこには、すさまじい死臭と、そして、 コンセントが差し込まれたままの掃除機が、 残されていた。 テーマがイマイチよく分からなかったというか、 結局言いたいことは何だったのだろう? という、読後感のモヤモヤは、 決して気持ち悪さのせいだけではないと。 夢オチではないけれど、オカルトオチ、とでもいうのか。 前半があまりにリアルすぎたので (死体の描写や、死臭や、性描写とか)、余計に、 後半の神がかり的な部分が、浮いていたような気が。 結局は、シャーマンだったんだ、という、 非現実、超常現象的な結末に、え?という違和感。 自分も兄と同じく、「コンセント体質」だと気づいた彼女は、 兄のように、コンセントからプラグを引き抜くことによって、 自らを守るのではなく、プラグを進んで受け入れる、 コンセントととしての人生を、送る。 心的倒錯、性的倒錯、エロスとトランスとトリップと。 スピード感溢れる文章に引き込まれはするけれど、 いかんせん、気持ち悪さが先にたって、 体調の良くない時に読むのはお薦めできない、 一冊でした。
【参考】 『コンセント』 ◆その他、田口ランディの著書は→
メイキング・オブ・マッドマックス 怒り… 2015.07.24
『家族の言い訳』 著:森浩美 2015.02.07
『あなたに褒められたくて』 著:高倉健 2015.02.05
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