*モナミ* SMAP・映画・本

2006/04/09(日)20:47

『ビタミンF』 重松清

本(969)

『ビタミンF』 著:重松清 FatherがFamilyを守るためFightして、 時にはFragileだけどFortuneを信じるFiction。 一見普通の、平凡そうな家庭。 30代後半という、若くもなく、枯れたとも言い切れない、 中途半端な年齢の、父親たち。 難しい年頃の子供たちを抱えてはいるが、 世間を騒がす事件を尻目に、 「ウチは幸せだー」なんて、 知らないのは自分だけだったり。 「こんな時父親は、こうあるべき」なんて、 型どおりの父親を演じようとするけれど、 子供の頃、そんな大人が嫌いだったんだよな…と、 悩める父親たち。 「家族のため」に働いてきたのに、 気づいたら、家族に置いてけぼり。 父親とは、なんて孤独な生き物なのか。 子供の頃、スーパーマンでヒーローだった父親が、 大したことないな、と思い始めたのは、いつだろう。 そして、父親も結構弱いんだ、と思い始めたのは、 いつだろう…。 そして、父親って寂しいな、と思い始めたのは、 いつだろう…。 読んだあと、ほんのちょっと、 お父さんに優しくしてやってもいいかな…、 なんて思った、一冊でした。 ランキングも よろしくお願いします♪ 【参考】 ◆その他、重松清の著書は→  ♪本日のBGM 読書感想 ★そのほか話題の記事はコチラ→   

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