*モナミ* SMAP・映画・本
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『アマデウス』 1823年冬、ウィーンの精神病院で、 一人の老人が、意外な告白を始める。 「モーツァルトを殺したのは私だ」と…。 かつて、宮廷音楽家として栄光の絶頂にいた、 サリエリ(F・マーレイ・エイブラハム)。 その前に現れた、一人の小柄で野卑な若者、 モーツァルト(トム・ハルス)が、彼のプライドを引き裂いていく。 皇帝に召抱えられ、次第に頭角を現していく彼に、 サリエリは憎悪を募らせていく。 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。 生誕250年の今年、ちょっとしたモーツァルトブーム? ですが。 貧困と絶望の中で死んだ、というのが定説らしいけど、 最近になって、実は裕福だったのでは?という、 新たな説が浮上したとのニュースを、 どこかで読んだ覚えが。 才能ある人間が、賞賛の中で死んでいくのは、 つまらない。 だから人は、色んなあることないこと言い立てて、 聖人を世俗にまみれさすのかもしれない。 サリエルの、嫉妬と同じように。 中世というか、この時代の映画って、いいねぇ。 色彩が、美しい。 服装もお屋敷も、ゴージャスで、 それを見てるだけで、わくわくする。 豪華なレースにフリルにドレープに羽に、 高く高く結い上げた、髪。 無駄で無意味で不必要なものたちだけど、 その無駄さが、多くの天才たちを生む土壌に、 なったのかもしれない。 努力の人サリエリと、天才モーツァルト。 凡人がどんなに努力しても、天才には適わない。 けれど、天才には天才なりの、苦悩があり。 皇帝の、「音が多すぎる」との言葉やら、 長丁場でのオペラは退屈してしまう、というのも、 天才ゆえの葛藤を現しているのだろう。 自分の書きたい音楽を、自分の思うように演じたいのに、 パトロンの言う通りのものにしなければならない。 天才といえども、生活していくには、 金が要るのだから。 すらすらと、譜面に音符を描いていく、モーツァルト。 彼の頭の中には、美しい旋律が、 常に流れていたのだろうか。 後世にまで愛される曲の数々が。 もし、彼がもう少し長生きしていたら、 どんな曲を、生み出したのだろう。。。 モーツァルトの才能を一番身近で、 まざまざと見せ付けられていたサリエルこそ、 その思いは、強かったはず。 人は死して名を残す。 彼は死して名曲を残した。 モーツァルトの遺体がどこに埋葬されているか、 誰も正確には知らずとも、彼の曲を知らない人は、 いない。 モーツァルト作「春への憧れ」でも聴きながら、 春の宵をモーツァルトに耽りたい、と思った映画でした♪
【参考】 goo映画 『アマデウス』 ♪本日のBGM
『パッセンジャー』 Passengers 2017.04.01
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.30
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』… 2015.08.29
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