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『モーターサイクル南米旅行日記』
著：エルネスト・チェ・ゲバラ


映画、『モーターサイクル・ダイアリーズ』を観て、
チェ・ゲバラに興味を持ち、読んでみました。

というか、顔が好みだったので、
興味持ったんだけど（単純）。


先に映画を観たので、この日記に描かれている、
美しくも厳しい風景、そして若い2人の、
無謀かつ生き生きとした姿が、浮かんできました。

日記として書かれたものなので
（もちろん後の加筆訂正もあるけれど）、
人に読ませることを前提としてないのだが、
その分より一層、このゲバラという青年が、
この旅で何を見て、何を感じていたか、
その瞬間を、リアルに感じることができる。


24歳の青年が、オンボロのバイクに乗って、
行き当たりばったりの旅に出る。

喘息持ちということを感じさせないほどに、
陽気でアクティブな青年、ゲバラ。

バイクはすぐに壊れ、その後は、
笑顔と口八丁（笑）で、ヒッチハイクと、
心優しい人々の差し出してくれる食事と宿で、
旅を続ける2人。


古い文明と新しい文化の交じり合う南米各所を訪れ、
そこに暮らす人々に出会ったことが、
後の彼に、どんな影響を与えたのか…。

革命家の片鱗は、まだはっきりとは見られないけれど、
人種が違うせいで、貧しく虐げられている人々や、
十分な治療を受けられない病気の人々と生活を共にしたことが、
その後の彼の進むべき道を決めたのは、確かだろう。


こちらも近々読む予定↓

『チェ・ゲバラ　ふたたび旅へ』



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