*モナミ* SMAP・映画・本
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『卒業』 著:重松清 学校を「卒業」するのではなく、 家族も持ち、仕事もそれなりの、 「いい大人になった」男たちが、 過去の記憶や、思い出から卒業していくお話。 「卒業」って、いい言葉だよね。 「捨てる」のでもなく、「忘れる」のでもなく、 「逃げる」のでもなく、「卒業」する。 あーまたオヤジの話かよーと思いつつ、 お約束どおり、また号泣(笑)。 あたしゃオヤジじゃないんだ! オヤジに同化してどうする! と、ボケ突っ込みでもしないと、大泣きしてしまいそうなほど、 泣けた。 死にゆく母、死にゆく父、自殺した友、 死んだ母と継母。 どの話も、「家族の死」が絡んでくるのだけれど、 やはり「死」というものは、一つの区切りであり、 それを目の前にして、人の心はむき出しになり、 素直にさせられるものなのだろうか。 子供の頃は分からなかった親の気持ちが、 自分が親になり分かり、自分が子供の頃、 親に対して思っていたことは、親になると忘れてしまう。 隔たれた家族、それらが、一人の人の「死」を目の前にして、 ゆっくりと融け合い、「家族」の形を、描き出す。 幸いにも?誰の親にもなったこともなく、 親を看取ったことも、まだないけれど、 それでも、重松氏の描く「家族のあり方」には、 毎回心打たれる。 しかし重松氏の、父親や家族を題材とした作品を、 何冊か読んでいるけれど、読むたびに、 家族を持つのがますます怖くなってしまうのが、 正直な気持ち(笑)。 「立派だ」とはいえないまでも、一生懸命で、 間違ったことをしてないような親なのに、 どこかに不満があったり、不安があったり。 悩んでぶつかって、ボロボロになってバラバラになりそうで、 世の中の本物のお父さん、お母さんたちも、 こんなに大変なのかなぁ、と、できればしたくない、 と逃げ腰(笑)。 「それでも家族っていいモンだ」と思える人がきっと、 家族を持てるんだろうなぁ。 私はやっぱやめといた方がいいな(笑)、 と改めて思った、一冊でした。
【参考】 『あおげば尊し』 ◆その他、重松清の著書は→ ♪本日のBGM
♪本日のBGM
メイキング・オブ・マッドマックス 怒り… 2015.07.24
『家族の言い訳』 著:森浩美 2015.02.07
『あなたに褒められたくて』 著:高倉健 2015.02.05
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